安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

クリス・コナー CHRIS CRAFT

2016-10-19 20:41:49 | ヴォーカル(A~D)

10月15日(土)に白馬村から唐松岳へ登りました。登山の後は温泉に浸かり、そのまま帰ろうと思ったのですが、一緒に行った二人ともお腹が空いていたので、通りを走っていて見つけた、トンカツを食べさせてくれる「ちとせ」というお店によりました。そのお店の駐車場から東の空に見える月が、日の短い秋の季節を強烈に感じさせました。「ヴァ―モンドの月」が収録されているアルバム。

CHRIS CONNOR (クリス・コナー)
CHRIS CRAFT (ATLANTIC 1958年録音)

   

「Moonlight in Vermont」(ヴァ―モントの月)は、1944年に作られ、マーガレット・ホワイティングが録音してヒットし、その後多くの歌手が取り上げています。ヴァ―モント州の美しい風景を称えた詞とペーソスを湛えたメロディの曲で、歌詞には、「すずかけの木」、「スキー」、「雪あかり」、「ひばり」などが出てきて、白馬村にも似合いそうな歌です。

メンバーは、クリス・コナー(vo)、伴奏は、編成により3つのグループが担当し、 ボビー・ジャスパー (fl)、アル・エプスタイン(English Horn,b-cl)、 スタン・フリー (p)、 マンデル・ロウ (g)、 パーシー・ヒース (b)、ジョージ・デュヴィヴィエ (b)、 エド・ショウネシー (ds)が参加しています。 編曲は、すべてスタン・フリーが行っています。

曲は、スタンダード中心です。「Moonlight in Vermont」(ヴァ―モントの月)、「Blow, Gabriel, Blow」(吹け、ガブリエル)、「Here Lies Love」、「Be A Clown」、「Good For Nothin'」、「On The First Warm Day」、「Chinatown My Chainatown」(私のチャイナタウン)、「One Love Affair」、「The Night We Called It A Day」、「Johnny One Note」、「Lover Man」、「Be My All」の全12曲。バート・ハワードの曲が3曲入っています。

クリス・コナーのアルバム中、最も好きなものです。バラードからアップテンポまで、曲目が変化に富み、収録の順番もよくて、知らぬ間に聴き終えています。彼女の歌は表情豊かで、それに絡むマンデル・ロウ(g)やボビー・ジャスパー(fl)の伴奏も素晴らしい。スロー・テンポでしみじみとして、情景が浮かんできそうな「Moonlight in Vermont」、一転して、豪快にスイングする「Blow, Gabriel, Blow」、失恋を切々と歌う「Here Lies Love」、急速調でスタートし、テンポが変化する「Be A Clown」など、すべての歌が、まさに「Chris Craft」(クリスの芸)。

【白馬村から見えた月(2016年10月15日)】

上の2枚は、お店に入る前の17時40分頃、下の2枚は食事をしてお店から出てきた18時30分頃に撮影したものです。空の明るさが違います。

   

   

   

   


岩菅山 (2,295m 長野県下高井郡山ノ内町)(2)

2016-10-18 21:15:26 | 登山・ハイキング

岩菅山登山の続きです。行程を再度記します。

(登 山)

高天ヶ原サマーリフト9:00~終点9:08~東館山山頂駅9:20ー25~寺子屋スゲレンデ岩菅山登山口9:53~寺子屋山山頂10:03~赤石山分岐10:19ー24~ノッキリ12:00ー12:10(休憩)~岩菅山山頂12:42ー13:24(昼食休憩)

岩菅山山頂発13:25~ノッキリ13:57ー14:00~一ノ瀬、高天ヶ原分岐15:02~一ノ瀬(聖平の上)登山口15:35

【岩菅山山頂~ノッキリ~一ノ瀬、高天ヶ原分岐~一ノ瀬(聖平の上)登山口)】

   

山頂から下り始めたところ。見えているのは登山道だけです。

   

梯子のところです。前がSさん、後ろが僕です。

   

ノッキリの道標。あらいた沢方面へ下ります。

   

概ね歩きやすい道ですが、こちらの登山道には木の階段がたくさん設置されています。歩きやすいものの段数が半端ではありませんでした。

   

岩菅山中間点という道標がありました。

   

天候が怪しくなってきて、少し雨が降っていました。幸い、雨具を使うほどではありません。気持ち、歩くスピードを速くしました。

   

   

途中で沢を渡ります。

   

水量は多めでした。

   

こちらの登山道は、水路や沢に沿っている部分が多いです。

   

なんとなく紅葉らしい景色です。

   

一ノ瀬登山口方面を示した道標。

   

   

木製の階段を下りてきたところ。雨にけぶっていますが、紅葉を見ることができました。

   

岩菅山登山口(一ノ瀬聖平の上)に到着。ここから車で高天ヶ原まで戻り、登山靴から普通の靴に履きかえて、湯田中駅前の温泉に向かいました。今回も、Sさん、Aさんにお世話になりました。

【楓の湯】

本日の温泉は、高天ヶ原から下り、長野電鉄湯田中駅前の「楓の湯」です。駅の横なので、鉄道ファンに歓迎されそうな温泉です。

住所:長野県下高井郡山ノ内町大字平穏3227番地1
電話:0269-33-2133
ホームページ:楓の湯

   

   

休憩室の部屋などから、向かいの長野電鉄湯田中駅のホームや電車が見えます。

   

外には足湯があり、人気があります。


岩菅山 (2,295m 長野県下高井郡山ノ内町)(1)

2016-10-17 20:47:42 | 登山・ハイキング

志賀高原の紅葉を見ようと計画をしていた岩菅山登山ですが、雨が続いていたため延期し、ようやく10月10日に行くことができました。今回は、Sさん、Aさんと一緒で、お二人の車で行って、一台を一ノ瀬登山口に停め、もう一台に3人で乗って高天ヶ原スキー場までもどり、サマーリフトを使いました。

往路は、高天ヶ原から山頂へ、復路はノッキリから一ノ瀬(聖平の上)へ下るルートをとりました。山頂では、ガスが出て、眺望はききませんでした。紅葉は下の方では見ることができましたが、山頂近くは終わっているか、葉っぱが風で吹き飛ばされている印象でした。ぬかるみはありましたが、足に優しい道で楽しく歩くことができました。

【行 程】

(登山口まで)

長野市自宅7:30~一ノ瀬(聖平の上)登山口(1台駐車)~高天ヶ原バス停(1台駐車)8:50

(登 山)

高天ヶ原サマーリフト9:00~終点9:08~東館山山頂駅9:20ー25~寺子屋ゲレンデ岩菅山登山口9:53~寺子屋山山頂10:03~赤石山分岐10:19ー24~ノッキリ12:00ー12:10(休憩)~岩菅山山頂12:42ー13:24(昼食休憩)

岩菅山山頂発13:25~ノッキリ13:57ー14:00~一ノ瀬、高天ヶ原分岐15:02~一ノ瀬(聖平の上)登山口15:35

(歩行時間 上り3時間15分 下り2時間5分 計5時間20分)

(温 泉)

楓の湯

【往路(高天ヶ原~寺子屋山頂~ノッキリ~岩菅山山頂)】

   

高天ヶ原スキー場。写真左手からサマーリフトが運行(営業9時から)されていました。

   

リフトにのっています。高天ヶ原スキー場では、何回かスキーをしたことがあり、懐かしいスキー場です。長野オリンピック時(1998年)に、道路が整備されてトンネルもでき、湯田中あたりからここまで車で上ってくるのが飛躍的に楽になりました。今日は家族連れなど観光客が目につきます。

   

サマーリフトを下りて、東館山山頂駅に向かう途中から撮った北アルプス。朝はまだ天気がよくて槍ヶ岳や穂高岳も見えました。

   

   

東館山山頂駅。トイレが開放されていて使えます。

   

寺小屋ゲレンデを上ります。

   

ゲレンデ内にミネウスユキソウを発見。

   

ゲレンデの上の方にきました。

   

ゲレンデの端に、岩菅山登山口の道標と登山者のカウンターがありました。

   

   

寺子屋山山頂。

   

   

赤石山との分岐です。

   

進行方向を撮ったもので尾根に出てきました。このコースは、ゆるいアップダウンが数回程度あって、上り下りを重ねながら高度を上げていきます。

   

尾根道の南側を撮ったもの。

   

リンドウが咲いていました。

   

ようやく岩菅山の山頂が見えてます。ノッキリの手前あたりになります。

   

拡大してみました。ノッキリの手前くらいが山全体がきれいに見えました。

   

道はぬかるんでいました。

   

どういう意味かよくわかりませんが、「ノッキリ」という面白い名前がついた高天ヶ原・寺子屋方面からの道と一ノ瀬からの道が合流する地点です。

   

しばらくいくと、登山道にも岩があるようななります。

   

斜面をみると岩山であることがわかります。

   

この梯子は短いですが、すれ違いできないので、下ってくる人達に待っていてもらい登りました。後ろが私です。

    

上まで進み振り返ったところです。登山者の数はそう多くありませんが、10人程度の集団で上っているグループがいました。

   

頂上手前は岩が露出しているものの転落するような場所は皆無です。ただ、滑りやすいので、転倒しないような注意が必要です。

   

   

山頂に到着。

   

   

三角点がありました。

   

山頂には、無人ですが避難小屋があります。

   

ガスでよくわかりませんが、志賀高原の谷は深いです。

   

裏岩菅山の方面。天気がよければ、裏岩菅山への道は、眺望がいいようです。本来は、岩菅山からも眺めがいいようです。

   

食事タイム。山頂には、僕らも含めて10人近くいました。お湯を沸かしてもらって、紅茶をいただきました。

(2)へ続きます。(2)では復路と温泉について記載します。


フィル・ウッズ IMAGES

2016-10-16 10:00:05 | アルト・サックス

このごろ、安曇野市明科(「あかしな」と読みます。)の自宅(実家)から長野市の職場にJR篠ノ井線の電車で通勤しています。明科駅から乗りますが、先日「あかしなまちなか ぶらぶらマップ」というパンフレットが駅に置いてあったので入手しました。駅を中心としたイラストマップの端に「御宝田遊水池より望む北アルプス」の写真が使われていて、山並みがイメージできて感心しました。「イメージ」というタイトルのアルバム。

PHIL WOODS (フィル・ウッズ)
IMAGES (RCA 1975年録音)

    

フィル・ウッズ(as)のリーダー作としましたが、編曲をミシェル・ルグラン(p)が行っていて、二人の双頭アルバムです。ウッズは、1970年代には、スティーリー・ダン、ポール・サイモン、ビリー・ジョエルの録音の伴奏に起用されてソロをとっていて、大きな編成でも抜群の能力を発揮しています。中でも、ビリー・ジョエルの「Just The Way You Are」中のソロは有名です。

メンバーは、フィル・ウッズ(as)、ミシェル・ルグラン(p、編曲、指揮)とルグランの指揮するオーケストラです。ロンドンで録音されていて、ケニー・クレア(ds)など英国のミュージシャンが参加しています。ビッグバンドばかりでなく、ストリングスも使っていて、アルト・サックス協奏曲といった趣もあります。

曲は、ミシェル・ルグランのものが4曲で、「The Windmills Of Your Mind」(風のささやき)、「The Summer Knows」(思い出の夏)、「I Was Born In Love With You」と「Images」、レオン・ラッセル作「A Song For You」、フィル・ウッズ作「Nicole」、ロジャー・二コルズ作「We've Only Just Begun」(愛のプレリュード)、ドビュッシー作曲「Clair De Lune」(月の光)の全8曲。ルグランの映画音楽に加えて、ドビュッシーの「月の光」が聴けるのが嬉しいところです。

映画音楽やポップスのヒット曲を素材に、フィル・ウッズ(as)が輝かしい音色でメロディを奏で、情熱的なソロをとっています。4ビートのコンボジャズではありませんが、ウッズがその実力を遺憾なく発揮しています。「A Song For You」や「We've Only Just Begun」といったポップス・ヒット曲は誰もが楽しめると思うので、映画音楽やクラシックのお好き方にも聴いてほしい作品です。タイトル曲の「Images」は、ルグラン(p)のソロも入るなど、ダイナミックでエネルギッシュなジャズ的な演奏。

【あかしな ブラブラマップ】

現在の安曇野市明科は、10年ほど前に合併する前は長野県東筑摩郡明科町でした。

   

   

もう少しありますが、飲食店は少ないです。僕が入ったことのあるのは、蕎麦の「高野屋」、土手うどん・焼肉の「吉田屋」です。「安曇野はなぐるま」は、比較的最近できたお店で、いつか訪れるつもりです。

   

北アルプスは西の方向になるので、この写真の左が南西になります。「大滝山」、「蝶ヶ岳」、「常念岳」。

   

「横通岳」、「東天井岳」、「大天井岳」、「有明山」。燕岳は、有明山の影に隠れて見えていません。


La Felicita(ラ・フェリチタァ)(イタリアン 長野県安曇野市)

2016-10-14 20:58:46 | グルメ

安曇野市は、観光で訪れるお客様が多く、その方達にも人気があるのが、イタリアンのLa Felicita(ラ・フェリチタァ)です。もちろん地元でも人気があって、ランチタイムなど混んでいて駐車できない時もあります。松本市で営業されていて安曇野市へ移転してきましたが、場所的には松本市に近いところに立地しています。

料理はパスタ、ピッツァをはじめ美味しく、特に僕はピッツァが気に入っています。接客も行き届いていて、気持ちよく過ごせます。全てスマホによる撮影なので、画像は今一つですが、料理の見栄えもよく、美味しくいただきました。

 

   

お店の外観。

   

ぼけていますが、夜にはイルミネーションが点灯します。

   

入り口にあるエンブレム。

   

お店の内部。お客様がいない一部の場所を撮りました。

   

前菜。バラエティに富んでいます。

   

サラダ

   

今回はパスタにしました。みずみずしさがあり美味しかった。

   

肉料理。白馬豚を焼いたものです。

   

魚料理。甘鯛のポワレ。

   

小さなパンですが、もちもちしています。

   

デザートの紅茶のシフォンケーキ。味、香りともにまさに紅茶で、よい一品でした。以上は、ディナー・コースの一つです。この他に飲み物がつきました。

【La Felicita(ラ・フェリチタァ)】

住所:長野県安曇野市三郷温40-1
電話:0263-31-3199
営業:ランチ 11:30~15:00(L.O) ディナー 平日、土曜 18:00~21:30(L.O) 日曜、月曜、祝日 18:00~21:00 (L.O)。 定休:火曜日
ホームページ:felicita