家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

小雨のジャイロキャノピー

2010-07-08 07:44:58 | Weblog
韓国語教室を出ると雨は小降りになっていた。

家を出るときには曇っていたのだが授業中に音を立てて雨が降り始めた。

ジャイロキャノピーの雨降りの性能を確かめるときが来た。

まずはエンジンをかけてワイパーを始動する。

前から突いてくるヤリを頭は動かさずに腰だけを動かして避ける感じでワイパーブレードが雨粒を拭く。

なんなく発進してウインカーを出して曲がる。

「ちょっと待てよ」   タイヤが滑りそうな感じ。

道路は、びしょ濡れだし普通の二輪よりもかなり大きく車体を倒す必要がある。

少し加減しながら曲がった。

信号で止まる。

横からの雨が右腕だけに雨を降らせる。

左手のブレーキつまりリヤブレーキをかけると足を道路に着かなくても、そのまま直立していてくれる。

だから右足は濡れない。

だが走ってしまえば、それも全く関係ない。

曲がっているときに気が付いた。

後のタイヤの巾が広くてフェンダーからはみ出ている。

その部分の水が跳ね上がり倒している私の体にかかる。

「そうか。はみ出た部分を覆わないと水をはねるな」

少し慣れてきた。

車の通りもないし晴れの時のように曲がってみるか。

「よいしょ」   と車体を倒す。

「あら」     前タイヤが横に滑り出した。

これは最悪だ。   最も苦手な動き。

やはり曲がるときには注意しようと実感した。

15分で帰宅した。

心配した妻が出てきた。  「大丈夫だった?」

「おお。何ともないよ。さすがに雨に強いぜ、ジャイロ」と答えた。

荷物入れから5キロ入ったキムチの箱詰めとチャンジャを出して渡した。

先生に頼んでおいた物で韓国から取り寄せてもらったのだ。

大きなトランクも役に立つ。

まだまだ余裕しゃくしゃくだ。

ただガソリンを大喰らいする。

リッター当たり15kmしか走らない。

これじゃぁマゴマゴしたらヴィッツに負けちゃうじゃん。