明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

一日  


母から電話で、先日ブルーノート東京で『ハーヴィー・メイソン “カメレオン・バンド”』を聴いてきたという。もっとも母に誰だと聞いても覚えていないだろうから、サイトのスケジュールを見て知ったのである。相当楽しかったらしく、また何か観に行きたいといっていた。せめて歌舞伎にしようよ、と私。
HP開設十周年で、制作中の人物当てクイズをやったが、一回置いて再びやってみようと思ったのは、以前からこの人物を作ることあらば、と温めていたアイディアがあり、それは画面中に要素が多く、ヒントも多いのではないか、と思ったからである。配布中の坂本龍馬は風邪をひいたりしてブログで触れる機会が少なかったし、次回の人物は、私は良く知らないので、今のところ良いヒントが出せる気がしない。 海産物がいきなり出てきて、大いに惑わすことができたと思うが、Tがおそらくその海産物を好きだったせいもあり、実際、画面の一番手前で“巨大”に扱った。残り二つの物の仕上げをする。一つはプラモデルで、相変わらず下手糞な出来だが、だからといって特に不都合はない。確か戦後、警察予備隊時代の自衛隊が、アメリカから提供を受けていたのではなかったか?機種名を検索すると、おそらくTとの繋がりが明らかになってしまう。今回は、“架空”の器機も登場する。これは知人のつてで、ミニチュアを撮影できた。最後は、海産物が失敗したなら、主役になるはずだった物で、こんな物に色を塗っていると子供の頃の復活祭を想い出す。無事に画面上に収まったが、これもまた“巨大”な扱いである。というわけで、背景はおおよそ完成といって良いだろう。最後に一ネタ考えていることがあるが、画面が煩雑になっても、と最後に決めることにした。今回はシチュエーションが特殊なので、主役のTをそこそこにして背景の完成を急いだ。
22日からの東武百貨店池袋店の『甦る江戸川乱歩の世界展』は、展示する機会も少なくなったモノクロプリントを出品しようと考えている。これは第五回の池袋モンパルナス回遊美術館の一環だということである。それはいいのだが、併設でイラストレーター20名の展示がある。それにも何点か出品することになっていたが、先方とのコミニュケーション不足で、それもテーマが乱歩だと思っていたら、『ミステリーと私』だという。それを知ったのは本日で、少々慌てているのであった。

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