阿比留さんの『偏 向ざんまい~GHQの魔法が解けない人たち』の本からの産経の記事、7月 1日 (金)、第 743回の「菅 直人内閣の絶望的な政治の風景」の続きが、相変わらず、アレを痛快に非難してくれています。
こんなアレが、都知事選で鳥越の応援にしゃしゃり出ているようです。これは、足を引っ張る意味で有難いことですね。 もっと全 面に出てきて応援すべきでしょう。ついでに、AIIBで脚光を浴びている鳩山にも応援を頼むべきですね。
全く、素晴らしい党ですね。党名を変えたようですが、未だに覚えられない私は、あの鳥越と同じで認知症の恐れがあり そうで す。
産経ニュースより 2016.7.19
【阿 比留瑠比の偏向ざんまい】「立憲主義」を振りかざす民進党よ 菅直人政権の「無法」を忘れたのか?
「自由と民主主義に立脚した立憲主義を断固として守る」
民進党の綱領はこう高らかにうたっている。一時は「立憲民主党」という党名も模索しただけに、よほど立憲主義に強い思 い入れが あるのだろう。
以前は新聞紙面でほとんど見かけなかったこの言葉だが、2015年の安全保障関連法審議と憲法解釈の議論などをきっか けに、メ ディアに頻繁に登場するようになった。
定義はいろいろできるにしろ、おおよそ「政府による統治行為を憲法にのっとって行う原理」「権力者の恣意によってでは なく、法 に従って権力が行使されるべきだとの原則」といった意味である。
民進党をはじめ野党や一部メディア、憲法学者らは、例えば安倍晋三首相の憲法観を語る際に「立憲主義に真っ向から反す る」(菅 直人元首相)などと批判する文脈で多用する。安倍首相やその政権が憲法を軽視しているとレッテルを貼るのに、使い勝手がよい言葉 でもあるようだ。
とはいえ、民進党がまるで立憲主義の守護者か、忠実な履行者であるかのように振る舞うのには違和感を覚える。民進党の 前身であ る民主党の政権担当時は、果たしてどうだったか。
試みに、菅直人政権当時のことを少し振り返ってみたい。「憲法には三権分立だなんてどこにも書いていない」と三権分立 の原則を 否定し、「民主主義とは期限を区切った独裁」を持論とする為政者をいただいた時代である。
菅氏は、首相就任3カ月の時点で起きた10年9月の中国漁船衝突事件では、海上保安庁の巡視船に体当たりした中国人船 長を超法 規的に釈放・不起訴とさせた。
天皇陛下に習近平・中国国家副主席(当時)とのルール破りの「特例会見」を強いた鳩山由紀夫政権と合わせ、中国に日本 は恫喝す れば法をねじ曲げて対応する「人治国家」であると思わせた弊害は大きい。翌11年3月に起きた東日本大震災をめぐっては、菅氏の 順法精神の決定的な欠落がいよいよ顕著に表れた。
原子力災害対策特別措置法は首相に、原発で重大事故発生の報告があったときは直ちに「原子力緊急事態」を宣言し、自治 体首長ら に避難指示を行うべきことを定めている。ところが菅氏は、野党との党首会談後に宣言を後回しし、さらに法律の文言にこだわってい たずらに初動を遅らせた。
震災と原発事故が、安全保障会議設置法で「会議に諮らなければならない」と規定される「重大緊急事態」に該当するにも かかわら ず安保会議は開かなかった。
5月には法的根拠のないまま中部電力に浜岡原発の停止を無理強いし、7月には担当相である海江田万里経済産業相の「安 全宣言」 をひっくり返し、原発へのストレステスト(耐性検査)導入を言い出した。
かと思うと、閣議にも諮らずに記者会見でいきなり「脱原発宣言」を打ち出し、閣内で批判されると「個人の考えだ」と 引っ込め た。当時、取材先の官僚からこんな愚痴を聞いたのを覚えている。
「菅政権の人たちは、法律や条令を守ろうという意識が全くない」
厳格な法によって国家を治める法家思想の大成者とされる韓非子は、指導者が国を危うくする政治手法の最たるものとし て、次のよ うに指摘している。
「第一は、規則があるのにその中で勝手な裁量をすること。第二は、法規をはみ出してその外で勝手な裁断を下すこと」
当時の菅氏の姿そのものであり、立憲主義とははるかに遠い。民進党が政権担当時の自分たちの所業について、反省も見せ ずに立憲 主義を言い募っても、しらけてしまうのである。
それにしても、このアレが止めた原発を未だに放置している政府・自民党には怒りを覚えます。この程度の党だから、都 連のやり たい放題も放置しているのでしょう。
こうなると、前の民主党との違いもそれ程ではないのじゃないでしょうか。
中国の素晴らしい技術力で作られたとんでもな いもので世界を網羅し ようとする恐ろしい展開も、7月15日 (金)、第 6130回の「中 国高速鉄道・世界網羅計画は頓挫へ」などで取り上げたきたように、やっと、世界も気がついてきたようです が、こ れを早くから警告していたのは、何と言っても、何時も取り上げさせてもらっている宮崎正弘さんじゃないでしょうか。
その宮崎さんの2011年の月刊正論の記事が、見事に今の中国の酷さを書いてくれています。改めて、中国の崩壊の間 違い 無さを確認する為に取り上げたいと思います。
かなりの分量ですが、もったいないので全文を取り上げます。
iRONNAより 『月刊正論』 2011年10月号
高速鉄道だけじゃない! 世界 を危 険にさらす中国トンデモ技術力
宮崎正弘(評論家)
「かたち」だけ日本に追いつけ、追い越せ
昇り龍の鼻っ柱がボキッと折れた。
中国新幹線事故の大惨事は早くから予測されていた。手抜き工事、汚職、速度だけにこだわり、運営管理がずさん…。おそ らく 遠因のひとつは中国人がチームワークを取れないことに起因するのではないか。諺に言う。「中国人はひとり一人は優秀だが、三 人寄れば豚になる」。日本人は「三人寄れば文殊の知恵」だが…。
新幹線は高度の信号システムと管制が必要、しかし中国が拙速に開通させた高速鉄道は外国からのハイテクの寄せ集め、つ まり 使いこなせないのである。局所的には優秀なエンジニアがいても全体の整合性がないのである。
中国の輸出力が世界一なのは労働の安価で成立しているのであり、高性能の技術を期待して世界の消費者が中国製を買って いる のではない。そもそも中国人はあれだけの電化製品を生産しながらなぜ秋葉原へ日本製品を買い物に来るのか?
軍事も外交も経済と同様に背伸びしすぎているが、通貨=人民元の躍進にしてもいつまで続くだろうか? げんに共産党幹 部は なべて子弟を欧米日に留学させ、賄賂のカネをせっせと海外へ運び、人民元を信用せずに金(ゴールド)をため込んでいるではな いか。
新幹線事故が近未来の頓挫と経済的挫折を暗示しており、中国の今後を予測すると明るいことが皆無に近いことに愕然とな る。
振り返れば一九七八年、鄧小平が日本にやってきて新幹線に試乗し、「速い。速い。まるで後ろからムチで追い立てられて いる ようだ。まさにわれわれに必要なものはこれだ」と感動し、新幹線プロジェクトを実現させる決意をした。
以来、世界一のスピードを誇る北京―上海新幹線を中国の高度成長の象徴としてGDP成長率に重ねて見せたり、背伸びの 連続 だった。
日本が東京―新青森間の「はやぶさ」にグランクラスを導入したと聞けば、中国も豪華車両を作らなければいけないという 強迫 観念があった。すべてが「かたち」だけ日本に追いつけ、追い越せだった。
中国初の高速鉄道の死傷事故となった中国温州市の現場=2011月7月24日
浙江省温州南駅付近での大惨事がもたらした「想定外」は近未来の新幹線設計図がずたずたになったことだ。
六年前から開始された全土新幹線計画の中枢は鉄道大臣だった劉志軍が強気のラッパを吹き鳴らし、やり過ぎが祟って今年 二月 に更迭された。この劉の失脚は新幹線工事にまつわる汚職もあぶり出した。彼のファミリー企業と怪しげな友人らの企業による応 札、賄賂につきものの現金、豪邸、美女の愛人が十八人もいるとか、そんな精力絶倫男でもあった。その分が手抜き工事とな りト ンネル工事の鉄筋やセメントなどのごまかしにつながった。一番怖いのは高架橋、河川にかける橋梁の地盤工事の手抜きである。
劉志軍失脚により、二〇二〇年までに総延長一万六千キロの新幹線拡大プロジェクトを実現する見込みはほぼなくなったた め、 予算が半分以下に削られた。ついで時速三百五十キロの区間は最高速度が三百キロに制限され、おなじく三百キロ新幹線は二百五 十キロとされた。スピードの魅力は一気に色あせる。
実は劉志軍は江沢民派であり、上海派を追い詰める絶好の機会を胡錦濤たちは得た。その上に降りかかってきたのが今回の 新幹 線大事故だ。国家の威信を失った表の政治の舞台裏で、胡錦濤ら団派が上海派をコーナーへ追い込める最大のチャンスが到来した のである。現場に飛ばされた副首相の張徳江(前広東省書記)も上海派である。上海派に上海派の追い詰めをやらせ、うまく 行け ば一気に次期皇帝=習近平の政治力を剥ぎ取る荒技が可能となる。
このように事故ひとつをとっても裏面では権力闘争の熾烈さと直截に連結している。
ある日、ドカンと借金体質のツケが…
事故直後から飛び出したのはネット世論の当局批判。「くそったれ」とか凄まじい非難が沸き上がり、新華社発表のニュー スを 信じる人がいなくなった。ネット世論を制御できなくなると中国が決まって用いるのが問題のすり替えである。
中東ジャスミン革命の時は、その影響を恐れた中国共産党が一月から「ジャスミン」「チュニジア」「エジプト」などの キー ワードを監視し、ネット世論を封殺した。フェイスブックやツイッターなどで呼びかけられた集会を各地で完全に押さえ込み、言 論を弾圧した。しかし人災による新幹線事故ではネット世論を完全に封じ込めることが出来なくなって立ち往生した。革命以 後、 おそらく初めての異様な事態である。
新幹線事故と事後処理のでたらめぶりが中国で次に何が起きるかをある程度まで予測させる。未曾有の混乱が不動産、金 融、産 業、社会、軍事など各方面で起こるだろう。
その起爆剤となる事例は枚挙にいとまがない。中国の設備投資や住宅投資の行き過ぎ、インフラ整備のちぐはぐ、利権にま つわ る破天荒な汚職、不動産バブル、地下鉄の滅茶苦茶な拡大。辺境にさえ乱立する摩天楼…。
すべてが身の丈に合っていないのだ。必要のないところにも飛行場を造成し、はては自動車を千七百万台も生産して在庫が 山と なりつつある。原発を四百基体制にすると豪語しているが、事故が起きると偏西風で放射能が運ばれ甚大な被害を受けるのは日本 だ。
電化製品は補助金をつけて売り払った。それでも液晶テレビの在庫は一千万台。電気メーターの回っていない住宅が一説に よる と六千五百万戸。米国のサブプライム危機発生直前の空き家は一千万戸だったから、中国にサブプライム危機が発生すると仮定す れば米国の二倍以上の惨状となる。
ところが中国はやることなすことあべこべで、たまりに貯まった外貨準備を駆使して日本企業の買収に乗り出した。この巨 大な 借金体質のツケは、ある日、ドカンと回ってくるだろう。
高速道路の総延長キロ数はカナダを抜き去って米国に迫り、鉄道の高速化にも着手した。中国版新幹線は「縦四線、横四 線」が 目標で、二〇二〇年までに一万六千キロの開業を目指すとされた。目玉の北京―上海・千三百二十キロが開通したが、あけて吃驚 (びっくり)、乗車率が二割しかない。
空港を中国全土に百七十五カ所も建設し、次の五年で二百二十カ所にするという。北の果て、漠河(内蒙古自治区)や撫遠 (黒 竜江省、いずれも対岸はロシア)にも飛行場が建設される。
大都市は競うように地下鉄を導入し、すでに北京は五輪直後に十四路線。ロンドンを超える営業キロ数である。上海も凄ま じい 勢いで地下鉄網を張り巡らせた。この地下鉄建設ブームは広州、深セン、南京、杭州、天津、武漢、成都、瀋陽、ハルビン、福 州、重慶へと飛び火して止まるところがない。ところが庶民の不満のインフレを抑制するために地下鉄代金を安く据え置いた まま (たとえば北京は何処まで乗っても二元)だから、投資回収どころか赤字が膨らみ続ける。
おまけに北京では地下鉄のラッシュ時に各駅で乗客の積み残しが常態化、上海では進行方向を間違えるというトラブル、南 京は 駅舎が水浸し、武漢は工事中に泥水で駅舎が冠水…と、あちこちでボロを出している。
風力発電も太陽光も張子のトラの世界一
中国は経済発展に並行して発電所も猛烈に増やしている。
水力によるダムは全土に二十二万カ所。このうち二万数千のダムは決壊しているが、そんなことはお構いなしに方々に新ダ ムを つくっている。
とくに警戒すべきは世界最大の三峡ダムが決壊する可能性である。二〇一〇年七月の豪雨で毎秒七万九千トンの放水をした 時は 水しぶきが百五十メートルの高さに達した。下流域の住民は恐れおののいたが秘かに練られている計画は下流域住民八十万人の立 ち退きである。現に重慶の党委員会は当該報告書にそう明記している。
世界最大の水力発電ダム、三峡ダム
火力発電は石炭不足と原油高を招いたが、中国は電気代を据え置いている。停電で悲鳴を上げるのは外国企業だ。というの も日 本のような「計画停電」ではなく突然ぷっつんと電力がとまる。生産現場は計画も成り立たず、これを「無計画停電」と揶揄す る。
ソフトエネルギーが良いと聞けば風力発電、たちまちにして四万基。太陽パネル発電も補助金漬けで設置建設だけは賑わう が、 送電線が不足している。
黒竜江省各地を歩いて驚倒したのは、あちこちに風力発電設備がにょきにょきと林立していたことだ。山の上にも風車が林 立、 声を上げるほどに驚いた。山ばかりか、ちょっとした高台にも風力発電の設備が騒音をたてて回転していた。いつの間に中国は、 世界一の風力発電大国となっていたのだ。
二〇〇八年の統計で一万千六百基が設置され、以後も倍々ゲームで増設された。二〇一〇年の推計で中国における風力発電 設備 は四万基を軽く超えたことになる。
風力発電メーカーの嚆矢は欧米勢だった。デンマークのヴェスタコ、米国のGEなど。後発の日本も三菱重工、富士重工、 日本 製鋼所などが参入した。中国の風力発電メーカーは最後発だった。欧米から技術を導入し、さらには欧米のメーカーを買収し、独 自の風力発電機械、設備をつくれるようになった。その後、想像を絶する迅速さで事態は進捗した。このプロセスは新幹線プ ロ ジェクトの技術盗用過程に酷似している。
風力発電が国家あげてのプロジェクトと決まるや、それまで発電の知識もなかった中国人が儲け話に群がって、あちこちに メー カーが乱立。いまや中国だけで風力発電の設備メーカーは七十社(国有企業二十九社、民間二十三社、合弁十社、外資八社)。し かも中国のメーカーが世界ランキング上位十社のうちの四社を占める。GEを抜いて世界二位となった「華鋭風電」(シノベ ル)、三位の「金風科学技術」(独社を買収し急成長)、そして原発、火力、水力発電の大手「東方電気」も参入した。
風力発電の費用対効果は火力や原子力発電と比較しても非能率、非効率、非経済的と言われた。なぜなら風がなければ発電 が出 来ず、設備投資のコストに比べて売電コストがあまりにも安いからである。投資としては成立しないビジネスだ。まして豪雨、台 風、強風の際には倒壊のおそれがあるので発電をとめる。現実に倒壊事故、鳥の巻き込み事故、ブレードの損壊など米国だけ でも 七十五件の事故が記録されている。
WTOで米中が争った問題は、中国政府が風力発電一設備あたりにつき六百七十万ドルから二千七百五十万ドルの「補助 金」を つけてきたことだ。明らかに自由競争を阻害すると米国がWTOに訴え、中国はようやく今年六月になって補助金が各所に行き 渡ったと判断するや補助金停止を打ち出しワシントンと妥協した。
太陽パネル発電も国家をあげて推進中だ。
中国の目標は五年後に太陽光発電を一千万キロワットにすると標榜している。
すでに世界一の太陽光発電パネルのメーカーも、これまた中国なのである。
江蘇省無錫にあるサンテックパワー(尚徳電力)は過去十年で売り上げを十倍とした。シャープ、京セラ、三洋電機といっ た世 界有数のメーカーを軽々と抜いたのである。しかもサンテックパワーは日本の太陽光発電メーカーMSKを買収し、日本市場への 進出も果たした。
発電効率を効果的に高め、一方でコストダウンに成功し、発電コストを十年で三分の一にしたという。世界全体の太陽光発 電の 導入実績シェアは中国が三%、これを二〇一二年に八%にすると鼻息が荒い。これまではドイツの独走が続いてきた分野だが、オ バマ政権になって米国も太陽発電に力点を移し、世界のマーケットは二〇一二年までに三倍に膨らむと業界は強気の読みをし てい る。
かくして難民の反乱、暴動が…
中国最大の湖である洞庭湖は北海道の三分の一ほどの湖面面積があった。「あった」と過去形で書く理由は年々歳々、工業 化に よって土砂が流入し、湖面が汚染され縮小してきたからだ。ついに水涸れ。洞庭湖は地域によって一滴の水もなく湖底は地割れを 示すに至った(六月二日、多維新聞網)。
二〇〇八年は華南に大雪、〇九年は四川、重慶地区に百年ぶりの洪水被害、一〇年には西南地区五省に干ばつ、今年は六月 まで 長江流域の干ばつ、そして六月からは豪雨。この間、〇八年五月には三峡ダムを遠因とする四川省大地震が起きた。
今年四月から六月まで一滴の雨も降らず湖北・湖南の両省と安徽省、江西省、江蘇省と上海市は水飢饉に襲われた。干ばつ 被害 による農地の荒廃は七百万ヘクタールにも及んだ。農地の被災という文脈では東日本大震災の十数倍の規模である。
世界一の発電量を誇る三峡ダムの貯水は二割程度(今年六月現在)、下流域は川底が地割れを示した。あの長江が水涸れと いう 異常事態は半世紀ぶりとなる。
そんな中、「南水北調」という世紀のプロジェクトは総額六百三十億ドル、「随の煬帝」級の運河を三本同時に開墾し長江 の水 を華北へ送ろうという無謀なプロジェクトだが、工事は十年前に開始されており、すでに一部の運河は開通している。
ところが問題が随所に発生し、先行きに暗雲が漂う。すなわち黄河の十七倍の水量を誇る長江の水を北京・天津地区に輸送 する 水飢饉対策が目的だったのに、水質汚染、環境汚染、あげくにせっかく運ばれてきた水が雑菌だらけで飲めないと判明して元の木 阿弥になるかも知れないのだ。
三本の運河ルートのうち西線はおそらく実現困難だろう。なぜなら通天河から大渡河に巨大ダムの建設が必要な上、海抜四 千 メートルのバヤンハルム山脈に全長百キロのトンネルが必要とされるからだ。もし水流が山脈をぶち抜くという事態が発生すれば 山崩れ、崖崩れ、土石流どころか地震が頻発し、山脈崩壊など想定外の災禍が予測される。ゆえに西線は「構想」段階で踏み とど まっている。
さらに付随的な障害がぞろぞろと出てきた。
まずは上海西部から天津までの区間の水路が開設されたが、水質汚染が激しく新たに四百二十六の浄水装置が必要に。追加 予算 が膨大に膨らんで、中央政府対地方政府の予算配分をめぐる政争は収拾がつかない。
最大の難問は開墾工事に伴う大量の立ち退き難民の発生だ。
年間二百三十億立方メートルの水が南から北へ輸送されるとなると、自然環境や気象条件その他の状況変化により、一部地 方に は洪水が、あるいは水没が予測される。三十七万もの村落が廃村となり、十七万人の農民が故郷を離れた。新移住区には当然なが ら職がなく、補償金は微々たるものなので不満が爆発した。
かくして立ち退き難民の反乱、暴動が起こる。反政府感情は頂点を極める。都市部に住む四億四千万人の水を確保するため に、 三十七万の村々が犠牲になるわけだから。中国における水問題はまさに死活的である。だからこそ一部の中国企業は日本のきれい な水をねらい、森林資源の買い占めに走るのだ。
バブル国家破裂はいまや時間の問題
そして中国経済の根幹を支えてきた不動産バブルの瓦解が始まった。
共産党独裁というシステムには構造的欠陥がある。猛烈インフレを前に庶民は暮らしていけないと政府に不満を漏らす。新 幹線 事故における鉄道部批判は、じつは政府批判のはけ口である。
博訊新聞網(八月二日付)によれば浙江省杭州で突如勃発したタクシーのストライキがある。理由は、「食料品が一一・ 四%、 とくに豚肉が五七・一%も上がり、これでは食べていけない」とするインフレへの不満だった。
しかし政府はインフレ抑制の目玉としてガソリン料金を抑制し(だから売り惜しみがおこる)、主要都市では地下鉄、バス を低 料金のまま据え置き、このため公共運輸機関の赤字は鰻登りになっている。
北京である日、まったくタクシーがつかまらず、「景気は良いだろう」とたまさか拾えた若い運転手に訊くと、「冗談で しょ。 景気は最悪ですよ」と答えた。「えっ。最悪? タクシーはまったく掴まらないじゃないか」と筆者。すると、「物価があがっ て、こんくらいの稼ぎじゃ(生活が)追いつけない」と溜息だった。
不動産の根本問題は次に発生する不良債権の爆発である。
これまでに地方政府が土地を売って開発を促し、中国全土におよそ一万社ある「開発公社」に国有銀行が巨額のカネを貸し 続け た。
総額は二百五十兆円、このうち百七十兆円が不良債権化すると欧米の経済誌は予測している。こうなると建設ブームは突 如、心 筋梗塞のような破滅的終末を迎えるのは必定だ。それはいまや時間の問題のように見える。
GDP世界第二位、外貨準備世界第一位の経済大国を誇示する中国で、実は経済失速、バブル経済破裂が秒読みとなってい る。
みやざき・まさひろ 昭和21(1946)年、金沢生まれ。早稲田大学英文科中退。日本学生新聞編集長などを経て、昭和 57 年、『もう一つの資源戦争』(講談社)で論壇へ。中国ウオッチャーとして活躍。著書に『中国がたくらむ台湾・沖縄侵攻と日本 支配』(KKベストセラーズ)『ウィキリークスでここまで分かった世界の裏情勢』(並木書房)『オレ様国家・中国の常 識』 (新潮社)など多数。
(※iRONNA編集部注:肩書き等は『月刊正論』掲載当時のものです)
これが書かれて、もう5年も経つのですが、残念ながら、まだ崩壊までは行ってないのが悔しいですね。
こんな状態で、崩壊しないと言うのが不思議で仕方無いですが、やはり、共産党一党支配の恐ろしさなのでしょうね。
と言うか、こんな国から未だに撤退もせずにしがみついている国や企業の責任と言っても過言ではないでしょう。
その先頭に立っているのが、一番中国に狙われている日本と言うのが、余りにも情けないですね。これこそが、戦後の日 本の 劣化の証拠と言えるでしょう。
この時点でも、憲法改正反対が大半を占めると言う日本の劣化は、余りにも酷いですね。このままでは、再生どころか、 中韓 と一緒に崩壊してもおかしくないのじゃないでしょうか。
参議院選挙では青山さんの動画を毎日楽しみに していま した。終わって、これで静かになると思っていたら、今度は知事選です。と言っても、関係ないので、あの都民がどうせとんでもない 選択をするのだろうと冷やかに眺めているつもりでした。
それでも、桜井さんが当選するような奇跡が起こらないかと思いながら、演説を見ていました。
そこで、思ったのが、あの青山さんの熱い演説に通じるものがあることです。桜井さんは完全に命を懸けて日本の為に 戦ってくれ ています。まさに、青山さんと同じです。
桜井さんが言うように、ネットがマスメディアに勝つには10年かかるのかも知れませんし、あの「日本のこころを大切 にする 党」の惨敗を見れば、それが現実なのでしょう。
しかし、そんなには待てません。果たして、都民が、桜井さんを選ぶのは何時のことでしょう。
杉田さんの産経新聞、【杉田水脈のなでしこリ ポート (9)】は、今回は知事選についてです。日本のこころが増田氏を応援すると発表した要ですが、中山成彬さんや杉田さんなどは、直 ぐに、党には従わないとフェイスブックなどに書かれていました。あれは、一体誰が決めたのでしょう。まさか、中山恭子さ んという ことも無さそうですし、何となく、日本のこころもおかしな雲行きです。
杉田さんが、増田氏を応援できないことの理由を明確に書いてくれています。
今回のは長いので、全文は是非リンク元で読んでください。
産経ニュースより 2016.7.19
【杉 田水脈のなでしこリポート(9)】東京都知事選は外国人地方参政権の是非こそが重要な争点ではないでしょうか
東京都知事選挙が始まりました。自民、公明両党、そして日本のこころを大切にする党が元岩手県知事で元総務相の増田寛 也氏を推 薦しましたが、これに伴うゴタゴタが続いています。
私は東京都民ではないので「この人を支持します」という必要はないと思っていましたが、ブログに「増田寛也氏を支持し ないし、 支持できない」と書いたところ、「なぜ?」というご質問が多くの方からあったので、お答えしたいと思います。
増田氏は元建設官僚であり、知事や総務相の経験もあるだけに、他の候補と比べて実務経験に長けているというのはその通 りでしょ う。ですが、私が懸念しているのは外国人への地方参政権付与をめぐる問題なのです。
日本のこころを大切にする党は、彼に推薦を出すにあたりこの件を確認したとfacebookに発表しています。以下は その引用 です。
≪増田寛也氏が過去に外国人地方参政権について認める考えを持っていたことはあるが、東京都知事としてこの件を持ち出す ことはな いということを確認している。当然、我が党は参政権は国民固有の権利であり、外国人地方参政権については認めない立場である≫
増田氏が外国人参政権を認めない立場に変わったのは、一体なぜなのでしょうか。
(1)時系列的な問題=過去はそう思っていたのが、現在は違う
(2)地域的な問題=岩手県ではよいが、東京都ではダメ
(3)外圧要件によるもの=要望があったので認めるべきと言ったが、要望がなかったらやらない
大きく分けると、この3つのパターンが考えられます。
政治家といえども、勉強していく中で考えが変わることはあります。また、時流の変化に対応して前言を撤回をすることも ありま す。それが(1)のケースであり、増田氏が「色々と勉強して考えが変わった」というならば、まだ話は分かります。
(3)のケースならば論外です。首長は要望の声の大きさに応じて行政を進めるべきではありません。そうでなければ、ノ イジーマ イノリティに惑わされて、サイレントマジョリティーの権利や利益を損ねかねません。このような外圧でコロコロと考えや政策を変え るような方は首長失格だと言えるでしょう。
問題は(2)のケースです。これは地方分権の議論の中でとても重要な問題だと考えているからです。
話は2006年3月に遡ります。私はニュー・パブリック・マネジメント(NPM)の現場視察のために英国を訪問しまし た。小泉 純一郎首相の構造改革 の真っ最中で、地方分権や行政評価、PFIなど、新しい手法がもてはやされていた時代です。サッチャー改革の本場を見て、一番驚 いたのは英国が徹底的な中 央集権国家だったということです。
行政評価に関して言えば、日本では自治体ごとに独自の基準を設定しますが、英国はすべての自治体が政府が決めた 基準を元 に評価を行います。
例えば、ごみ収集事業に関し、政府はABCDの評価基準を定めています。一番最低のDランクをとった自治体は、 そこで働 く人間をすべて解雇して次年度からは政府が派遣した人を受け入れなければなりません。そうやって住民サービスの質を向上させ ていくのです。
住民の意見を政策に反映させるシステムは日本よりも遅れており、「どうやって住民の声を聴けばいいのかまだまだ 試行錯誤 している」と言っていました。
この事例はかなり極端ではありますが、改めて中央集権の重要性を認識したのです。…中略
外国人の地方参政権は、後者の事例に属します。自治体によって認める自治体と認めない自治体が混在するような状 態を作っ てはなりません。国がはっきりと「外国人参政権は認めない」と決め、地方にこの決定権限を譲るべきではありません。
ですから、増田寛也氏が外国人地方参政権について、もし都道府県の判断に委ねればよいという考えをお持ちならば、 到底支持 することはできません。というよりも、そんな考え方の持ち主が元官僚で総務相を務めていたかと思うとゾッとします。
私は衆院議員だった当時、「何を中央集権とし、何を地方分権とすべきか」という線引きの議論をぜひ始めたいと思っ ていまし た。国会議員には、霞ヶ関の官僚出身の議員はたくさんいますが、私のような地方自治体職員出身の議員はほとんどいません。そ れだけに、私の経験を生かせるのではないかと思っていましたが、残念ながら議論は緒に就きませんでした。
そんな中、道州制推進の中心人物として頑張っていたのが、今回の都知事選候補の一人である元防衛相の小池百合子氏 でした。
保守の方の中には、地方分権や道州制と聞くだけでアレルギー反応を起こす方もおられますが、地方の活性化は待っ たなしな のです。一刻も早く「誤った地方分権をさせない」という考え方を鮮明にさせた上で国と地方の役割分担について議論を盛り上げ てほしいと思っています。
この件は、自民党、特に都連の腐敗が齎したものでしょう。何と言っても、舛添を選んだ自民党が、全く反省せず に選んだ 候補者ですから利権がからんでいることは明らかでしょう。
いずれにしても、都民が、どれ程平和ボケかを計る最高の機会でしょう。最悪を選ぶのじゃないでしょうか。日本 の劣化も ここまで来たかとぜつぼうさせられないことを願いたいものです。
杉田さんが、参議院選挙の敗北を語ってくれています。
【Front Japan 桜】南シナ海 中国主権認めず / 政党選挙の現実 / 「理想」を語るために必要なこと[桜H28/7/13]
阿比留さんの記事やフェイスブックは、殆ど見 ているつ もりでしたが、こんな面白い言葉を見逃していたとは、お恥ずかしい。
フェイスブックより
阿 比留 瑠比
言葉は適当・穏当ではないかもしれませんが、私は以前、「安倍政権はバカ発見器」ではないかと確かこの欄で書きまし た。今まで 普通の良識人ぶっていた学者も文化人も芸能人もメディアも国会議員も、安倍憎しでどんどん馬脚なのか豚足なのかを現し、私はバカ ですと正体をカミングアウトしていると。
今回の都知事選もまた、そういう様相を表している気がします。まあ、彼らが恥をかこうとがっかりしようと、挫折を感じ ようと、 知ったことではありませんが。
これは、良いですね。安倍政権になってから、政治家だけでなく、学者やジャーナリストなどあらゆる分野から反日売国 左翼が湧 き出してくるので驚いたものです。
やはり、余 命三年作 戦の言うように、安倍さんの深謀遠慮による仕掛けが効いているのじゃないでしょうか。
この部屋でも、何度も安倍さんの手緩さに怒りをぶつけていますが、やはり、並の政治家じゃなさそうです。
と言うか、そうであって欲しいですね。もし、安倍さんに裏切られる何てことになると、日本の再生は無くなりそうで す。と言う か、日本の消滅も有り得そうです。
只、願わくば、もう少し、時々は喜ばしてほしいものです。そうしないと、我慢しきれない保守層が離れていくのじゃな いでしょ うか。それも、折込済みなのでしょうか。
と言うか、やはり、おかしなところは指摘していく必要がありますね。これは、青山さんがやってくれるかな。
孫は何を狙っているのだろうと不思議だった、 最近の持 ち株の売却や、6月27日 (月)、第 1112回の「ソ フトバンク、アローラ副社長が退任」などの一連の動きが、やっとはっきりしました。
何と、今度はイギリスの半導体企業の買収だそうです。遂に、製造業に手を出しました。果たして、これが、どうなるの か、私に は分かりませんが、負債が積み上がったことは確かです。
こんな企業に、一兆円も融資するみずほ銀行も狂っているとしか思えません。やはり、同胞意識でしようか。
ブルームバーグより 2016年7月18日
ソ フトバンク:半導体の英ARMを3.3兆円で買収-同社最大規模
ソフトバンクグループは18日、英半導体設計会社のARMホールディングスの全株式を現金で取得することで合意したと 発表し た。総額は約240億ポンド(約3兆3000億円)となる。ソフトバンクはこの買収により、さまざまな機器をインターネットでつ なぐIoT技術の世界的な有力企業を傘下に納める。
発表文書によると、ARMの1株当たりの取得額は1700ペンス。これは15日の株価終値1189ペンスに約43% 上乗せし た水準で株式14億1200万株を取得する計画。
ソフトバンクにとって今回は2013年の米スプリント買収(約1兆8000億円)を上回る過去最大の買収案件。 IoTに秀で た世界的企業を傘下に納め、ARMの次の技術革新を引き起こすための投資を拡大する。また、同社が保有する専門知識や世界的な ネットワークで、ARMの知的所有権を市場に浸透させることができるとしている。
孫正義社長は買収について「IoTがもたらす重要なチャンスをつかむことにある」とし、ARMがソフトバンクの戦略 で重要な 役割を果たすことになると、発表文書で表明した。その上で今後5年間でARM従業員を少なくとも倍増させる考えを示した。
ソフトバンクからアプローチ
ARMのウェ ブサイトによると、同社は1990年10月に英ケンブリッジに設立された。同社の製品・技術は、スマート フォンの 95%、デジタルカメラの80%、全ての電子機器の35%で使用されている。社員は英国中心に約2200人以上在籍している。
事情に詳しい関係者2人が匿名で語ったところによると、買収はソフトバンク側からの働き掛けだったという。英国の国 民投票で 欧州連合(EU)離脱が支持されて以降、英ポンドの対円堰場は下落しているが、ソフトバンクはその前から買収を検討していたとい う。
ARMの取締役はすでに同社の株主に買収を推奨することで全会一致しているとしているが、買収にはARMの株主と英 国裁判所 の承認が必要となる。また、ソフトバンクは買収資金調達にあたり、みずほ銀行とブリッジローンとして最大1兆円の借入契約を締 結。残額は手元資金で賄うとした。買収は9月末までに完了する見込みだとしている。
エース経済研究所の安田秀樹アナリストは、正式発表前の取材で、いろいろなモノがインターネットにつながるようにな ると「ま すますARM製品が使われるようになる」と指摘。「孫正義社長は独占率と利益率が高いことと、成長性を評価し、買収を決めたのだ ろう。アリババとスーパーセル株式の売却は、この買収の準備だったと考えるのが妥当だ」と述べた。
バリューサーチ投資顧問の松野実社長は、「スマホやネット関連で親和性やシナジー効果が期待できるとみたのではない か」とコ メント。米携帯電話会社スプリント買収に続く大型買収で、既に有利子負債が高水準にある点には懸念を示した。
孫は敵ながらそのバイタリティには驚かされます。これが、日本の為にやっているのなら私も応援するでしょうが、日本 大嫌いで 日本を利用することしか考えてないような人がやることを放ってはおけません。
こんな企業を野放しにしていれば、いずれ日本はボロボロにされて崩壊させられます。
一日も早く、目覚めて、不買運動で倒産に持ち込みましょう。力の無い我々には、それしか道は無いのです。
お恥ずかしいことに、知識不足で、7月12日 (火)、第 754回の「仲 裁裁判所の裁定は『紙くず』」で取り上げた「紙くず」発言をした胡錦濤前政権下で外交トップを務めた戴秉国 元国 務委員(副首相級)なる人のことを全く知りませんでした。
ところが、櫻井よしこさんんが詳しく教えてくれています。どうやらとんでもない影響力をアメリカに発揮していたよう で す。
こんな人がいたなんて全く知りませんでした。日本には、これに対抗できる政治家がいなかったということなのでしょう ね。 やはり、日本の外交はどうにもならないようです。
櫻井よしこ オフィシャルサイトよ り 2016.07.16 (土)
「米で も絶 賛の中国の要人が豹変 国家間で求められる国益の視点」
中国の要人に戴秉国(たい・へいこく)という人物がいる。胡錦濤前政権の外交トップを務めた実力者である。彼の前では 外務 大臣の王毅氏など、小僧っ子のような存在である。
米国をはじめとする世界が戴氏をどれほど重視していたかは、ヒラリー・クリントン氏が2014年に出版した回顧録 『Hard Choices(困難な選択)』からも見えてくる。
同書には日本関連の記述はほとんど見当たらない。むしろ韓国に関する記述の方が多いほどに、日本は忘れ去られ、申し訳 程度 に登場するのみだ。対照的なのが中国である。中国については2つの章にわたって詳細に記されており、どの文章にもどの段落に も、クリントン氏の熱い思いが溢れている。
09年早春、クリントン氏は、国務長官として、初の外遊先に日本を選んだ。わが国には22時間滞在したが、日米対話は 上滑 りするばかりで成果はなかった。彼女の関心が日本にはなかったからである。ところが、日本の後に訪れた中国で彼女は、丸4日 を過ごした。そのときに出会ったのが戴氏である。
一言で言えば彼は彼女の心をつかんだのだ。クリントン氏の中国への入れ込みの強さは、Dai Bingguo、つまり 戴秉 国氏への彼女の個人的な思い入れの強さそのものだといってよい。クリントン氏はこう書いている。
「会った瞬間から会話が弾んだ。われわれは(その後)何年にもわたって、会話を重ねた。彼は私に度々講義 (lecture)をするのだった。いかに米国のアジア政策が間違っているか、彼は皮肉をちりばめながら、しかし、穏やかな 笑顔を忘れずに語る」
世界最強国の国務長官が、戴氏の米国批判に熱心に耳を傾ける姿が浮かんでくる。ある日の会話では、戴氏が胸から一葉の 写真 を取り出して見せた。小さなかわいい女の子の写真である。恐らく戴氏の孫であろう。
「われわれの仕事は全てこの子たちのためですよ」と戴氏が語った。
クリントン氏は「彼の心情はそのまま私の心情でもあった」と述懐する。
戴氏がクリントン氏の未来世代にかける「情熱を共有」したことが、2人の関係が長く太く続いたことの基本だったとクリ ント ン氏は書いている。
健康維持のための運動と長時間の散歩を戴氏に勧められてまんざらでもない彼女の姿勢は、彼に対する親近感の表れでもあ ろ う。
ヘンリー・キッシンジャー元国務長官も戴氏についてクリントン氏に申し送りしていた。キッシンジャー氏は「中国で会っ た人 物の中で恐らく最も素晴らしく、かつ開明的人物」だと戴氏について語り、その識見の深さと、中国政界における氏の重要性を強 調したという。
米国要人に絶賛された戴氏はしかし、豹変した。7月5日、氏は米ワシントンで講演し、南シナ海領有権問題に関してオラ ン ダ・ハーグの常設仲裁裁判所が12日に下す裁定は「ただの紙くずだ」と語った。
中国外務省が公開した資料では、氏は次のようにも語っている。
「仲裁裁判所の決定は何も重大なことではない」「いかなる国家も中国に対し、裁定に従うよう強制してはならない」 「フィリ ピンが挑発的な行動を取れば、中国は決して座視しない」
キッシンジャー氏が「最も開明的」な人物と呼び、クリントン氏が「会った瞬間から会話が弾んだ」人物は、激しい対米発 言も している。
「たとえ10隻の空母戦闘群全てを南シナ海に派遣しても、中国人を脅かすことはできない」
国家間の関係の前には個人的友情や好意など、残念ながら、木っ端みじんに吹き飛ぶのだ。永遠なのは国益だけである。国 益実 現のための冷静な見方のできる国にならなければ生き残っていけないとつくづく、思う。
あの日本嫌いの、4月19日 (火)、第 6043回の「ざまあみろ、キッシンジャー」などで取り上げてきたキッシンジャーも、この人に籠絡されていたんですね。何と も、 恐ろしい男がいたものです。
ところで、この男も凄いですが、ころっと騙されるアメリカ人もだらしないですね。こんな人達が、日本のことを知りも しな いで叩いてきたと思うと、やはり、日本の政治・外交の情けなさを思わずにはいられませんね。
これも、やはり、戦後の日本人の劣化も原因なのでしょうか。それにしても、アメリカのトップを簡単に籠絡してしまっ た戴 氏って、どんな人柄なのか興味がありますね。単なる詐欺師なのか、それとも、間違った共産主義を信じてしまった人格者なの か。やはり、詐欺師でしょうね。
週末恒例の【討 論!】は、参議院選挙から日本のこれからなどの話題でした。
政治というか、日本人の余りの堕落に、もう再生は無理なのじゃないかと気分が落ち込みました。
やはり、日本の劣化は、極言まで来ているのじゃないでしょうか。ここで、踏み止まらないと、崩壊への道をまっしぐら何 てことに なりそうです。
その劣化の象徴が、今度の都知事選挙のような気がします。都民は、誰を選ぶのでしょうか。結果によっては、沖縄と同 じになり そうです。
1/3 【討 論!】参議院選挙の結果とこれからの日本[桜H28/7/16]
2/3 【討論!】参議院選挙の結果とこれからの日本[桜H28/7/16]
3/3 【討論!】参議院選挙の結果とこれからの日本[桜H28/7/16]
今回の参院選では、自民党の比例代表から出馬した青山繁晴氏が、組織票に頼らず当選した。保守派には大変な朗報である。一方、社民党の福島瑞穂氏や、民 進党の有田芳生氏が当選したことを嘆く声がネット上で見られた。私はむしろ2人の当選を喜んでいる。
弁護士時代、日本の官憲による朝鮮人慰安婦の強制連行を主張して世間の注目を集め、後に参院に議席を得た福島氏 は、日韓関係の悪化を招いた張本人との指摘もある。国会議員として説明責任があるのではないか。
有田氏は北朝鮮拉致被害者である横田めぐみさんの娘、ウンギョンさんがわが子を抱いた写真を週刊文春に提供した。 写真の入手ルートや公開理由がよく分からない。
韓国や北朝鮮問題の第一人者である青山氏には、これらの問題を国会で鋭く追及してほしい。
次は、東京都知事選である。鳥越俊太郎氏が野党4党の統一候補に決まったが、この件はいずれコメントする。また、 自民党東京都連のゴタゴタぶりにはがっかりだ。今度こそ、東京都民の利益を最優先に考える都知事が誕生してほしい。
しかしながら、都知事選挙には間に合わないのが残念です。あの蓮舫に100万票も採らせる都民だけに最悪の選択 をする可能性もありそうです。流石に、そこまで平和ボケではないと信じたいところですが、日本のこころを一人も当選 させない日本人だけに期待できそうもないですね。
きっと、沖縄になりたいのでしょう。
ソーラインパルスのような飛行機はともかく、 電気飛行機が飛ぶなん てことを想像もしていなかったことを、2015年5月 9日 (土)、第 5697回の「飛 行機用モーター」で覆されて驚きましたが、その飛行機が、何と、既存の飛行機のエンジンをモーターに取り替 えて 飛行するなんてことまで来ているようです。
こうなると、電気飛行機もいよいよ実用化が見えて来たのでしょうか。
GIGAZINE(ギガジン)より 2016年07月13日
「ハ イブリッド飛行機」の実現を目指す高効率モーター搭載の試験機がテストフライトに成功
燃料を用いるエンジンの代わりに、電気で駆動するモーターで空を飛ぶ電気飛行機と、エンジンとモーターを組みせたハイ ブ リッ ド飛行機の実現に向けた研究開発が進んでいます。そんな中、ドイツの企業・Siemens(シーメンス)は従来よりも飛躍的 に高い効率を備えた航空機用電気モーターを搭載した飛行機のテスト飛行に成功しています。
2016年7月11日(月)、電気モーターによる初飛行に成功した「EA-300LE」と名付けられたテスト機。この 機体 は、ドイツの航空機メーカー「エ クストラ」のスポーツ航空機「EA-300」からエンジンを降ろし、シーメンスのモーターに 載せ替えたものです。ちなみに、「レッドブル・エアレース」で日本人パイロットの室屋選手が乗る機体「300L」 は兄弟機。
搭載されるモーターはこの小ささで、自動車のタイヤと同じぐらいのサイズ感。重量50kgの本体から260キロワット の出 力 を得ることができるモーターで、出力を重量で割った1kgあたりの出力キロワット数「出力重量比(パワーウェイトレシオ)」 は約5.2kW/kg。これは従来の電気モーターのおよそ5倍に相当することからも、その性能の高さを垣間見ることがで きま す。
なお、このモーターに関しては2015年4月にGIGAZINEでも記事化済み。詳細な性能は以下の記事で触れられて いま す。
世界初の「ハイブリッド飛行機」を可能にする飛行機用モーターの開発が進行中、2015年には新たな実機テストも実施 予定 - GIGAZINE
そんなEA-300LEが実際に飛んでいる様子が、以下のムービーに収められています。
EA-300LEは2人乗りのスポーツ機。今回はテスト飛行と言うことでパイロットのみの搭乗ですが、よく見れば前座 には 何 やら機材が搭載されている模様。
開発を率いるシーメンスのフランク・アントン博士は「世界は電気化が進んでいますが、これは海と陸に限ったことではな く、 空にも言えます」と語ります。…中略
今回のフライトはバッテリーから電力が供給されたようですが、今後もっとも期待されているのが、発電用のエンジンと駆 動用 の モーターを併用するハイブリッド型の電気飛行機とのこと。この仕組みを搭載する100人乗り程度の小型旅客機を2030年ご ろに実用化することを目指して、今後の開発が進められることになるようです。
モーターがここまで進歩するとは、本当に想像もしていませんでした。尤も、それは、単に私の勉強不足であって、リニ ア モーターなどでも分かるようにモーターは昔の重くて力の弱いというイメージとは全く違っているようです。
となると、モーターの進歩も止まることをしらずで、もっと軽量にもなるのでしょう。そうなると、やはり、電気飛行機 の将 来はバッテリーにかかりそうです。
いずれバッテリーもブレイクするーが起きる時が来て、エネルギーの世界も一変するのじゃないでしょうか。
韓国の航空機の事故や故障が止まることを知り ません が、相変わらず反日売国左翼マスメディアの優しいこと。日本の航空機の事故だったら大騒ぎなのと比べるとその差は誰が見ても明ら かでしょう。
日本への乗り入れを禁止しても謂くらいの事故を起こしているにも関わらずこの優しさは何なんでしょう。
と言うか、相変わらずの平和ボケの日本人があんな航空会社の飛行機を利用するのに呆れます。LINEやソフトバンク にロッテ などを利用する人達と同じなのでしょうね。
産経が、やっと書いてくれました。
産 経 WESTより 2016.7.18
【経済裏読み】韓 国・アシアナ航空よ、お前もか! 乗客だまし“欠陥機”飛ばすなんて…乗客3億人突破を祝ってる場合?
米ニューヨークの空港で6月、アシアナ航空が離陸直前に旅客機のエンジンで火災が発生したにもかかわらず、乗客に「別の飛行機を用意する」と言って安心 させた後、同じ機体を修理して乗せていたことが明らかになった。韓国の航空会社をめぐっては、5月末に羽田空港を離陸し ようとし た大韓航空機から出火し、乗客乗員319人全員が緊急脱出する事故が起きたばかり。大韓航空の事故では労使バトルが背景にあった と指摘されたが、今回のアシアナは乗客をだまして飛ばしわけで言語道断だ。もうこの国の航空会社に多くは求めない。ただ ただ、安 全第一で願うのみだ。
不安がった乗客を、結局はだました…
韓国紙、中央日報(電子版)によると、6月24日午前11時半(現地時間)頃、ニューヨークのJFK国際空港で離陸を 待ってい たアシアナ航空222便、エアバス380型旅客機のエンジンから原因不明の出火があった。乗客400人を乗せ仁川(インチョン) 国際空港に向けて出発する予定だったが、アシアナ側は調査・修理に入った。
搭乗を待っていた乗客は午後1時頃、アシアナから「航空機の欠陥のため4時半の出発が遅れる」と連絡を受けたあと、4 時頃には 「きょうの出発がキャンセルになった。明日午後4時半に出発する」と、一方的に通告された。不安になった乗客から「機体の欠陥が あるのに問題はないのか」と問われると、アシアナ側は「韓国から到着した別の飛行機に乗っていく」と回答したという。
ここまでは、乗客の安全を重視した適切な対応だったと考えられる。だが、足止めを食らった乗客らが翌日乗り込んだの は、機体の 欠陥のため前日飛ばな かった旅客機で、26日夜(韓国時間)に仁川空港に到着した。アシアナ側は「同じ航空機であるのは事実。申し訳ない」と釈明した が、乗客にしてみれば韓国 到着後に、欠陥が起きた飛行機に乗っていたことを知ったのである。
「安全」よりも「営業重視」の運航?
残念なことに、アシアナは欠陥機を運航したことに関し安全上の問題はないという結論を出している。
中央日報によれば、アシアナの関係者は「エンジンを調べた結果、燃料漏れによる軽微な火災であることが分かり、 (製造し た)エアバスの関係者を呼んで修理した後に出発させた」とし、「軽微な火災の場合、同じ航空機を飛ばしても問題にならない」 と述べたという。
だが、道義的に決して許されるものではない。直前にエンジン火災を起こした機体にもかかわらず、わずか数時間後 には修理 して再び投入するなど、営業面で運航を急ぐために乗客の安全を担保に無理やり飛ばしたという印象も否めない。
元航空機操縦士のキム・ヨンソク韓瑞大航空運航学科教授も同紙の取材に対し「エンジンの火災は搭乗客の安全と直 結する部 分であるだけに、十分に点検・修理した後に運航するかどうかを判断しなければいけない」と指摘している。
「3億人」を喜ぶ前にやるべきこととは…
そのアシアナ航空の累計乗客 数が、今年5月20日に3億人を突破した。同社が今回のトラブル発生の1週間前の6月17日に発表していた。聯合ニュース (電子版)によれば、1988年 の会社設立から28年での達成という。同社の乗客数は順調に伸び、2001年に1億人、その8年後の09年に2億人を突破、 そこから7年で3億人を超えた わけである。また、国際線の年間乗客数は10年から6年連続で1000万人を超えているとしている。
同社は3億人突破を記念し航空券を特別価格で販売するなどさまざまなイベントを行っているそうだ。韓国第2の航 空会社と して設立された同社が乗客数を着実に伸ばしている点は企業努力として評価できる。
しかし、ちょっと待ってほしい。航空会社で最も重視されるのは安全対策なのではないか。アシアナ航空は日本の地方空港へ乗り 入れる外国の航空会社として乗 り入れ地点数が最大級とされる。そうした中で、昨年4月14日に広島空港(広島県三原市)でソウル発のアシアナ航空162便 エアバスA320機が着陸に失 敗し、乗客ら計25人が負傷した事故は記憶に新しい。また最近では2013年にボーイング777-200ER機が米サンフラ ンシスコ国際空港で着陸に失 敗、3人が死亡、約180人が負傷する事故を起こしている。
ただ、航空機の安全強化は何もアシアナ航空に限った問題ではない。今年5月27日には大韓航空の旅客機が羽田空港で離 陸する 際、エンジンの火災で乗客が非常脱出する事故を起こしている。こちらは労使間の対立が激しく、それが事故の要因の1つだったとも 揶揄(やゆ)される。
やはりこの国の航空業界は最近おかしい。多くを求めても仕方ないので、すべての韓国の航空会社にひとつだけ申し 上げた い。「どうか安全第一でお願いします」。
今のところ大事故にはなってないですが、いずれ起きることは間違い無いでしょう。その時になって、始めて騒ぐ のでしょ うか。それとも、それでも擁護するのでしょうか。
やはり、日本政府も反日売国左翼メディアもおかしいですね。
今回の選挙の戦い方を、毎日動画で見ていて、 改めて青 山さんの信念の凄さを思い知らされ、この人はどういう育ち方をしたのだろうと興味津津でした。
ところが、何時もの「答えて、答えて、答える!」のどんな本を読んできたかと言う質問に答えているのを見ていて、母 親と環境 の大切さを思い知らされました。
しかしながら、同じ育ち方をしたとしても、やはり、そこには本人の素質とか精神力などの違いが大きいようです。
と言うのも、身の回りに青山さんとは違って、全く本なんてなかった環境でしたが、それでも、大学時代から読書を始め たもので す。只し、読書量は人に誇れるようなものではありません。
ところが、この動画で青山さんが影響されたと挙げられている本が、不思議なことに殆ど読んだことがあるものでした。
しかしながら、同じ本を読んでも、青山さんとは全く違って、全く身についていません。やはり、ここに差があったんで すね。自 分の今と、青山さんの差は、ここにあったんだと思い知らされました。
やはり、人間、分というものがあるようです。負け組の私の今も、やはり、チャンとした理由があるということです。残 念です が、これも人生ですね。
青山さんが、腐りきった日本を変えてくれることを期待しましょう。日本にもまだまだ素晴らしい人はいてくれるようで す。
何時もの【日いづる 国より】は珍しく中山・すぎやま両氏の対談でした。選挙中なので、政治家のゲストは遠慮したのかも知れません。
日本を愛するお二人ですから、全面的に賛同することばかりです。
その中で、興味深かったのが、すぎやまさんが、放射線廃棄物をロケットで太陽に捨てるという素晴らしいアイデアを提 案された ことです。17分前から
これは、安全性などで問題がありそうですが、技術的にはどうなんでしょうか。と言うことで、サーチしてみると、この アイデア は、今までも結構考えられていたようです。
少し古いですが、詳しく説明してくれているところがありました。これによると、今の所は不可能とされているようで す。結構長 いので、全文は、リンク元で読んでください。
ようこそ、基礎科学研究所ホームページへよ り 2013年10月18日(金曜)
太 陽にゴミを捨てる!!??・・・ミッション・インポシブル
太陽に核ごみを捨てる
東北大震災があってしばらくした頃、女子高生たち数人と話をする機会があった。そのころ原発事故で発生した放射性廃棄 物の処理 が問題になっていた。どこの自治体も廃棄物を受け入れなくて処理が遅々として進まない状況が話題になったとき、彼らの一人が、そ のゴミをロケットに積み、太陽へ捨てればいいのでは、と提案した。
私はそのナンセンスさを一つ一つ説明し、無理であることを伝えたのだが、提案した女子高生は思わず泣きだしてしまっ た。若い女 性を泣かせるとは、私もまだまだ捨てたものではない!!なんてね。私はべつに彼女を泣かすつもりで言ったのではなく、科学的な不 可能性を説明したつもりだが、私の言い方がきつかったのと、せっかく考えた案を一蹴されたので悔しかったのだろう。
なぜナンセンスか。その第一の理由は放射性廃棄物をロケットに乗せると言う案自体が、危険きわまりないからだ。ロケッ トの事故 はそれほど珍しい事ではない。打ち上げ直後のロケットが爆発する事は、スペースシャトル・チャレンジャー号の事故が一番劇的で あったが、結構起きる事なのだ。…以下略
このすぎやまさんのアイデアには大賛成ですが、なかなか難しいようです。とは言いながら、人類が考えたことは絶対に 実現され ます。
これが、成功すれば、大きなリスクが地球から無くなるのですから、やはり、真剣に取り組む価値はあるのじゃないで しょうか。
この部屋で、何度も書いてきましたが、日本に 新幹 線網が未だに無いのに怒りをぶつけ、それだけでなく、貨物新幹線網をつくるべきと書いてきました。
ところが、リニアの方が先で、新幹線網については殆ど触れられることもありません。それどころか、海外への輸出の方 を優 先しているのが、どうにも納得できないものがありました。
只一人、2015年11月 6日 (金)、第 5878回の「メ ガリージョン構想」などで気を吐いていた西田さんは何をとち狂ったのか、ヘイトスピーチ法なんか作ってし まって がっかりさせられました。
しかし、まだ、新幹線網を考えてくれている人がいました。
何時もの、中山恭子さんの【日 いづる国より】で藤井さんが、【Front Japan 桜】で三橋さんが取り上げてくれています。
心配していた中山恭子さんも、まだまだ情熱は失ってないようです。やはり、安倍さんの次の総理というか、安倍さんに 代 わってもらいたい人ですね。
やはり、新幹線網といい、日本はまだまだやることがあります。こういう夢のある話は良いですね。日本をここまで縮小 させ たのは、やはり、財務省だったのじゃないでしょうか。
私も、騙されて、一時は緊縮財政が必要と思ってましたが、どうやら、根本的に待ちがっていたようです。藤井さんのグ ラフ を見て、改めて目が覚めました。
結局は、アメリカに潰されたということじゃないでしょうか。ようやく日本も目覚めて来たようです。これからが、勝負 です ね。
昨日のカリフォルニアの教科書への慰安婦掲載 に対する 強烈な報復になる記事がありました。と言うか、2年も前の記事ですが、以前に取り上げていたと思って、探してみたのですが、分か りませんでした。
2015年4月27日 (月)、第 686回の「ベ トナム人講演会で『殺してしまえ!』」などでも取り上げてきたベトナム戦争での韓国軍の虐殺の真実につ いての記 事で す。
と言うことで、改めて取り上げておきます。
ZAKZAKより 2014.07.11
韓 国軍ベトナム大虐殺で新事実 神奈川大名誉教授ら現地調査 世界に“告発”へ
韓国軍が、ベトナム戦争で民間人を虐殺したことを伝える慰霊廟が、ベトナム国内に多数建てられている。神奈川大学名誉教授 の北 岡正敏氏(工学博士)と、 「シンクタンク戦略大学」主宰の北岡俊明氏の兄弟は昨年9月と今年2月、現地調査を行い、膨大な資料と遺族の恨みと怒りに満 ちた 証言を持ち帰った。中部3 省だけで2700人を超える犠牲者名を確認したが、その数倍の犠牲者がいる可能性が高いという。2人は来週から「韓国の戦争 犯 罪」を告発するため渡米す る。
「慰霊廟の地図はなく、各地の戦争博物館に行き、写真や証言をもとに探し回った。廟にたどり着くと、遺族らが次々に集まっ てき て『親兄弟が皆殺しにされた』『女性や子供もやられた』『韓国人が憎い』と訴えきた。ベトナム人が証言した韓国軍の所業は鬼 畜そ のものだった」
北岡俊明氏は夕刊フジの取材にこう語った。
朴槿恵(パク・クネ)大統領率いる韓国が、日本の地位を低下させる「ディスカウント・ジャパン運動」を世界中で展開するな か、 日本が情報戦で勝ち抜くた めに、北岡兄弟は自費でベトナムにわたった。調査結果の詳細は、2人の著書『韓 国の大量虐殺事件を告発する-ベトナム戦争「参戦韓国軍」の真実』(展転 社)として先月出版した。
韓国は1964年にベトナム戦争に参戦し、73年まで8年間で、延べ約32万人を派兵した。「最精鋭部隊を投入した」と伝 えら れてきたが、実態はまったく違ったようだ。
北岡兄弟の調査は、ベトナム南部のビンディン省とクアンガイ省、クアンナム省を中心に行われ、慰霊廟など19カ所を調べ た。そ こには、「憎悪の碑」「恨みの碑」「怒りの碑」などの言葉や、虐殺を伝える壁画・像とともに、犠牲者名などが刻まれていた。
ビンディン省・ビンアンの大虐殺は1966年1月23日~26日に起き、1004人が犠牲となった。2006年に建立され た慰 霊廟には、韓国軍の虐殺を描いた高さ約3メートル、長さ約20メートルの壁画が設置されていた。
俊明氏は「火に焼かれる裸の女性。強姦されて横たわる女性。累々と横たわる死体。まさに壁画は地獄絵図だった。遺族の証言 によ ると、韓国軍は、女性や子 供、老人などの弱者を中心に殺し、妊婦の腹を裂いたり、子供の手足を切断したケースもあったという。『韓国人に復讐したい』 『世 界に伝えてほしい』と迫る 人もいた」と語る。
クアンガイ省・フォックビン村の虐殺は66年10月9日に起き、68人が犠牲となった。慰霊塔には、犠牲者名と性別、年齢 が記 してあり、それによると1 歳児から75歳まで殺された。68人のうち46人が女性(約68%)で、10歳未満が23人(約34%)いたことが分かった とい う。
俊明氏は「死体の山に埋もれて助かったグンさんは『韓国軍は慰霊塔がある場所に住民を集めて、突然、小銃や機関銃、手榴 (しゅ りゅう)弾で虐殺を始め た。私の両親と兄弟の8人が殺された』『韓国軍の行為は子々孫々まで語り伝えていく』と証言した。話を聞いていて、私も怒り が込 み上げてきた。ベトナム政 府は韓国との経済協力を考慮しているようだが、末端の人々の怒りは抑えきれない」と振り返る。
韓国軍というと、虎のマークをつけた精強な「猛虎部隊」で知られるが、実際はどうだったのか。北岡兄弟は、複数の元解放軍 兵士 にも取材している。その1人、クックさんは、俊明氏の「韓国軍は強かったのか?」との問いに、「フフン」とせせら笑ったとい う。
俊明氏は「ほかの元兵士らの反応も同じだった。『十数人で百数十人の韓国軍を殲滅(せんめつ)させた』と豪語する人もい た。そ して、異口同音に『米軍は 残虐ではなかった』と証言した。米軍はソンミ事件のイメージがあるが、現地の感覚では違った。一連の調査から、強い軍隊は虐 殺は しない。韓国軍は弱いか ら、恐怖にかられて虐殺したのだろう」と分析した。
2回の調査で確認できた犠牲者名は約2700人だが、3省にはまだ未確認の慰霊廟がある。さらに、近隣のフーイエン省やカ イン ホア省、ニントゥアン省な どでも韓国軍による虐殺があり、慰霊廟も建てられているという。現地関係者の証言などを合わせると、韓国軍による虐殺はベト ナム 全土で約100カ所、犠牲 者は1万人から3万人と推計されるという。
このため、北岡兄弟は調査を続行するとともに、民間人の大量虐殺という「韓国軍の戦争犯罪」を世界に発信するため、英訳し た資 料と証拠写真などを持って、来週15日から渡米する。米国の軍事関係者や報道関係者、日系人などと接触する予定だ。
俊明氏は「人道に対する罪に時効はない。韓国に日本を批判する資格はない」と語っている。
折角、こうした貴重な研究による本も出版されているのですから、政府、外務省はこれを武器にアメリカに働き かけた貰 いたいものです。
7月14日 (木)、第 1129回の「外 務省はぜひジャパン・ハウスで参戦を」で山本優美子さんが書いてくれていたように、箱物やお祭りで 無駄な予 算を浪費せずに、こうした素晴らしい武器を拡散することに使って貰いたいものです。
何時になったら仕事をする気になるのでしょう。やはり、解体しかないのでしょう。青山さんの質問で変わるで しょう か。