朝の8時から午後1時頃まで、 途中でお昼を食べたりしましたけど、ガッツリ5時間ほど乗ってきました。
8時に出撃した時には、手前は風弱く、しかしながら沖は4点台のすさまじいブローで、海面を突っ切る細いボードのスラローマーばかり。
昨晩に通り抜けた台風の残りウネリと、今だ連続で入り込むブローによって海面が真っ白。
で、自分はフォイルに5.7で出たんですけどね、って恐ろしいのなんのって・・・・ あ~恐!!
乗れるのは乗れるんですけどね、技術的に自分がついて行けてないのは明白。
つ~のは、小ウネリの波高がフォイルのマスト(自分のは約1m)より高く、 大ウネリにあわせてフォイルの翼が抜けないようにして走ると、
次の瞬間に訪れる小ウネリにボードが激しく突っ込む。 ウッヒャ~~!!
小ウネリの波頭から、水深にして多分20~30cm程の深さなんですけど、なんせフォーミュラーですから、ボードもそうだし、
幅そのものもでかいわけで、
あったりまえの事ながら、瞬間的にフルブレーキ?状態となって、体が前に持って行かれそうになる。
*ちなみに銃で水中に向けて弾を打つと、水深50~70cm程度のところで速度が無くなります。 それほど抵抗ってデカイんです。
ドッカン!という感じで完全に水中へ入り込んだボードには、フロント側に強いロッカー(反り)が掛かってますから、ノーズはその速度と浮力で左右にメチャメチャな振り挙動をしながら急激に浮き上がる。 あわわわ!
突っ込んだ際の急ブレーキで体が勝手に前に持って行かれているので、これ幸い!?とばかりに体重でそれを抑えるように安定を試みて、なんとかするわけですが、
そんな時って、重心の殆どがノーズに行っているわけですから、それ乗り越えた瞬間にバランスポイントをすぐに元の位置に戻さないと、
今度は連続しているブローに耐えられない。
やっかいなのは、激しくノーズを突っ込めば突っ込むほど、速度は落ちるわけでして、その状態+セイルにバッカみたいな風のパワーがシンクロしてがっつり掛かれば、
失った速度分のパワーが掛かって、セイルが凄まじく重い。
握力80Kgで握っているブームがすっぽ抜けそう。
後でみたらブームに3カ所ほどへんな曲がり有りで、直しましたけれど、そんなんだったんだと・・・思う。
そんなのが、ごく短時間に際限なく波状攻撃。
ゆっくりと来る大きなウネリと、1mくらいの小ウネリの二重奏故にそうなるんですけど、 多分13m近い風速で乗っていると速度は60km近く出ているので、
その速度でのノーズの海面突っ込みはひたすら恐怖です。
た~だ、不思議なのはメッチャ怖いのに、メッチャ楽しい~~~~~~~
そんなんで1時間近く必死で乗っていましたけど、体力メーターが見る間に下がっていくのが明確に感じ取れて、余りにも危険なので、さすがに浜に戻って道具を交換しました。
車から久しぶりにスラロームボードを出してきて、 今度はフィンにして再出撃。
すでに?50%位は体力を失っているので、 無理が無い様に走りますが、 今度は違う問題が発生。
やはりというほど技量の無さがウンザリするほど出て来て、 普通ならできるジャイブが全然出来ない。 あ~~~~~!
故に落ちまくり。 ぶぁははは! ← 激下手糞男
フォイルで出たときは別段ジャイブに問題はなかったんですけど、 スラロームにしたらもろにそんな感じ。
結局、細いスラロームでの 二重ウネリ状態+10~13mという強風でのジャイブ経験 というのが殆ど僕には無いわけでして、
これって週末しか乗る事が出来ないサンデーセイラーの限界でもあるわけです。
ゲレンデに近くに住んで、始終強風で乗れるチャンスのが多い環境ならともかくも、そんな風に当ることが殆ど無い僕には
まるで初心者の頃みたいな修行そのもの。
ボードが137Lで、 セイルサイズは5.7 もっと小さな117Lだったかな XーFIRE を持って行かなかったのもあります。
10時頃からですかね、大ウネリが段々と収ってきて、小ウネリにだけになってきたのと、 風の方向が変わって乗りやすくはなりましたけど、
以前として風の速度は収らず。
途中でほぼ体力が限界になり、 その時点でお昼ご飯。
11時半頃には さらに風が落ち始めて、がぜん乗りやすくなって来ましたけど、 今度は筋力がゼロ。
無理しない様にして何度か浜に戻り小休止してから出撃を繰り返しましたけど、1時には完全OUT。
朝はいかにも台風の空だったのが、この頃には真っ青な空と輝く太陽。
久しぶりに乗れたのでよかったですが、楽しいというより修行しているみたいなウインドでした。