最近5時近くまで制作していても目が覚めるのが早いので、近所で朝の定食を食べるようにしている。夜は飲み屋なのだが、階下に住む映画プロデューサーのYさんと飲んでいて、朝は定食やってるから来てやってよと言われたのである。Yさんは商売柄、なにかと気を使い、世話焼きなのである。 朝の定食は奥さんが一人でやっていて、夏休みの今は、たまにドアの陰から、小学生の娘が顔を覗かせたりする。奥さんは夜は店にあまり顔を出さないので、最近、頻繁に来るようになった私は何者だろうと思っているに決まっているが、人見知りなので、ただ黙って食べて帰る。 7時頃に行くと、すでに仕事を終えたタクシーの運転手が、10人くらいで酒を飲んで盛り上がっているところに出くわす。狭い店なのでやかましいし、タバコが多少煙たいが、だからどうということもない。私はどちらかというと、場の空気に逆らわないほうである。こちらはたった今、目が覚めたばかりだというのに、なんとなく一緒になって、一仕事終えた様な気になってしまう。生ビール。とつい言ってしまうのも時間の問題であろう。 煮込み屋で顔を合わすYさんにT屋の朝飯行ってる?と聞かれ「毎朝カウンターで、藤竜也みたいに食べてます。」
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