2月23~25日の連休中、23日(金)には、休業中のジャズ喫茶「M-Gate」で開かれた試聴会へ出かけ、翌24日(土)には、群響の定期演奏会の前に、前橋市に行って、ジャズ喫茶「木馬」に寄ってきました。
レコードのコレクションが多く、マスターがジャズに詳しいジャズ喫茶の閉店が、全国的に進みつつあります。いつまでもあると思うな『ジャズ喫茶』で、ジャズ喫茶巡りに、少し力を入れたい。
(M-Gate)
住所:長野県北安曇郡松川村
営業は行っていません。
M-Gate外観。北側の壁に『M gate』とロゴが入っています。休業中ですが、本日は、元常連による集まり(試聴会)が開催されました。
JBLのエベレストは健在。現在は、月に1回ほどしか鳴らしませんが、それでも結構素晴らしい音です。
レコード棚。マスターの池原さんが、お亡くなりになる前に処分したレコードも多いようですが、オリジナル盤中心にまだたくさんあります。
僕が持参したレッド・ガーランド「When There Are Grey Skies」(Prestige 再発盤)を、トップでかけてもらいました。スイング感たっぷりとした再生ぶりです。
チック・コリア「Piano Improvisations vol.1」がかかりました。どなたか持参されました。
フィリー・ジョー・ジョーンズ「Big Band Sounds」。これは、別の常連さんが持ってきたもの。
世話役で、オーディオ機器を操作している元常連のIさんが持参したエフゲニー・ムラヴィンスキー指揮の「チャイコフスキー交響曲第4番」がかかりました。クラシックのオリジナル盤です。
奥様が珈琲とシフォンケーキを出してくれました。珈琲は、営業時と同じ味わいです。
二杯目の珈琲と、元常連の一人がもってきてくれた桜餅をいただきました。2月は、たまたま祝日に試聴会が開催されたので、僕も参加できました。通常は、平日の開催です。楽しい一時でした。
【木馬】
住所:群馬県前橋市下小出町2-1-12
電話:027-231-6520
ホームページ:木馬 - 中央前橋/喫茶店 | 食べログ (tabelog.com)
外観。昨年末に訪れているので、2ヶ月ぶりでした。
ドア。上の方に「MOKUBA」のロゴが掲示されています。
店内。アルテックのスピーカーは健在。実は、音が前よりタイトでいい音に聴こえます。真空管を取り替えるなど、アンプ類のメンテナンスを最近行ったそうです。
入ってすぐ右手にある4人掛けのテーブル。
オーディオ機器など
アニタ・オデイの「An Evening With Anita O'day」(Verve)が展示してありました。向かって右側が、オリジナル盤、左側が日本盤で、いかに日本盤のジャケットが良くないかの見本です。もっとも、日本盤にはアニタ・オデイのサインをもらってあるので、手放せないそうです。
オスカー・ピーターソンを彫刻してあるカナダのコイン。カナダ出身のオスカー・ピーターソンは、地元で尊敬されている名士のようです。
以下、聴いたアルバムです。
オスカー・ピーターソン「Freedom Song」。1982年の日本公演を録音したもの。木馬の根岸マスターは、この公演を実際に聴いているそうです。また、オスカー・ピーターソンの前橋公演を5~6回開催しています。
オスカー・ピーターソン「If You Could See Me Now」(Pablo)。曲目が良いので、このアルバムは入手したい。
アル・ヒブラー(vo)「Early One Morning」(LMI)。1964年の録音で、バックはローランド・ハナ(p)トリオ。これは素晴らしいヴォーカルアルバム。僕は初めて聴きました。
コーヒーを注文。
二杯目はレモンティーにしました。お茶うけを出していただきました。
札幌へ行った人がいて、そのお土産のクッキー「札幌農学校」が良かった。来月あたりまた寄りたい。
今回、木馬では、オスカー・ピーターソン(p)が話題になりましたが、彼のドキュメンタリー映画が近く上映されます。長野県でも上田映劇で3月8日から上映予定なので、観に行くつもりです。
オスカー・ピーターソンのコインは、ドキュメンタリー映画で紹介されていましたが、お持ちの方がいらっしゃるのですね。オスカー像より輝いています。
アル・ヒブラーは好きなシンガーです。「アンチェインド・メロディ」を初めて歌ってヒットさせた人です。
>いつまでもあると思うな『ジャズ喫茶』
本当にそうですね。
札幌は早いですね。既に、オスカー・ピーターソンの映画をご覧になっているとは、羨ましいです。まあ、それでも近くで上映されるので、ありがたいです。
前橋の木馬は、数々のジャズコンサートを主催(特に外国からのミュージシャンの公演引き受け)していて、マスターからそれらの話を伺うのも楽しく、長野からだと若干遠いのですが、出かけていきます。
映画に「ピーターソンのコイン」が登場する場面があるのですね。それは、注目しなければ。アル・ヒブラーのレコードには驚きました。こんなのを、さりげなくかけてくれるジャズ喫茶は、日本中探しても、そうないかもしれません。デュークさんが、ご存じなのはさすがです。
ジャズ喫茶関連の記事をご覧いただき、コメントもありがとうございます。