習皇帝は良い決断をしたようです。何とアリババにメディアの売却を要請したのだそうです。
これで、アリババも衰退し、人民も情報が制限され、Chinaの崩壊も早まるのじゃないでしょうか。
宮崎さんが詳しく書いてくれています。どう見ても、Chinaは崩壊を早めているようにおもえるのですが、しぶとく生き残っています。
まさか、このまま生き伸びるとは思えませんが、油断は禁物です。やはり、今、徹底的に叩き潰すべきですが、トランプさんのいない世界にそれが出来るでしょうか。
宮崎さんの記事です。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和三年(2021)3月17日(水曜日) 通巻第6829号
馬雲(アリババ創始者)は依然として『失踪』中だが
中国共産党、アリババに資産、とくにメディア売却を要請
3月17日付けの『多維新聞網』がまとめた。
15日に米国『ウォールストリート・ジャーナル』が報じた内容は、中国がアリババに対して『メディアの売却を要 請』してい るという観測記事だった。
その狙いはずばり、アリババが保有する英字紙『サウスチャイナ・モーニングポスト』(南華早報)である。中国共産党 に楯突く メディアは発行を許さないという一神教的なドグマの露見である。
当初、アリババが同紙を買収したとき、ペゾスがワシントンポストを買収したように、老舗有力紙を駆使しての影響力 の浸透が 狙いといわれ、しかもアリババは中国共産党の婉曲的な指令にもとづいてのM&A作戦の行使と推測された。
ところが、その後の『サウスチャイナ・モーニングポスト』紙の論調はといえば、中国共産党に批判的であり、経済政 策に関し ては鋭い分析を続ける一方で、香港の民主化運動にも理解を示してきた。中国共産党の間接支配という狙いがはずれたのである。
昨秋の上海での経済フォーラムで中国共産党の経済政策を批判して以来、アリババの馬雲は「失踪」したままである。
前掲『ウォールストリート・ジャーナル』は、馬雲は依然拘束されたまま取り調べを受けており、昨年11月のアント (アリババ の金融子会社)の上場延期以後、アリババの資産売却を強要し、つまりは馬雲の財産を身ぐるみ剥がし、使い捨てる。
圧倒的な金融界の影響力を誇る庶民銀行=アントを国有化する腹づもりではないかと分析した。
冒頭に掲げた『多維新聞網』は、これらの資産売却のなかに、アリババが保守する『サウスチャイナ・モーニングポス ト』が含 まれる観測があがっているとしている。
習皇帝が最後の皇帝としての仕事をきちんとやってくれることを願います。習皇帝が裸の王様になっているのも間違いないでしょうから、このまま延命に成功するとは思えませんが、やはり心配です。
止めを刺すことが出来る人がトランプさん以外に出現するでしょうか。