団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

★ロシアは中国の弱い属国と化す可能性が高い

2023年01月30日 | 鎖国のすすめ

 

英米のロシア専門家達が好きなことを言ってるようです。学者なんて気楽なものなのでしょう。
  そんな専門家達を信じてきた自分のバカさ加減にも今更ながらがっくりします。

  これも宮崎さんが取り上げてくれています。なんとロシアはChinaのぞっこくですか。これは最悪のパターンじゃないでしょうか。
  これだけは何としても防がなければChinaの世界制覇も見えて来るのじゃないでしょうか。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和五年(2023)1月25日(水曜日)弐 通巻第7605号  

 英米のロシア専門家は「プーチン退場」「ロシア崩壊、もしくは弱体化」を予測
   「ロシアは中国の弱い属国と化す可能性が高い」

 英米のロシア専門家のあいだでは「プーチン退場」「ロシア崩壊、もしくは弱体化」という近未来のシナリオが声高に語られるようになった。

 『フォーリン・アフェアーズ』最新号は「三つのシナリオ」を提示した。
(1)和解成立の可能性は低い。
(2)苦戦を強いられたロシアは核を使用する可能性がある。
(3)中国の属国として生き延びる
と暗い見通しが述べられている。

 プーチンが率いる現在の「ロシア連邦」は21の共和国、6つの地方、2つの連邦直轄都市(モスクワとサンクトペテルブルグ)、49の州、1つの自治州と10の自治管区によって構成されている。
 プーチンが去り、分裂の津波がおこれば、ロシアは20の「国家」に分裂する予測も成り立つとする。

 「プーチンはロシアの領土拡大を企図してウクライナに攻め込んだ筈だった。ところがウクライナの抵抗が強く、背後にNATOの強力な支援があって予測は 狂った。次の見通しはと言えば、むしろ、ロシアが領土を縮小させることになる。したがってロシア崩壊の可能性がある」と専門家の多くが予測する。

 もっとも蓋然性が高い近未来のシナリオは戦争の長期化、泥沼化であり、NATOと全面対決となると、プーチンは核兵器、生物化学兵器を使用する。「ならず者」国家としてひらきなおるのである。

 この場合、プーチンが権力の座から滑りおち、クレムリンは内ゲバの暗闘となり、あろうことか、ワグネル軍団、あるいは凶暴チェチェン部隊が権力を握る可能性もある。

 第一に政治に意欲を燃やす若手が少数であり予備役をかき集めた軍は意気消沈しており、しかも若者の多くがロシアを捨てた。
 第二にならず者国家に転落すればならず者が支配するのは歴史の法則である。
 「考えられない?」。1917年ロシア革命は少数の暴力集団が多数派のメンシェビキを斃して、ボルシェビキの独裁権力を確立させたではないか。

 いずれにしてもプーチンが大祖国主義とロシア正教の威厳を梃子に政権を掌握してきたが、そのシステムが崩壊する。石油ガス企業は利権の取り合いとなり、強欲資本主義の中国がしゃしゃり出る可能性もある。

 この場合、連鎖の津波が東欧、バルカン、カフカスに押し寄せる。内戦・内紛が混沌となって泥沼化し、NATOの立て直しも迫られる。ルカシェンコのベラ ルーシには政変がおこるだろう。モルドバは沿ドニエステル奪回に動き、ジョージアはオセチアなどの領土問題に、アルメニアとアゼルバイジャンは「ナゴル ノ・カラバフ戦争」の再燃。
しかしロシアはもはや調停能力を失っているだろう。

 「ロシアは中国の弱い属国と化す可能性が高い」(アレクサンダー・モティル米ラトガーズ大学教授)
 ──当たるも八卦、当たらぬも八卦。

  こんな八卦が当たらないことを願うしかないのかも。とは言え、グローバリストの金の亡者達のやりたい放題を放置しておくとそうなりそうで怖いものがあります。
  本当に、どうなるのでしょうか。


★我那覇さんダボスから

2023年01月30日 | グローバリズム

 ダボスに取材に行っている我那覇さんが話題になっているようです。あさ8の有本さんがその我那覇さんをゲストとして中継放送をしてくれていました。

  その我那覇さんの報告はダボす会議の恐ろしさを思い知らされてくれます。世界は、グローバリストによってやりたい放題です。

  ここに売国奴竹中がメンバーとして唯一人の日本人となっていることで、奴の狙いが明かです。その竹中が創設に絡んでいる維新の狙いも明らかでしょう。

  今年は、竹中に洗脳されたのか小泉・河野等の公金チューチュー共も参加しているようです。
  こんな奴等をいつまで議員にするのですか。それどころが、次の総理と騒ぎだしています。
  売国奴共の繋がりが見事に表れています。


  後半の自衛隊の待遇の酷さも恐ろしい。公金チューチュー共に吸い取られている金を回すべきでしょう。

  こんなことを許している日本に未来があるとは思えない。


★イスラエルと米軍が大規模な軍事演習を展開

2023年01月30日 | 国際

 

イスラエルとアメリカの中が悪くなっていると心配していたのですが、何と、突然の軍事演習の展開だそうです。何があったのでしょうか。

  宮崎さんが取り上げてくれています。宮崎さんもこのタイミングに驚かれているようです。
  悪くなった仲が好転したのでしょうか。それにしても、世界は相変わらず混沌としているようです。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より  令和五年(2023)1月25日(水曜日) 通巻第7604号  <前日発行>

 なぜこのタイミングを選んで?
  イスラエルと米軍が大規模な軍事演習を展開

 1月23日、イスラエル軍と米軍合同の大規模な演習が開始された。
「ジュニパー オーク」作戦と銘打たれた軍事演習には6400の米兵、12 隻の船舶ならびに戦闘機が142機、それにドローンが加わった。
嘗てこれほど大規模な軍事演習がイスラエル軍と米軍の共同で行われたことはない。

 表向きの発表では「米国とイスラエルの軍隊間の統合を実証し、深めることを意図する」とされたが、本当のところ、イランの核施設破壊作戦の実験演習ではないか。
 トランプ政権はイランとの核合意を白紙に戻したが、バイデン政権はこれをまた元に戻そうとしている。

 注目すべきポイントは、米軍からKC46など空中給油機が含まれていることだ。現有のイスラエル戦闘機の航続距離はイランの核施設攻撃後、帰国することができないため途中で給油が必要とされる。

 また「ジュニパー オーク」作戦に米軍は最新鋭のハイマース (HIMARS) を投入した。こればウクライナに供与したハイマースとは同型ではなく、射程480 キロメートルという最高度なものが使われる。

 B52 爆撃機のはか、最新鋭F35が演習に参加してF15、F16、F18 の戦列に加わった。直前にイスラエルのネタニヤフ首相は、エルサレムを訪問したジェイク・サリバン米大統領補佐官と会談した。
 イランの核計画は依然として深刻な懸念材料である。

  それにしてウシハクの金の亡者の世界のリーダー達がシラス国を知ることもなく庶民や国の為に仕事をするなんて気はないのでしょう。
  今の、日本の政治家も同じようなのが情け無い。世界のリーダーがシラスの素晴らしさを知り国民の為に働く日は来るのでしょうか。


★三浦瑠麗のソーラー問題

2023年01月30日 | 太陽光発電

 何時もの妙佛 DEEP MAXさんが、珍しく日本の話題を取り上げてくれています。とは言え、太陽光発電問題だからウィグルの虐殺問題です。

  それにしても、折角の太陽光発電がここまで金の亡者共に利用されてきたことに怒りしかない。
  その大元は孫・アレ(菅)コンビが日本を食い物にしたのが始めだったのは間違いないでしょう。
  それを放置してきた政府・自民党にも怒りをおさえられません。


  孫・アレ(菅)の企みに乗ってソーラー発電を利用して奴等が政治家等金の亡者日本人がこうやって出てくるのも情け無い。
  やはり、正しい国家観も歴史観も持たない奴等ばかりのようです。やはり、日本の再生は教育からしかないでしょう。


★タリバンがドローンを使いこなすようになっていた

2023年01月30日 | 中国

 

何と、タリバンがドローンを使いこなすようになっていたのだそうです。やはり、Chinaがタリバンを必死で籠絡しているようです。

  みやざさんが取り上げてくれています。やはりアフガンはChinaに取り込まれるのでしょうか。
  とは言え、タリバンも金でChinaに籠絡されたのでしょうがウイグルをどう考えているのでしょうか。情け無いです。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和五年(2023)1月23日(月曜日)弐 通巻第7601号  

 タリバンがドローンを使いこなすようになっていた
  舞台裏で進む中国とテロ国家との密約があるのではないか

 昨師走 12 日、IS系の「ISKP」がカブールのホテルを攻撃し、5 人の中国人が負傷した。中国人を狙ったテロとされた。
アフガニスタンは中国の投資と進出を歓迎しているが、タリバン政府が前向きな「一帯一路」プロジェクトはテロ攻撃にあって遅遅として進まない。

 業を煮やした中国は22年3月に急遽、王毅外相(当時)をカブールに送り込み、何らかの密約をむすんで形跡がある。というのも同年八月から中国がアフガニスタンでのテロリズムと過激主義と戦うための支援、とりわけ武器の提供を開始した.

 ISISが国内に残留している事実はタリバンに頭痛の種、しかしイラン、ロシア、中国、パキスタンなどは、アフガニスタンの安定を期待し、テロ政権と批判するより、現実的にタリバンが国を安定させることを支援するように国際社会にも呼びかけている。

 タリバンは中国を頻繁に訪れてきた。戦争最中にすら中国政府はタリバンと協力したのも、アフガニスタン国内に眠る豊富な天然資源、とりわけアイナク銅鉱 山だった。この開発を「一帯一路」の目玉に設定し、中国はタリバンに対し、「東トルキスタン イスラム運動 」(ETIM) を「テロリスト」だと規定し、「明確な姿勢」を取るよう強く要請してきた。

 タリバンはカメラ搭載のドローンを使いこなし、索敵行為をなした。当時の「敵」は米欧傀儡のアフガニスタン政府軍である。当初タリバンが活用したドローンは戦闘用ではなく商業用だった。
タリバンはアフガニスタンに拠点を置いたアルカィーダが911テロ事件を引き起こしたため、方向転換した。

 タリバンはドローンの複雑な操作になれ、ノウハウを迅速に進化させた。小型商用無人機を、農業用とし、さらに改良して軍用機とした。
そのうえでタリバンは中国から高度な戦闘ドローンを入手した。

 おりから北朝鮮は韓国の大統領府を撮影するドローンを飛ばし、韓国軍はこれを迎撃できなかった「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和五年(2023)1月23日(月曜日)弐 通巻第7601号  

 タリバンがドローンを使いこなすようになっていた
  舞台裏で進む中国とテロ国家との密約があるのではないか

 昨師走 12 日、IS系の「ISKP」がカブールのホテルを攻撃し、5 人の中国人が負傷した。中国人を狙ったテロとされた。
アフガニスタンは中国の投資と進出を歓迎しているが、タリバン政府が前向きな「一帯一路」プロジェクトはテロ攻撃にあって遅遅として進まない。

 業を煮やした中国は22年3月に急遽、王毅外相(当時)をカブールに送り込み、何らかの密約をむすんで形跡がある。というのも同年八月から中国がアフガニスタンでのテロリズムと過激主義と戦うための支援、とりわけ武器の提供を開始した.

 ISISが国内に残留している事実はタリバンに頭痛の種、しかしイラン、ロシア、中国、パキスタンなどは、アフガニスタンの安定を期待し、テロ政権と批判するより、現実的にタリバンが国を安定させることを支援するように国際社会にも呼びかけている。

 タリバンは中国を頻繁に訪れてきた。戦争最中にすら中国政府はタリバンと協力したのも、アフガニスタン国内に眠る豊富な天然資源、とりわけアイナク銅鉱 山だった。この開発を「一帯一路」の目玉に設定し、中国はタリバンに対し、「東トルキスタン イスラム運動 」(ETIM) を「テロリスト」だと規定し、「明確な姿勢」を取るよう強く要請してきた。

 タリバンはカメラ搭載のドローンを使いこなし、索敵行為をなした。当時の「敵」は米欧傀儡のアフガニスタン政府軍である。当初タリバンが活用したドローンは戦闘用ではなく商業用だった。
タリバンはアフガニスタンに拠点を置いたアルカィーダが911テロ事件を引き起こしたため、方向転換した。

 タリバンはドローンの複雑な操作になれ、ノウハウを迅速に進化させた。小型商用無人機を、農業用とし、さらに改良して軍用機とした。
そのうえでタリバンは中国から高度な戦闘ドローンを入手した。

 おりから北朝鮮は韓国の大統領府を撮影するドローンを飛ばし、韓国軍はこれを迎撃できなかった。
金正恩は中国製ではなくイラン製ドローンを入手したのではないかと言われている。

 ▲カリフォルニア州の銃乱射、10名死亡のターゲットは中国人

 21日、アメリカはカリフォルニア州ロスアンジェルス近郊のモントレー・パーク。ダンスホールにガンマンが押し入り乱射。すくなくとも10名が殺された。
 人口が六万強で、六割がアジア系とされる。「アジア系の多い地区ゆえに人種差別犯罪、ヘイトクライム」とメディアは伝えている。

 『アジア系』?
 ちなみに『ロスアンジェスル・タイムズ』を読むと、「チャイニーズ・コミュニティ」と明示されたおり、付近で遭遇した中国人と韓国人のインタビューが掲載され、くわえて付近の写真が数枚。
驚きでもないが、町の看板は漢字表記、下段が英語である。つまり中国人コミュニティを狙ったテロである。。
金正恩は中国製ではなくイラン製ドローンを入手したのではないかと言われている。

 ▲カリフォルニア州の銃乱射、10名死亡のターゲットは中国人

 21日、アメリカはカリフォルニア州ロスアンジェルス近郊のモントレー・パーク。ダンスホールにガンマンが押し入り乱射。すくなくとも10名が殺された。
 人口が六万強で、六割がアジア系とされる。「アジア系の多い地区ゆえに人種差別犯罪、ヘイトクライム」とメディアは伝えている。

 『アジア系』?
 ちなみに『ロスアンジェスル・タイムズ』を読むと、「チャイニーズ・コミュニティ」と明示されたおり、付近で遭遇した中国人と韓国人のインタビューが掲載され、くわえて付近の写真が数枚。
驚きでもないが、町の看板は漢字表記、下段が英語である。つまり中国人コミュニティを狙ったテロである。

  カリフォルニアの銃乱射はやはり Chineseが狙いだったようです。世界で嫌われているとの自覚もなくやりたい放題。
  どう考えてもこのChinaを撲滅しない限り世界には平和な世界なんて望めないでしょう。
  その為にも、世界は今こそChinaを叩き潰すべきでしょう。それが、理解できない世界は何とも情け無い。


★お伊勢様にまつわる怪談

2023年01月30日 | 誇れる日本

 江戸時代のお伊勢参りの話もねずさんに最初に教えてもらのかもしれません。特に一両小判を襟に縫い付けているとの話しには驚かされたものです。
  今、伊勢に行く旅費もない私より余程お金持ちじゃないでしょうか。一体、日本はどうなっているのでしょうか。

  せめて、この江戸時代の生活を取り戻したいものです。

  その伊勢参りの余裕を書いてくれています。

  何時ものように全文をリンク元で読んで下さい。
  
  ねずさんの学ぼう日本より      2023/01/24
  
  お伊勢様にまつわる怪談

  ・・・略

 このお話は、江戸時代に実際に遠州の榛原郡であった話で、中村乗高という人が『事実証談【ことのまことあかしがたり】』という本で紹介したことで、いまに伝えられている話です。

 二分金というのは、現在の三万円です。
もしかしたらどうしても伊勢参拝をしたいと願う女中の思いを神様が汲んで、旅費を恵んでくれたのでしょうか。女中さんは、途中で怖い思いもしたけれど、一生の思いが叶ってきっと満足したであろうと思われます。

 いつの時代でも、人々は与えられた境遇のなかで、懸命に生きているものです。
家康が開いた江戸社会は、家康自身が、日本古来の文化である、庶民こそが「おほみたから」とする社会が実現された時代であったということができます。
それは、一部の破格の大金持ちは生みませんが、その代わり誰もが豊かに安全に安心して暮らせる世です。

 時代は、人々の思いによって築かれるものです。
人々の思いが「いまだけ、カネだけ、自分だけ」ではなく、江戸時代の人の心を日本人が取り戻せば、日本は必ず再生し、世界中に民衆の幸せの時代をもたらす大きな力となって行きます。

 政治が人を変えるのではありません。
人々の思いが政治を動かすのです。
人々の思いが、大金持ちになることであれば、その競争に勝って目標を達成することができるのは、ほんの一握りの覇者だけです。
人々の思いが、誰もが豊かに安全に安心して暮らせる世であるなら、政治もまた、そのような社会つくりに貢献せざるを得なくなります。
今年は激動の年だといいますが、神々はきっと日本人の覚醒を望んでおいでなのだと思います。 
  
  この江戸時代の素晴らしさを教えない現代教育を改正しない限り日本の再生はありえないでしょう。
  どうして、ここまで日本は劣化してしまったのかとがっかりします。


★韓国「日本のせいだ!」国際仲裁所で三菱に大敗北

2023年01月30日 | 強制徴用

 Koreaが相変わらず世界に恥をさらしているようです。Koreaに反省という言葉は無いのでしょう。
  やはり、未来永劫付き合ってはならない国であることを改めて思い知らされます。

   【にほんのチカラ】がアップしてくれています。


  それにしても、どうしたらここまで狂えるのかと感心しますが、これもあの国の成り立ちから考えると仕方ないのかも。
  やはり、何とも哀れな人達です。生まれた場所が悪かったとしか言い様がないのかも。


★中国社会は理不尽で満たされている

2023年01月30日 | 中国

 Chinaの人達は中共によって完全に狂ってしまったようです。China生まれの楊逸さんがその恐ろしさを書いてくれたようです。
  やはり、中共の恐ろしさは想像以上のものがありそうです。

  宮崎さんが書評で取り上げてくれています。 Chineseが各王朝でもとんでもない人達がもっと狂ってきているようです。
  やはり、出来れば消滅してほしい国ですね。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より  令和五年(2023)1月23日(月曜日) 通巻第7600号  <前日発行>

  書評 

  人類史上初めての「一人っ子社会」。「もう欲望が止まらない!」
「中国社会は理不尽で満たされている」というリアルな事件簿

 楊逸『中国仰天事件簿』(ワック) 

 結婚詐欺、オレオレ詐欺、儲け話も手が込んでいるが、ネット時代に繰り返される中国の犯罪は、手口のずるさ、狡猾さ、その詐欺の緻密さが凄い。基本パターンは過去に類似するものの、中国の場合、被害者の幼さが近年の特徴である。
 チャイナZ世代は、おどろくほど世情に無垢なのだ。
 途中の説明を省くが、一人っ子政策のひずみが、疑うことを知らない、人生の裏側を知ろうともしなかった新世代が、日本のようなお人好しの国だけではなく、あの中国に出現している事実に、むしろ驚きを禁じ得ない。

 本書は楊逸さんが丹念に集めた、中国で「フツーに起こっている刑事事件簿」である。著者は芥川賞作家で観察も鋭いが感想が辛辣である。
曰く「もし自分が中国のこの状況下にいたらと思うと、(自分も罪を犯しそうで)背中を冷や汗が伝います。中国人の置かれた状況を外の人にも知って欲しいのです」
と読者へのメッセージに執筆動機を託す。

 小説にしたら「作りすぎ」と酷評されそうな実話が十数編紹介され、逐一、楊さんの感想が述べられる。
著者は言う。
「中国人である自分は、自省するつもりで、長いこと同胞を鏡にして我が姿を映しては、見つめ直す作業をしてきました。権力至上や拝金主義のはびこる中国に 暮らす人々には、詐欺や欺瞞であろうともどん底から這い上がろうとする以外道は残されていないのです。私もその境遇にいたらと思うと、背筋に冷や汗が走り ます。私は逃れられました。幸運でした。でも幸運に胸をなで下ろすだけでいいのでしょうか? 外の世界の皆さんに、中国人の大変さ、切なさも知って欲しい のです」
さらに痛切な「中国の夢」への批判がある。
「夢とは、権力者が貧民に見せて喜ばせる、ある種の手品のようなもの。何度欺されても弄ばれてもひたすらそんな夢に浸るのは我が中国人民の『個性』、あるいは中国人の『民族性』になってしまった」(84p)
楊逸さんは中国人の物質化された「愛」に関して、こうも言われる。
「愛。文革中に生まれ育った私の世代にとってそれは『我愛毛主席』とか、『我愛北京天安門』とかの場合限定で使用する言葉で、両親姉弟の間ないし恋愛相手に使うと、『ブルジョア的退廃感情』『搾取階級の虚偽』『不潔』とされ、口にするのが憚れました」
つまり中国共産党は「本来人間的な感情を、人々の心から根こそぎ抜き取り、抹殺したのです」(162p)
だからこそ「物質化した愛が原因となって多くの悲喜劇が生まれた」。

 末尾にちょっと脱線する。
評者(宮崎)は、この文言を読んで妙に納得したことがある。
上海福州路に「上海書城」という7階建てのビルがあった。建物の総てが書店。ジュンク堂の中国版ってところだったろうか(昨師走に福州路店は閉鎖)。その四階が『外国文学』で、その一角が『日本文学』。そして、『日本文豪コーオナー』があった。
評者、てっきり谷崎、川端、三島、あるいは漱石、鴎外かと見に行くと、な、なんと『日本文豪』とは渡辺淳一センセだった。日本なら「高尚な会話の高級なエ ロ小説家」という評価で、忘れられつつある作家だが、中国でよまれるのは「愛」である。大人の愛とは、こういうことなのか、まさに中国人が驚きと羨望と、 そして現実の恋愛沙汰の進行を読みながら感動したのである。で、その中国における渡辺淳一現象について十年ほど前に、『WILL』に20枚ほど書いた。
また、思い出した。
講談社の担当だったO嬢がかたるには、十年ほど前に当該書店で渡辺氏のサイン会を開催したことがあり長蛇の列ができたそうな。

  それにしても、こんな国を何時まで世界は放置しておくのでしょうか。その恐ろしさを理解出来ない世界のリーダー達も習皇帝と同じウシハクの人達が殆どであることを考えるとこれも仕方ないのかも。
  やはり、シラス国が世界に理解されるのは地球の運命と同じくらい遠いことのようです。

と言うか、そんな時代が来るのでしょうか!