さて、だいぶ時間を置いてしまいました、そろそろ春なので冷蔵庫を車に取り付けねばなりません。
作業そのものはだいぶ前に終わっていましたが、アップするのが面倒でそのままになっていました。
さて、取り付けはそのまま取り付けで、多少の改造を加えています。
作成した基盤を使って新たに温度制御できるようにしますが、
僕のした配線は図のようになっています。
電気に強い人は簡単に分りますが、まったく知らない人はこれを実際に配線するのはたいへんです。
赤い斜線で囲ってあるのが電子制御基盤、 5Aと書かれていますが、5Vの間違いです。
この作業にあたって元の配線から変更したのは庫内灯の回路で、これは元々トランジスタを使用した余計なものが付いておりまして、
しかも調子悪かった(笑)ので、 古い線を利用して新たに作り直しています。
さらに、庫内灯には冷蔵庫内部の空気の流れを強制的に起こして冷却効率を高めるフアンをかませており、メインスイッチを入れると自動的に作動します。
配線ですが、何より面倒なのは外部から冷蔵庫内にどうやって配線を通すかで、はじめはドリルで穴を開けてのつもりでいましたが、
後ろに冷媒の配管などが通る穴があって、隙間があったのでそのまま使って配線を通しています。
粘土みたいなものが見えますが、ここから配線を通します。
さしあたって、庫内側の冷凍室ふたを再度の4本ビスをはずします。
こんな感じになっています。
これの上、奥の方に穴がありますので、庫内側からまず針金を通して 配線をはさんで
オリャ!と引き出します。
配線を横に回して温度センサーを取り付けて奥のほうへ固定。
ついでに、サーモスイッチから来ている針金みたいなセンサーがなぜか配管に供留めされているので、
それをはずして、下のほうへ引きなおし固定。
こんな感じになります。
このサーモスイッチから来ているセンサーがなぜ冷媒配管に供留めされているかという理由は、正直知りません。
見かけの問題かどうかはわかりませんが、元の位置にあると、冷却板や冷媒配管にびっしりと霜が着きますから、少し長めに冷蔵庫を使っていると霜で覆われますから、まともな機能を果たさなくなることは明快なのですが・・・・
たぶん見かけの問題なのだと勝手に判断。 これに関して何の検証もせずに(かなりいい加減)取り回しを変更しました。
次が、庫内灯とフアン用電源線、これは元から来ている配線をそのまま利用します。
そんでもってフアンを固定して、こんな感じ。
フアンの配線は庫内灯のレンズ横から取り出しました。
「あれ?」と思われる方もいるかと思いますが、実はこの冷凍庫、すぐ下に冷気調整用のトレイみたいなものが本来付いています。
しかし、これがあると冷凍庫はともかく冷蔵庫が冷えないのが分っている為、以前取り外したまま、以降一度も使用していないことから、
もう使うことは無いと判断し、フアンを取り付けるスペースに使ってしまいました。
外部の配線ですが、配線を整理し・・・ といっても結構面倒。
うんしょ!と 車に冷蔵庫を固定、
次にコントロール用の配線を通しますので、キッチンの目隠し板に大穴をホジホジ(笑)。
車体にもどすとこんな感じ。
だっさ~!
メンテナンスホールから外部配線の最終作業を行いますが、電子制御基盤は雨にぬれないようにタッパの中に入れてこんな感じで固定しました。 もちろんタッパの固定はお得意のシリコンシーラントです。
あー面倒くさいな~
最後に室内側の各スイッチを取り付け、電源入れて動作確認。
黒いのが操作盤で、左上がサーモスイッチと電子制御の選択用スイッチ。
右上が電源入っていることを表示するブルーLED
下が冷蔵庫のメインスイッチです。
電子制御基盤に温度が表示されています、ただしこれはサーモスイッチでも電子制御でも両方とも温度表示するように
してあります。
ゆえにサーモスイッチによる運転時は温度表示はきちんとすれども、コンプレッサーの制御は電子制御ではありません。
電子制御側に切り替えると、設定の5℃を基準にプラスマイナス一度の範囲で性格に庫内温度を制御します。
使い方ですが、電子制御で普段は動かし、もしそれが壊れたら、スイッチで切り替えてサーモスイッチによるコントロールが出来るように
と考えました。
電子制御基盤そのものが簡単な構造なのでまず壊れることは無いと思いますが、念のため。
さて、これで、電子制御側の試運転を行いましたが、なんら問題なく動作&快調。
ただし、サーモスイッチ側は面倒なのでテストしていません、本来の位置からセンサーを移動しているので、それがどんな影響があるか
までは分りません。
テストで作動させる条件化では問題なくコンプレッサーは動いていましたが。
最後に
昨年からだいぶ間を置いての電子制御化の 更新。
このシリーズはこれで最後となります。