日本経済新聞に不定期に掲載されるランニングに関するコラム。
今回のテーマは、ランニングにおけるサングラスの重要性についてと、日々のトレーニングの意義づけ。
私はランナーの間に広まっている「走った距離は裏切らない」という言葉より、「習慣は人を裏切らない」のほうにひかれる。このほうが無理がない。「習慣は人を裏切らない」とつぶやいてみると、ほんの小さなことでもいいから継続してみようという気持ちになってくる。
コラムの中にはモチベーションが上がる記述があり、日々独りで行っているトレーニングの意義を再認識させられ、もっと頑張ろうという勇気を注入されました。
マラソン大会に出ると、スタートラインに近づくほど、そして、ゼッケンナンバーが小さくなればなるほど、走り込んで日焼けし、筋トレで引き締まった体をしているランナーを多く目にします。ランニングを始めた当初は、そんな彼らがまだまだ手の届かない向こう側にいて、眩しく見えました。
しかし今は、ランニングが習慣化し、トレーニングを積んで走り込んできた自分が、その向こう側に少しだけ足を踏み入れることができ、ようやく「市民ランナー」と言えるようになったと自負があります。
習慣は人を裏切らない。この言葉と共に、これからも走り続けていきます。