5年も個展から遠ざかっていると、すっかり要領を忘れており、作ることばかりに集中して媒体への告知など全くできていない。考えてみると20代、初期のジャズ・ブルースシリーズの頃は、電気溶接で公団などの物干しを作りながら制作をし、なおかつDMを置いてもらいにジャズ喫茶など回ったのだから大変であった。伝わらなければ無いと一緒だが、来てもらわなければ観てもらえないのだから、ネットなど無い時代に必死だったのであろう。しかしネットが無い分、新聞に個展のタイトルが一行載っただけで、どこの馬の骨か判らずとも随分人が来てくれたように思う。逆に今はそういうことはないだろう。 本来、遊びに来た友人に「どう?」なんて調子で、他に発表などしないで済めばどんなに良いだろう、と考えるタイプなので、制作には向いていただろうが、発表には向いてないようである。
過去の雑記
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