「ホリスティック医療」で有名な帯津良一先生によると、「伸びやかな心」だけでストレスがない人、典型的には、定年退職し、生活の心配もない元サラリーマンなどは、かえって早死にしやすいという。
確かに、引退後の60歳すぎで重病にかかる人は多い。この理由を先生は、外的なストレスがなくなった途端に緊張感を保つことができなくなり、心身のバランスが崩れるためと説明する。医学的には、交感神経が適度に活性化することが、健康を保つための必要条件ということなのだろうか。
考えてみると、ストレスがあるからこそ、それから逃れようとして人間は努力をするのだし、動物全般にとってストレスは進化の原動力なのかもしれない。例えば、敵に襲われる危険のある草食動物は足が速い。
「ストレスフリー」というのはちょっと考えものだ。
確かに、引退後の60歳すぎで重病にかかる人は多い。この理由を先生は、外的なストレスがなくなった途端に緊張感を保つことができなくなり、心身のバランスが崩れるためと説明する。医学的には、交感神経が適度に活性化することが、健康を保つための必要条件ということなのだろうか。
考えてみると、ストレスがあるからこそ、それから逃れようとして人間は努力をするのだし、動物全般にとってストレスは進化の原動力なのかもしれない。例えば、敵に襲われる危険のある草食動物は足が速い。
「ストレスフリー」というのはちょっと考えものだ。