明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



鎌倉は円覚寺の開山、無学祖元師(仏光国師)明日乾燥に入れそうである。乾燥後に細かい部分を仕上げる。いつも言っているように、一度作ってしまえば、立体はどこからでも撮れる。真正面向いたバージョンを、とすぐに思い付いた。円覚寺創建寺、白鹿が祖元の元に集まって来た、と伝わっており、円覚寺の山号は瑞鹿山(ずいろくざん)となった。そこで真ん中で正面を向いた恩師を囲んで卒業生が記念写真を撮るかように、祖元師を白鹿の群れが囲んでいる。浮かぶのだけは早く、悩んだことはない。ただ、できるだけやんわりと浮かべるのがコツで、白鹿の配置まで浮かんでしまうと、焼きついてしまって、変更が効かなくなるのが厄介なのである。なのでアイデアスケッチなど絶対やらない。



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