買ったばかりのTVのリモコンを濡らしてしまい、TVなど見ている場合じゃないということだ、と以来、一切見ていない。市川崑の『東京オリンピック』での後姿が印象的で、モハメド・アリと激闘を演じたジョー・フレイジャーが知らないうちに亡くなっていた。知人の妹がアメリカ滞在中に書いてもらったノートに書かれたサインを持っている。キンシャサの奇跡といわれたアリとジョージ・フォアマンの試合は、アリとあれだけの激闘を演じたフレイジャーがフォアマンにボロ雑巾のように倒されたせいで賭けが成立しなかった高校の休み時間。フックの多段打ちは、タイソンも参考にしていたであろう。 元横綱隆の里も亡くなっていた。糖尿病対策で考えたレシピ本を出していたような気がする。宴席で目の前の刺身を食べずツマだけ食べ、シミッタレなどの声にも耐えて横綱を張ったのだが、現役時代より随分大きくなっていたから、続かなかったのであろう。 巨人が内紛だそうである。まったく日本の野球に興味がない私にはどうでも良い話であるが、『中央公論Adajio』は、創刊号の江戸川乱歩のパイロット版を見た渡辺恒雄の、カラーにしろ。の一言で、最終的に私にお鉢が回ってきたと聞いた。確かに江戸川乱歩のカラー写真は数える程度しか存在しない。 今回、唯一制作を躊躇したプリント作品完成。三島が派手なマントに弓を持っている。
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