Chinaに流れていた台湾人エンジニアが脱出しているそうです。金と女で釣られたが嘘だったことで帰ってきているのだそうです。
と言うことは、日本人も同じ目にあっているはずですが恥ずかしくて黙っているので噂にならないようです。
宮崎さんが詳しく書いてくれています。それにしても、恥を知るのなら最初から行くなと言いたいところですが、それが劣化した日本人なのでしょう。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和三年(2021)3月22日(月曜日) 通巻第6836号
台湾人エンジニアの中国からの脱出も始まった
約束の高給は嘘だった。美人の現地妻なんて最初から居ないじゃないか
TSMCのエンジニア三千人が中国の半導体メーカーにスカウトされて残留していた。ほかにも優秀なIT技術者らが、中国が 国をあげてのSMICなどの半導体企業に移籍していた。
一斉に脱出がはじまったとサウスチャイナモーニングポスト(3月21日)が報じた。
理由は約束された高給は嘘だった。
台湾の情報通に聞くと、現地妻に美人を得るなどという餌話は最初から無かった。いまさら台湾へもどるのも恥ずかしいが、台湾 は半導体景気で沸いている。
その台湾に巧妙に英国企業と偽って、進出した中国企業がある。
ワイズコア科技(新北市)とICリック(新竹市ハイテク団地)の二社は英国の企業と偽って、台湾のハイテクセンターに拠点を 構えた。
ところが内偵の結果、いずれも経営者は中国人で、中国のIC設計シヴィテック社からの派遣だが、この資金を提供していたのが 中国のビットメイン科技という暗号通貨設計の企業だった。
日本企業はどうかと言えば、引退後に技術を買われたエンジニアが相当数、リチウム電池などの中国メーカーに残り、数年前ま ではかなり優遇されていた。
しかし中国人の技術が追いつくとすぐにお払い箱、約束の退職金など受け取れる筈がない。すごすごと引き揚げても、かれらは、 それを口外しない。日本人って、そういう特質があるから、なかなか知れ渡らないのだ。
いま武漢などに残留組日本人は半導体性装置、電池技術のエンジニアで、トランプ政権が対中輸出を禁止したため、現地で最初 から組み立て指導をしているのではないかと言われている
やはり、正しい国家観も歴史観も持たない人達は金と女の誘いに何の抵抗も無く乗るのでしょう。
それでも、騙されたとなると恥と感じるのは日本人の心が残っているということでしょうか。
その恥を晒しても同じ轍を踏まないようにと警告する人が表れても良さそうなものですが、それはしないのですね。