明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



携帯電話が未だに身につかない。肌身離さずというわけにいかずよく忘れる。まったく使いこなせていないが、マニュアルを読む気になれない。 私はもともと能書き好きで、薬から食品から、説明書を必ず読んでいた。昔はアナログレコードを買うと、帰宅途中の電車の中など我慢できずにライナーノートを熟読したものである。もちろん電気製品も同様であったが、デジタルな製品が多くなり、解説読んでも面白くなくなった。というより解説書読みとしてはついていけなくなった、というのが正直なところであろう。近日中に、自宅録音用のアンプシミュレーターというものが到着するはずである。これはパソコンにつないで色々な音を出せるというものだが、中に真空管が入っていて、アナログ機器風な外観なのだが、その実、持ってみると中はスカスカのデジタル製品らしい。相当に煩雑な解説書がついてくると思うと頭が痛い。いつからこうなったかというと、インターネットを始めたのが、私のやっていることを言葉で説明するのが面倒で、HPに全部載せたら楽ではないか、と思ったからで、このHPもマニュアル見ながら自分で作ったわけだが、それまでワープロさえ触ったことがなかったのでイライラしどうしで、柱に正拳突き、マニュアル本を2度ほど全力投球した。マニュアルばなれは、あそこからだろう。  携帯電話がかかってくる気配がないと思ったら留守番電話になってしまうらしい。駅の近所には携帯屋?があるから相談しろといわれるのだが、もともと自分でやってもみないで人に聞くなど失礼だ、と考えるタイプで、解説を読もうともしない女性等には、常にそういってきた。だがしかし、興味がない物に非情な私は、携帯を逆関節に真っ二つに折る衝動をなんとか抑え、自転車でひとっ走りしてくることにしたのであった。

01/07~06/10の雑記
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