家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

モーガンで37度

2010-07-27 06:46:07 | Weblog
道路上にある2箇所の電光掲示板は現在の気温が37度であることを示していた。

空気が37度なのだからアスファルトの上は50度以上なのだろうか。

今日の362号線は、よりにもよってバスが先頭を走り、そのまま道を譲る気配を見せない。

路線バスは退避する場所を知っていて必ずそこに入り道を譲るのだが。

バスのあとは10台ほどの車列がノロノロと走っている。

私たちもその中に居た。

地面から立ち昇る暑さをもろに受けバスの排気ガスを吸い車内にヒーターが効く。

モーガンで走ったのだ。

静岡のモーガン仲間H氏を春野に案内した。

私はビキニトップを屋根に付けH氏も幌を付けていた。

この時期ほどクーラーのありがたみを知るときはない。

「ああ。ヴィッツに乗りたい」と真剣に思う。

「ぬくもり」で待ち合わせをしてから我が春野に行った。

いつものところにモーガンを置いて案内した。

林の中に停まる2台のモーガンという絵だけは涼しげだ。

午後まで雨戸を閉めてあった我が家はサウナ状態だった。

クーラーのない我が家では、まずは外でアイスクリームや冷えたお茶を飲むしかなかった。

イノシシや鹿の足跡を見せて、珍しがってもらう。

庭や石垣そして屋根にも水を撒いて涼をとる。

田舎ならではのことと思ってもらおう。

別の季節に再び訪れてくれることを約束した。

春野を出るときには、もうモーガンでも気持ちよい気温になっていた。

邪魔する車もなく2台のモーガンは、やっと思うように走った。

友人の陶芸家のところに寄り陶器ではなく刃物と、そのサヤを見せてもらった。

「貼り合わせだよ」と言う杉の木で出来たナタ用のサヤは貼った部分が、ほとんど分からない。

「名外科医のオペの痕」のようだ。

袋井インターで我々は浜松方面に向けてH氏は静岡方面に向けて走った。

案外気持ちの良い走行だった。