帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

海・南風・そして何より”真夏の太陽”が大好きな翔です。

「よろしく!」  

身を呈した小沢代表?

2009年03月08日 | Weblog
西松建設の違法献金事件で、自分の公設秘書が逮捕された民主党の小沢代表ですが、この事件に関して僕はいささか報道とは違った考え方をしています。

いうなれば今回の事件は出来レース、初めからシナリオが作成されていて、それをこの時期に計画通り実行させたのではないか?と考えています。

逮捕された公設秘書ですが、現在は容疑ということで明確に違法なのかどうかという事はわかりません、政治資金規正法そのものが完全なザル法であり、方法により黒を白にすることも可能であることから今後の展開としては起訴にもならずに最終的にはうやむやとなって終わるのではないかと思うのです。

逮捕された秘書も犯罪にならねばだれも文句を言えませんし、逆に疑惑をかけられた被害者として、経験を積んだ優れた能力を持つ者として、新たに安定した行き先を斡旋されていくか、もしくはそのまま現在の地位に復帰するか?と見ています。

それ以前に日本人の得意技である「過ぎたことは忘れた!」よろしく、3ヶ月も経てば「なんだっけそれ?」なんてなる。(^^)

その道のプロというものはけして馬鹿ではなく、緻密な計算に基づきギリギリの線で法律を抜けていく事ができるかを問われるものですし、検挙根拠がザル法であれば裁く側にとっては非常に難しいということも相乗し、逆に言えばこの公設秘書はマスコミのさらし者になることに耐える覚悟のある腹のすわった人間であるともいえるので、グレーな部分を要求されるところが多々ある現実社会ではこうした人材というのは引く手あまたなのです。

今回の出来事が初めからストリーのある物であると踏んでいる理由ですが、それは問題発覚後の小沢氏の動きにあり、公設秘書が逮捕されるということは自分の基盤を壊される(さまざまな裏表がすべて表にされていくに等しい)ことですから、本来ならもう少し表情や行動等に動揺が出てもおかしくはありません。

しかし、今回のことはまったくそうした乱れというものが小沢氏に無いところに「おかしいなこれは?」と疑問をもつわけで、マスコミに対する答弁もあらかじめ計算しつくされたような回答になっており、唐突に起きた事件のはずがあまりにも上手すぎる・・・・。

以前、民主党の政権運営能力にみずから疑問を投げかけたことのある小沢氏ですが、実のところ現在もまだそうした考えが心のそこにあり、麻生内閣の支持率低下にともない現実に選挙が行われて野党から与党になるようなことがあれば、それはこれまで自民党の政策に「私たちならかならずこう出来る」と言い続けて来たことを間違いなく実行できねばならない事を求められるということであり、それが出来ねばほぼ間違いなく来るのは党の信頼低下と最終的崩壊なのですね。

これは以前一度だけ政権を取り、その後に崩壊した社会党とまったく同じ運命をたどることになるわけで、民主党は自民党の対抗的存在として存立して初めて意味をなしうるわけで、適度な議員数で自民党の足をうまく引っ張り続けることが民主党としては安定した経営となる。

自民党時代にこの国の防衛力の貧弱さをを理解しきっていた彼が日本の防衛は第7艦隊だけで十分と発言するあたりから「どうも変だぞ・・・」と思い始めていたわけですが・・・・

民主党の代表でありながら、次の選挙はやはり自民が政権を取ってもらわねばならない。

表に見えない裏世界の駆け引きという物は何処にでもあるものですが、さて今の政治はどうなのでしょうかね? (^^)