家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

ニオイと気持ち

2010-07-17 08:20:55 | Weblog
イヌでもネコでも漂うニオイを嗅いでいるときがある。

鼻を上に向けて小刻みに上下させて、あるいは鼻の穴を広げたり狭めたりして。

恍惚の表情を見せていることもある。

たいていは食べ物の匂いであるが時に女性の化粧の匂いだったりする。

最近ジャイロキャノピーというオートバイに乗っているがオイルをカストロールという物にしてみた。

2サイクルエンジンはガソリンと一緒にオイルも燃やす機構になっている。

吐き出される排気ガスには煙と一緒に匂いも出てくる。

これがなかなか良い匂いなのだ。

昔のオートバイは惜しげもなく煙と匂いを撒き散らしていたが今は大気汚染をなくすため両方の少ないオイルに変わってきている。

さてこの匂いというものはバカにできない。

同じカストロールTTS Racing というオイルを草刈り機に入れてみた。

オートバイは排気ガスを出して移動してしまうから信号待ちの時くらいしか匂いを嗅げない。

ところが草刈りは作業している時に実際に自分の排出している排気ガスの匂いを嗅ぐ機会が多い。

すると「あぁ、いーぃ匂い」となる。

うなぎ屋なりラーメン屋などの前を通るとプーンと漂う良い匂いというものに出会う。

匂いが食欲を湧かすことは誰でも経験している。

そんな感覚の「揚げ物屋」の前に居るような匂いがカストロールTTS Racingの匂い。

カストロールの匂いが作業欲を駆り立ててくれる。

これだけ自分を変化させるのだから、たぶん脳内物質なりホルモンなりが劇的に変化していると思う。

「ニオイによる治療」なんて安上がりで効果的でいいんじゃないかなぁ。

ただし長持ちしない気はするが。

ドクダミを刈ったりすると一瞬で「クゥッサー」となるからだ。