家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

畳表の交換

2010-07-28 05:46:51 | Weblog
畳表の交換をした。

1階と2階に一間ずつ畳の部屋がある。

2階は雨に当たることもあり1階よりは痛みがひどい。

この前は、いつ交換したのか記憶にないほど以前のことだ。

畳屋さんが打ち合わせ通りに午前8時に取りに来た。

何やら畳に暗号とも思える記号をマジックで書き込んでは運んでいく。

最近は畳床が藁ではない物が多いというが我が家の畳はずっしりと重い。

畳屋さんも玉の汗で運んでいった。

私が帰宅すると全ての畳が新しくなっていた。

玄関を開けるとプーンと真新しい畳表の匂いがする。

「いーい匂い」

焼ける前の畳の青さが気持ちよい。

「そうだった。こんな色していたんだっけ」

思い出すのは、はるか以前のことだ。

妻も御満悦で

「いい匂いでしょ。麿君も嬉しいみたいでダーッと横になって伸びていたよ」と教えてくれた。

ヘリの選び方はカーテンや壁紙と同じように小さな切れ端を見て全体を想像するしかない。

今までとは違った印象になるように選んだ。

色は今までが紺色と緑色だった。

今度は1階が朱色2階が茶色のいずれも無地にした。

1階は大胆な2階はシックな感じに仕上がった。

色も匂いも消えるころ畳のことも忘れてしまう。

新しいうちにせいぜい楽しんでおこう。