レイトショーで見てきました。
感想は?と聞かれて、一言で言うなら、「最高にすばらしかった」という言葉を使わせていただきます。
正直、2時間半という短い時間で、長いストーリーをどこまでまとめて映画化出来るのだろうか?という懸念は有りました。
亡国のイージス、ローレライは的外れな映画(駄作?、単に娯楽作品とだけ考えてみればまあまあです)でしたが、今回は事実を基にして映画を作製しているだけあって矛盾点も無く、よい作品でした。
家内は映画の中で描かれている若い水平(年齢にして15歳から19歳くらい)と息子をダブらせてしまい、途中からずっと泣いていました。
私もたまらなくなるので、考えないようにしながら見ました。
映画館には、若い人より、私と同じくらいの年齢層の人たちが多く、夫婦で来ている人たちはみんな私達夫婦と同じだったようです。
ストーリーを語るような野暮なことはしませんが、この少年達の心の動きと現実を映画は追いかけています。
若くて弾んだ目ではじめてみる巨大な大和、厳しい訓練、親や恋人、初めての戦場と現実、やがて知る最後のとき、別れ。
最後の戦い、そして終焉。
この映画は、学校で教育教材として使える可能性を感じています。
今の若者と昔の若者との違いを伝え、今の若者がどれだけ恵まれているのかを悟らせ、また戦争の悲劇を現実の形として伝えるのに適した映画だと思います。
これから見られる方は、最後のエンディングの曲が終わるまで席を立たないで見てくださいね。 心に訴えるものがあるはずです。