なんでもそうですが、安全だから、危険性はないからという言葉を使いたがるスポーツというものがあります。
皆さんもニュースですでにごらんになっているかと思いますが、3月14日、鎌倉材木座海岸で一人のウインドサーファーが亡くなりました、その一月ほど前はプロが大会中の事故で命を落としかけました。
僕はあらゆるスポーツの中で一番危険性の高いのがウインドサーフィンだと思っています。
その理由の一部を後で述べますが、クライミングやスクーバダイビングも危険性は有るものの、そんなものに比べたらウインドは遥かに危ない。
微風&波無し海面でよちよち乗っている頃は怖いとか危ないとかはさほど感じませんが、プレーニング可能な風域ともなれば、普通の人でも時速50km近い速度で海面をぶっ飛んでいくわけです。
生身の体がむき出しでその速度で走る事を想像してもらえれば分かるかと思いますが、
いくら相手は風と水といえ、吹っ飛ばされた際の衝撃というものは凄まじく、ましてや鋼鉄並みの硬さをもつカーボンマストやボードに体をぶつければどんなことになるかは言わずとも解るものです。
更に刻一刻と変化し続ける自然の力は全く予測不可能であり、荒波はいくらウエットスーツを付けてようがお構い無しに体を水中に引きずり込もうとするし、便りのボードとセイルは一度体を離れればどんどん押し流されて離れていく。
そこに来て「私は根性入ってます!」と言いたげにまだ凍える水温の海に出れば、あっという間に人の命など失われるのですね。
そもそも、どんなスポーツでも危険性はあるけれど、いざというときに“怖いから”、“疲れたから”、“痛いから”と座ったり寝ている事など全く許されないウインドサーフィンというのは非常に危険なスポーツなのです。
ウインドの道具は強大な風の力を人が扱いやすくするために極限まで軽量化されているために
マストはすぐ折れるし、セイルも簡単に破ける、ボードとセイルを結び付けているジョイントのゴムの寿命は本当に材質を考慮しているのかと思うほど短く、複雑な構造の道具は全てにおいてどれか一つでも不測の事態がおきれば即航行不可能になる。
僕が秋から春にかけて乗らないのは、その危険性ゆえのもので、娘も大会等のレスキューが万全な環境と判断できない以外は出させません。
夏でも、娘が出るときに海面が荒れていれば「二度と帰ってこないかもしれない」と思わされるスポーツ、それがウインドサーフィンなのです。
死んでしまっては何の意味も無い、自分の力量の半分で楽しめるくらい限界とする、その気持ちこそが勇気なのだと娘には話していますが・・・・
皆さんもニュースですでにごらんになっているかと思いますが、3月14日、鎌倉材木座海岸で一人のウインドサーファーが亡くなりました、その一月ほど前はプロが大会中の事故で命を落としかけました。
僕はあらゆるスポーツの中で一番危険性の高いのがウインドサーフィンだと思っています。
その理由の一部を後で述べますが、クライミングやスクーバダイビングも危険性は有るものの、そんなものに比べたらウインドは遥かに危ない。
微風&波無し海面でよちよち乗っている頃は怖いとか危ないとかはさほど感じませんが、プレーニング可能な風域ともなれば、普通の人でも時速50km近い速度で海面をぶっ飛んでいくわけです。
生身の体がむき出しでその速度で走る事を想像してもらえれば分かるかと思いますが、
いくら相手は風と水といえ、吹っ飛ばされた際の衝撃というものは凄まじく、ましてや鋼鉄並みの硬さをもつカーボンマストやボードに体をぶつければどんなことになるかは言わずとも解るものです。
更に刻一刻と変化し続ける自然の力は全く予測不可能であり、荒波はいくらウエットスーツを付けてようがお構い無しに体を水中に引きずり込もうとするし、便りのボードとセイルは一度体を離れればどんどん押し流されて離れていく。
そこに来て「私は根性入ってます!」と言いたげにまだ凍える水温の海に出れば、あっという間に人の命など失われるのですね。
そもそも、どんなスポーツでも危険性はあるけれど、いざというときに“怖いから”、“疲れたから”、“痛いから”と座ったり寝ている事など全く許されないウインドサーフィンというのは非常に危険なスポーツなのです。
ウインドの道具は強大な風の力を人が扱いやすくするために極限まで軽量化されているために
マストはすぐ折れるし、セイルも簡単に破ける、ボードとセイルを結び付けているジョイントのゴムの寿命は本当に材質を考慮しているのかと思うほど短く、複雑な構造の道具は全てにおいてどれか一つでも不測の事態がおきれば即航行不可能になる。
僕が秋から春にかけて乗らないのは、その危険性ゆえのもので、娘も大会等のレスキューが万全な環境と判断できない以外は出させません。
夏でも、娘が出るときに海面が荒れていれば「二度と帰ってこないかもしれない」と思わされるスポーツ、それがウインドサーフィンなのです。
死んでしまっては何の意味も無い、自分の力量の半分で楽しめるくらい限界とする、その気持ちこそが勇気なのだと娘には話していますが・・・・