大学受験生だった約30年前に最もやり込んだ参考書が、駿台受験叢書の『基本英文700選』でした。2018年11月19日、ひょんなことから『新・基本英文700選』の毎日100英文音読を始めました。毎日必ず声に出して100英文ずつ読めば、一週間で一周できます。これを一日をサボらず続けてきた結果、現在は182周目に入っていますが、ここまでくると、意識していなくても例文をすべて覚えてしまい、気づくと覚えた英文が口をついて自然と出てきます。
大学受験時代に取り組んだ、初代『700選』
助動詞の単元で必ず習う may well ~(~するのはもっともだ)。私はこれまでは高校の頃に全例文を暗記した『標準英語構文160』の44番に載っている
You may well be sorry for her.(彼女を可哀想に思うのはもっともだ)
で覚えていましたが、今週、高2生にこの助動詞を指導した時、ホワイトボードに書いた例文が『700選』の351番、
You may well feel sleepy this morning, for you were up all night long.(一晩中起きていたのだから、たぶん今朝は眠いだろう)
でした。これには驚きました。長年にわたって覚え続けていた『160』の例文が、『700選』の例文に取って代わられたのです。習慣は昔の記憶さえ上書きしてくれるのだと感じました。
いい習慣も悪い習慣も、新しい習慣に取って代わられます。できれば、自分を成長させてくれることを習慣化していきたいですね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます