帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

海・南風・そして何より”真夏の太陽”が大好きな翔です。

「よろしく!」  

ウェストファリア製 バナゴン の  FFヒーター修理

2018年02月26日 | ウェストファリアー バナゴン FFヒーター修理 難関

1月29日の 日記に ebercpacher社のFFヒーター B2Lの 修理記事を書きました。

http://blog.goo.ne.jp/freedomeagle/e/2bc064ad7f6356e4614fe7d3a778a15c

これはその続き。

実は、 このヒーター、持ち主が引き取りに来て、 一度は取り付けたのですが、 引き渡しのためのテスト時に、何故か点火せず・・・

さすがに修理が完全に終了していた物と思っていた僕は、ひたすら冷や汗。 やばいな~・・・

「おかし~な~」と、 そこでもう一度外し、 再度預かることになりました。

 

で、その後、配線やら回路、制御基板等を一つ一つ調べて行くと、 原因が判明。

イグナイターそのもの動作を司る、”その大本”である、フレームセンサー(燃焼検出部品)が壊れていた。

 

容量的に、イグナイターが要求する消費電力との不適合による焼損は考えられず、 単なる経年劣化から来た故障な訳ですが、引き渡してしまってすぐに壊れなくて良かった。 

 信用がた落ちですから・・・

 

で、修理するには、この部品を交換すれば良いわけですが、やはりというと、困ったことに無いんです。

どこを探しても。

 

イグナイターの時と同じく、ネットで世界中を探し回り、 ヨーロッパのショップにも問い合わせたけど、

やはり生産中止品故にあるはずない。

 

純正が無ければ、 全く同じ性能を持つか、それに匹敵する物を見つけだせば良いのですが、

要求される条件が、 普通に手に入る最高環境耐熱温度150℃程度の物ではダメで、200℃(問題発生時の耐熱性)まで耐え、しかも動作要件が同じ物で無ければならない。 

さらにスイッチングにおける許容回数は10万回は必要。 これが難題

許容電流も純正品より倍近い電流を流せるのを探したんですけど、それは信頼性という面で必要だし。

そう簡単に見つかるはずは無いんですけど、前と同じく、目をドライアイにして探しました。

かなり・・・・・

 

 

で、やっと見つけて、取り寄せました。 ふ~!

 

さて、修理ですが、理論的には問題ありませんが、取り付けて後に運転してみないことには、間違いなく動作するかどうかは、判らない。

 

修理完了後に、早速テスト運転を開始、 やはり何の問題も無く動きます。

一度だけのテストで動いたからと安心するわけには行きませんから、何度も条件を変え、やっと問題がの無いことを確認しました。

 

イグナイターもそうですが、 すでにメーカーが部品の生産を止めている場合、代替え品を見つけ出すというのは並大抵ではありません。

 

修理そのものはこれで完了。

後は、 取り外しの時にうっかり破いてしまったダクト。

その代替え品(これも耐熱耐水耐久性にすぐれる)の取り寄せ中ですが、到着までもう少しかかりそうです。

 

ちなみに、今回も詳しい事や写真は載せません、 物が小さくても無償で公開配布するような物では無く、一つの技術ですので。

 

 

 


戻ってきたマンボウ君

2018年02月26日 | キャンピングカー ロータスマンボウ

1月の末頃、突然のATトラブルで急遽入院になったマンボウ君。

 

それから約一月・・・・・、 戻ってきました  

 

とにかく安く!という事で、 整備士の各仕事の合間にチョロチョロやってもらう感じでやってもらっているので、

時間が掛かるのですが、絶対に文句はいいません。

 

この辺が、友人が経営する整備工場ならではの融通が利くところ。

 

車を引取りに行って、借りていた代車を戻すと、支払いです。

代金は予想通りで、多分この位の作業ならこの額だろ言うという感じ。

 

さて、半分ドキドキ(今さらですが 笑)で乗り出しますが、 あんれま! 前々別物じゃん!  爆笑!!

 

人っていうのは、乗った最初の感覚がその車のドライブ感覚になってしまうので、こうしてATを真新しいリビルトに交換してしまうと

改めて違いが判るんですね。

そう考えると、やはり中古で購入した時からATは寿命が近かった、という事でしょうか。

 

走行の感じですが、 これまで有った走行音、ATから「フュ~~~ン」という感じの音が出ていたのですが、それが完全に無音。

シフトはショックゼロというか、あえて意識しないと判らないレベルで、とにかくスムーズ。

 

となると、これまで耳につかなかった音が耳へ入る様になる。

 

エンジンは馬鹿みたいに調子よく、静かなので、 タイヤの走行音が・・・・

でもこれって、当たり前で、正常になったという証なんですね。

 

さて、今回ATを交換して、 ふと有る考えが頭の中にムクムクと沸き上がりつつあって、それは、”どうせなら回転系を全部新品にしてしまおうかいな!?”

ということ。

購入後にやったのは タイミングベルト及びウォーターポンプ、や冷却ファンシャフトやアイドラー等、

ほか点火系等のエンジン補助系統。   そして、今回のAT交換。

 

エンジンの回転に伴って、高速で動くもので残されているのは、オルターネーター(エンジンの発電機)とエアコンのコンプレッサーの二つになる。

 

駆動ドライブ系(4WD)が壊れる事はほぼ皆無なのと、ステァリング系、サスペンション系も大きな故障になる物は無いので、上の二つを交換すると、

車が新車になる???      ぎゃははは!

 

で、なんでこの二つ?というなら、オルターネーターは問題なく発電しているけど、少しだけベアリングから異音が聞こえる。

これその物が、完全に消耗品なので、異音がデカくならないうちに交換するほうがベスト。

 

エアコンのコンプレッサーは、作動させながらガス圧を測定器で見ていると、高圧側が低い & コンプレッサーのクラッチ付近に漏れの痕跡。

近いうちに抜ける可能性があるので、 くそ暑い真夏の盛りに大汗かきながら交換したくないから。 

 

キャビン側は問題なく冷えるが、 運転席側は少し弱い気がして、ガス圧を測定器繋いで見ると、低いのが判るんだけど、 

ついでに運転席側のエバポレーター(エキパンバルブ)も一緒にやるべか??? リキッドタンクも一緒だな (笑)

となると、あとかかる費用は? オルターネーター が1万8千円、 エアコンコンプレッサーが3万5千円、エバポレーターが中古で5000円程度。

リキッドタンク&レシーバーが8000円位かな~・・・・

 

この二つやると、ほぼ高回転駆動系等、全交換=新車????になる    あはははは!