明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



最近気分転換に、オーディオインターフェイスのアンプシュミレーターにギターをつなげて音を出している。真空管が入っていてアナログ機器のような外観だが、中身はスッカラカンである。これをパソコンにつなげて音を出すと、何種類ものアンプ、エフェクターの音を再現していて、とっかえひっかえできる。機材は何でも高かった昔を思えば夢のようである。 この齢でヘビメタ御用達、矢印形ギターのフライングVを弾いているなどというと、普通はそれなりの腕前と思われるに違いないが、まったく下手の横好きというやつである。先日、高校時代の友人で精神科の医師をやってる男からメールが着た。高校時代集まってはギターを弾いたり録音した仲である。私が笑わすつもりでフライングVを弾いているというと、彼も同じくフライングVを弾いているというので呆れたのであった。彼の自作のエレキギターはダブルネックで、その姿はビザールという形容は超えていて、どちらかというと患者が作ったのではないか?という意見もある。なにしろボディには形代(かたしろ)が封印されている始末である。そんな訳で私のとっておきの友人の一人なのである。 先日久しぶりに荒川サイクリングロードを走ったKは学生時代に酒屋のアルバイトでフェンダーのストラトキャスターを買い、それは今では息子が弾いているそうだが、それよりもう一本、我々世代には絶大な人気を誇った、今は亡き成毛滋のグレコは成毛モデルのレスポールがある。このあたりでケースから出さないと、あとは遺品として粗大ゴミがおちである。レスリー・ウエストのピッキング・ハーモニクスの弾き方を、昔私に教えたのはKだった、とせいぜい焚きつけておいた。

01/07~06/10の雑記
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