穴
キューんガガガガ ボコン!、 キューんガガガガ ボコン! と穴を開けています、そしてその横で同じ職場の先輩があきれて口を開けています、というか笑ってしまっています。
穴を開けているのは、車の天井部分です。
「えー? マジで?」 と皆さん思われるでしょうね。
私は平気で車に穴を開ける男でして、おそらく高級車のジャガーでも同じ事をすると思います。
半分アメリカ人的思考の私には、車を単なる道具としか捕らえないという困ったところがあります。 唾つけて磨くような価値観を見出せないのです。
いいのか悪いのか、まあ自分が納得しているのだから良いのでしょう(おー!いつもの肯定です)
なんで穴を開けているかと言うと、実はスキーキャリアを取り付けているのです。
家の軽にはルーフレールがなく、レインガーターも無いために、適応するキャリアがどこのメーカからも発売されていません。 メーカーは、「この車でスキーに行くなよ・・・」と暗黙に言ってるのかはわかりませんが、前回シボレーでスタックし、青ざめた記憶も生々しく、「そんじゃ”軽”い”軽”でいくべ」という極めて単純、かつ”軽”率な発想です。
キャリアはボード二枚(乗せ方で4枚)スキーを4セット同時に積載できるもので、近所のリサイクルショップで「誰かかってー」と片隅でたたずんでいたRV-INNOの新品です。
とにかく無駄なお金をかけない(3000円でした)、使わない(けちですねねー)、自分でできることはなんとしてでもやる(下手の横好き)といういつもの癖が全開です。
そんでもって キューン!
軽の場合、車の天井も軽でして、フルに重量をかけられるような設計になっていません。
そのため、キャリアの台座は、加重をかけてよいところ(ドアフレーム)のところ、いうなれば天井フレームともいえる部分にしっかりと乗るように固定し、重さはすべて、このフレームで受ける様にします、そのため天井自体にはなんらの重さはかかりません。
本来使用するはずのキャリアクランプ部にはステンレスのぶっとい丸棒をかませ、揺れや、ゆがみをここで吸収させますので、その影響も天井にはきません。 ですから天井の穴は単に前後左右に動かない様に固定するだけの役割しかないのです。 車両用の鋼板は常にゆがんだりたわんだりする状況に耐えうる、粘り強い材質を使用しており、このように穴を開けても、普通の鉄板より、穴自体に強度があるのです。 固定は大きなワッシャーで応力を分散し、固定ねじは、ダブルロックをかけ、しかも室内からも容易に締めたり点検できるようにしました。 ですので、普通にキャリアをつけるより、数倍以上も現実的強度があり、緩み等も一目で分かります。 まず天井全体が吹っ飛ぶような衝撃を受けない限り、絶対に飛んでいくことはありません。
雨漏り対策は、キャンピングカーで散々やってますので、別に難しいことではありません。
そんなわけで完成!
早速週末行って来ます。
ところで家の息子、「おいスキーにいくぞ」、「俺バイト」、へいへいというわけで、家内と娘を連れて行くことになりました。