メルケルさんとの対談はどうなるのかなと思っていたら、予想外のことが起きたようです。まさか、トランプさんが、知らんぷりするとは。トランプさんのメルケル嫌いは本物なのかも知れないですね。
これが、トランプさんのドイツ叩きの決意の表明だったら面白いのですが、果たしてどうなるのでしょうか。
産経抄さんが握手なしを詳しく考察してくれています。
産経ニュースより 2017.3.20
【産 経抄】握手をする理由しない理由 3月20日
昨年のリオデジャネイロ五輪、柔道男子100キロ超級の会場で激しいブーイングが起きた。イスラエルの選手に一本負けした エジプトのエルシェハビ選手が、試合後の握手を拒否した場面である。
▼ただ、帰国したエルシェハビ選手を取材した毎日新聞によると、やむを得ない理由があった。試合前からインターネットを通 じて、「棄権すべきだ」「敗北は許されない」などの声が寄せられた。イスラエルを敵視するアラブ人の感情を尊重して、コーチ と相談して決めたという。
▼ホワイトハウスで17日、トランプ米大統領との初会談に臨んだドイツのメルケル首相が、写真撮影に際して声をかけた。 「握手しますか?」。トランプ氏はあらぬ方向に顔を向けたまま返事をしない。先月の日米首脳会談で、安倍晋三首相の右手を笑 顔で19秒間も握りしめた人物とは、別人のようだった。
▼米国の子供たちは、ぬいぐるみやゲームを利用して、握手の作法を教え込まれる。「握手は握る手から当人自身と相互の関係 についての情報をにじみださせる、すぐれて触覚的な儀礼」だからだ(『身ぶりとしぐさの人類学』野村雅一著)。
▼それだけに、トランプ氏の振る舞いの理由が知りたい。「欧州の女王」と親身に付き合うつもりはないのか。それとも呼びか けが聞こえなかっただけなのか。いずれにしても「握手抜き」が、米独首脳会談の最大のニュースだった。
▼欧州歴訪中の安倍首相は、20日にメルケル氏と会談する。トランプ大統領の誕生と英国のEU離脱決定で激変する世界情勢 のなか、日独連携の必要性が高まっている。これまで息の合ったコンビとはいえなかった両首脳だが、まず固い握手を交わして、 今度こそ互いの信頼を確かめたい。
それにしても、トランプさんは言行一致で気持ち良いですね。只、中国への対応だけがまだ見えないのが気になります。
本当は、中国さえ叩き潰してくれれば良いのですが。