昨日26日(土)は、松本市の「はしら」でランチをいただいた後、同市内で行われた宴会2つに参加。懐かしい人とも会い、飲み過ぎました。お酒は軽くが良いです。「Night Cap」(寝酒)というタイトル。
MICHEL SARDABY (ミシェル・サルダビー)
NIGHT CAP (DEBS 1970年録音)
ミシェル・サルダビー(1935年生)を知ったのは、吉祥寺のジャズ喫茶「メグ」の店主だった寺島靖国さんの著書「辛口ジャズノート」に紹介されていたからでした。聴いてみたいと思い、単身赴任中の東京でこのアルバムのCDを購入し、サルダビーのファンの一人となり、だいたいのアルバムは集めました。
メンバーは、ミシェル・サルダビー(p)、パーシー・ヒース(b)、コニー・ケイ(ds)。ヒースとケイは、MJQのメンバーですが、録音当時、パリに滞在していました。
曲目は次のとおり。
1 Traveling On (Michel Sardaby)
2 Night Cap (Michel Sardaby)
3 I'm Free Again (Michel Sardaby)
4 Maya (Michel Sardaby)
5 Nile Voyage (Michel Sardaby)
6 Satin Doll (Duke Ellington)
サルダビーの自作が5曲と、エリントンの名曲「Satin Doll」という選曲。サルダビーの曲は、抒情を帯び、同じようなテンポの曲が多いので、似たような感じを受けるかもしれません。
タイトルの「Night Cap」は、直訳すると寝酒です。就寝前の一時をリラックスして過ごすのに相応しい音楽が収録されています。サルダビー(p)は、力強く煌びやかなタッチでフレーズをつづり、パーシー・ヒース(b)、コニー・ケイ(ds)のサポートが強力で、「Nile Voyage」や「Satin Doll」では、トリオがよくスイングしています。スローテンポの「I'm Free Again」は、抒情的で、サルダビーの曲作りのうまさが印象に残り、タイトル曲の「Night Cap」は、テンポアップする部分もあって、なかなかスリリング。
(参考)本作から「I'm Free Again」が聴けます。
(安曇野市宅で聴いているところ)
飾ってあるレコードは、いずれもミシェル・サルダビーのリーダー作で、右から「In New York」(debs オリジナル盤)、本作、「Con Alma」(Mantra 日本盤)、「Blue Sunset」(debs オリジナル盤)。
【食事珈房 はしら (柱)】
住所:長野県松本市岡田松岡116−3
電話:0263-46-4272
ホームページ:はしら Top (syokujikobo-hashira.com)
こちらは、もう40~50年くらいは営業されている喫茶店です。長い間、経営が継続されてきているのは、松本市民に愛されているからでしょう。
看板
入口
店内
カウンター席に腰かけました。
本日のランチ。メインはヒレカツです。ご飯は少なめにしてもらいました。
ヒレカツ。柔らかくて、パサついていない、とても美味しいカツでした。もしかしたら、とんかつの専門店よりも美味しい。
味噌汁。油揚げ、ワカメ、刻んだネギが入っていました。
小鉢は、ナスの煮びたし。
漬物もナスです。茄子が美味しい。
ブレンドコーヒー。少しフレンチ寄りの濃い目のコーヒーでした。充実した喫茶店ランチで、満足。
同様に寺島氏の著作で、サルダービーを知りましたが、このレコードには巡り合うことができません。
MJQの二人と演っているのですね。嗚呼、聴きたいです。
寺島さんの「辛口ジャズノート」は、当時新鮮で面白く、参考にもなりました。
サルダビーのdebsレーベルのものは、国内盤でもCDやレコードが出たので、どちらかで入手されることは可能だと思います。
昨今の中古レコードは値上がりが著しいですね。もう少し安いとありがたいのですが。コメントありがとうございます。