英語道(トラスト英語学院のブログ)

トラスト英語学院(長野県伊那市)塾長。英語指導や自身の英語学習雑感、趣味のランニングと筋トレについて綴ります(^^)

成長なき夏を過ごした大学受験生へ

2017年08月23日 | 指導現場にて
長野県内のほとんどの高校で夏休みが終わり、2学期がスタートしました。

大学受験生諸君、1ヶ月前を思い出してみよう。“受験の天王山”と言われる夏休み初日を、どんな気持ちで迎えたか。そしてその後、計画通りの“大”勉強はできたのか。

「この1ヶ月間は何だったんだろう?」と虚無感にも似ている何かを抱いているはずです。夏休みと言っても、時間を使うのはいつもと変わらない自分。そして、1年の中での1ヶ月であり、大きな変化などあるはずもありません。

しかし、この時期にしっかりと基礎を固める暗記中心の勉強をできた者は、秋以降に伸びを感じることができます。忠告にもかかわらず、補習や講習に出るだけ、問題を解くだけで勉強をやった気になっている者は、間違いなく大学受験という大波にもまれてしまうでしょう。

苦手な単元、出題されたら嫌になる箇所は分かっているはずです。なぜそこを徹底して理解に努め暗記しようとしないのか。いつまで自分から逃げているのか。弱い自分と向き合った時、初めて成長できるのです。

respective, respectable, respectful の意味の違いは瞬時に言えますか?

自動詞「横たわる」・他動詞「~を横にする」・自動詞「うそをつく」の原形・過去形・過去分詞形・現在分詞形を、瞬時に正しく綴れて発音できますか?

They say that he studied hard. を He を主語にして瞬時に書き換えられますか?

この程度のことすら現時点でできないのであれば、大学受験はあきらめた方がいい。大学受験はそんなに甘いものではない。上に挙げたことが今できないのであれば、できるようにすればいい。ただそれだけのこと。当たり前のことを当たり前にできるようにする。そんな当然のことが、大学入試では求められているのです。


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