英語道(トラスト英語学院のブログ)

トラスト英語学院(長野県伊那市)塾長。英語指導や自身の英語学習雑感、趣味のランニングと筋トレについて綴ります(^^)

話し方が与える印象

2019年07月23日 | 閑話
ほとんどの人が先週の金曜日までは、闇営業問題に関して、宮迫さんと亮さんの引退や契約解除を当然のように考えていたと思います。しかし、土曜日の二人の会見で、世論は一気に逆転しました。私もそうなりかけましたが、これは宮迫さんの理路整然として論点を押さえた話し方に起因するものであり、相手(=吉本興業)側の意見も聞かないと客観的な判断はできないと思っていました。

そして、昨日の吉本興業の社長の会見。冒頭の顧問弁護士の経過説明を聞いていた時は「あれ?宮迫さんの説明と食い違うところがあるぞ?宮迫さんが感情的になって針小棒大に言ってしまったのか・・・」と自分の中の振り子が逆の方向に振れかかりました。しかし、その後の社長の的を射ない受け答え、回りくどい説明等々、話し方が下手過ぎて、何を言いたいのか伝わらないグダグダな記者会見・・・。振り子はその位置に止まり続けています。

闇営業でギャラを受け取った二人の問題が、パワハラやコーポレートガバナンスへと論点がすり替えられてしまったままで、問題の本質が欠如した状態になっていることにも違和感を感じます。問題の発端すら忘れ去られてしまいそうな勢いで、事の真相は一体全体どこにあるのか。錯綜する情報を受け取る側が本質をきちんと見極めることが求められているような気がしてなりません。

ただ、一つ確実に言えるのは、話し方で聞く側の受け取る印象が大きく変わるということ。人前で話す仕事だからこそ教訓としたいと思います。岡本社長の的を射ない話し方が注目された同日同時間帯に、話のプロである古館伊知郎さんが『言葉は凝縮するほど、強くなる~短く話せる人になる!凝縮ワード~』の発売記念トークショーを開催したのは皮肉ですね(笑)。


コメント
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