英語道(トラスト英語学院のブログ)

トラスト英語学院(長野県伊那市)塾長。英語指導や自身の英語学習雑感、趣味のランニングと筋トレについて綴ります(^^)

英語を話す時の意識

2018年02月10日 | 英語勉強法
英検一次試験の合否が発表され、3級以上の一次合格者は二次面接対策を行っております。

準2級以上の受験者を最も悩ますのが、個人的意見を求められる最後の2問です。自分がそう思う理由を二つ上げるのですが、これがなかなかどうして、英語がスムーズに口から出てこない。

その原因は主に次の二つが考えられます。

①難しすぎる日本語で考えている。
②動詞部の選択意識が弱い。

①について。よく、「英語で考えろ」というアドバイスがありますが、幼少期から海外に何年も過ごした帰国子女でもない限り、それは無理です。日本人は日本語で考えて、それを英語に変えて発話するでしょう。だから、私はあえて「日本語で考えろ」とアドバイスします。ただし、格好良すぎる日本語ではなく、英語にしやすい平易な日本語での発想が求められます。

そして、その流れで②がポイントになります。日本語は結論である動詞が最後に来ますが、英語は主語の次に動詞が来ますので、多くの日本人がここで止まってしまいます。平たい日本語で考えたら、次に動詞部を決めるという意識が大切です。動詞“部”と書いたのは、動詞の時制と助動詞の有無の決定が求められるからです。
They should spend more time reading books. と言うべきなのに、
They spend more time reading books. と言ってしまえば、彼らが習慣として既に本を読んでいることになり、言いたいことが正しく伝わりません。

過去問を使って練習も大切ですが、最も簡単にできる対策は、一日の出来事を振り返って、英語で独り言を言うことです。自分の行動・感じたことを英語で発話する訓練は、私も留学時に毎夜やっていました。それが今のスピーキング力の礎になっているといっても過言ではありません。

英検二次面接まであと一週間。出来る限りのことをやり、本番に臨みたいですね。


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