ゼレンスキー大統領の顧問に怪しそうなのがいるようです。政治の世界にはどこでもあることですが、それにしても怪しそうです。
宮崎さんが報告してくれています。何と、ウクライナの君主制復帰を提唱しているのだそうです。
しかし、シラス国を知らない君主制はウシハク国に陥ることは明らかなだけに反対です。尤もそれが実現することは無いと信じたい。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和五年(2023)1月5日(木曜日) 通巻第7578号
オレクシー・アレストヴィッチ? 誰だっけ
ゼレンスキー大統領顧問。ウクライナの「君主制」復帰を提唱
ロシアのウクライナ侵攻前、多くが懐疑的な世論のなか、俳優出身で大統領に近かったオレクシー・アレストヴィッチはロシアの侵攻を予想した。
以後、ゼレンスキー大統領の傍らにあってアドバイスをあたえ、また記者会見にもたびたび登場する。軍歴が長い(陸軍中佐)ので軍事知識や戦略に詳しく、
そのオレクシー・アレストヴィッチが「ウクライナは君主国に戻るべきである」と謎の発言をした。時代錯誤なのか、夢想? もしくは戦争中の娯楽?
ウクライナは先史時代が長く、ネアンデルタール人が棲み、紀元前にスキタイが栄えた。なぞの歴史に包まれたスキタイはエジプト文明のはるか以前に金装飾の文化を誇り、その仮面や装飾品はみごとな芸術とも言える。一部はエミルタージュで展示されていて筆者もみたことがある
ウクライナが王国だったのは九世紀から十三世紀。わが国では、ちょうど藤原レジュームが全盛から衰退へ向かう時期である。
キイフ大公国は、9世紀後半から1240年にかけてキイフを首都とした国家だった。正式な国号はルーシ。10世紀までにキリスト教の受容によってキリスト教文化圏の一国となった。11世紀には中世ヨーロッパの最も発展した国だった。
やがて内訌と隣国の圧迫によって衰退し、1240年、モンゴル来襲によってキエフ大公国は崩壊した。その君主国家への郷愁がアレストヴィッチを捉えたらしいが、やはり時代錯誤の観なきにしもあらず、だろう。
やはり、日本人がシラス国を理解し、その素晴らしさを世界が理解してからでしょう。
これは、地球の命との戦いくらい遠い話じゃないでしょうか。どう見ても、金の亡者さえ退治できない人類にはそう簡単に出来るとは思えない。