帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

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バスナフローレ シール作業、 & ブロック積み

2021年12月11日 | 増築&リフォーム、DIY、手作り等 

昨日の夕方にリフォーム現場へ移動。

当然に、大した事は出来ませんので、 今日施工予定であるブロック積の為の基礎コンクリート洗い出しをしました。

 

この家の、南側敷地の境界線のところに既存のコンクリート製基礎があるのですけど、

他の東西北の3面と違って、南のここだけは日当たりを意識したのか?は判りませんが、 何にも積まれずにそのままになっていた。

 

今のオーナーから、「そこに2段でいいからブロックを積んでくれないか!」?という下知が下りまして(笑)

その施工をすることになりました。

 

リクエスト来るだろうな~~~とは思ってましたけど、面倒くさいのと、寒い外作業が嫌で何も言わんかったんですが、 

しっかりと来た(笑)

 

ちなみに、以前のオーナーは、 その基礎コンクリートの上にブロックを一段分、”単に並べただけ”という、きわめてシンプルすぎる施工? 

当然ですが、何かの拍子でぶつかると、ポロリと隣の敷地に落ちる。   ばハハハハハ!

 

まあ、落ちたブロックを拾って元に戻せば、”元の状態”になるので、特に何をせずとも万事解決で良いのですけど、この庭の敷地をある程度平らにしようなんてした場合、多少は土の重みがかかってきてやはり落ちるべな・・・

てなことで、 ブロック2段積んでくんろ!!という事なんです。

ちなみに不陸の庭を平らにするとの事で、 その際にブロック1段目の下の方に土が被るかもしれないです。

 

でもってだ、朝も早よからスコップもっての作業なんぞやりたくも無いので、 暖かい夕方の内に基礎部分から30cm程度家側に土を掘ってどけ、現れたコンクリート基礎を洗う作業。

水を使う事も有って、靴底を泥だらけにしながら1時間ほどかけてやりました。

 

さて、今日ですが、 例の浴室バルナフローレのシール作業等、そして午後からはブロック積みの予定。

朝の4時半に目が覚めると、 今日はパンにベーコンエッグにて朝食。

メールチェックとかしている間に外が明るくなり、作業着を着て仕事開始。

 

まずは、例のごとくフアンヒーターを洗面脱衣所へ移動して、 浴室を温めます。

すぐには温まらないので、 それを待つ間に、 ウレタン油性ニスを塗る作業を開始。

お勝手口を手始めに、窓の桟、和室の入口敷居等を、どんどんと塗っていきます。

色はオークで、 この色を選択したのは、築年数もありますが、 むき出しで出ている木部分の殆どが、タンニンの影響で濃い茶色になっているから。

 

ちなみに、勝手口の部分は新しい枠木なので、 白じゃ~色違いすぎて駄目ちゃんという事と、水染み込みに対する防御も兼ねています。

その後は二階に上がると、ニスも塗装も無い剥き出しで、木肌がそのまま出てしまっている部分に塗って保護。

多分建築当初は白い色だったんでしょうね・・・

 

そうそう、トイレの窓隅に有った、傷み部分を隠す為に取り付けた木製プレートも同じく。

檜で色が違うのが、かなり目立ちましたけど、 塗ると廻りの枠木と同じになって良い感じ? 

ただ、・・・・取り付けたプレートの造作がなんとなくダサく、 この部分はもう少し何とかする予定です。

大体塗り終わると、 浴室に移動してシール作業を開始。

マスキング(水色およびピンク矢印)をして、

専用のシール材でシーリングしていきます。

ただ、このシール材。

通常のシリコン系の物とは多少違うようでして、 普通とは全く違う成分構成なのか、固まるのがめっちや遅くて、作業がかなり難航。

いつもと同じ感覚で作業すると、どうにも旨く行きません。

シール材が一本しかなく、 タイルとバスナシートの継ぎ目部分にどのくらいの分量でシール材を盛るかも解りにくくてやっかい。

しかしな~・・・・普通のホームセンター等で売っているシリコン系のシール材より、格段に耐久性と防カビ性に優れているだろう事は解るんですけど、

とにかく勝手が違う?と感じ・・・ フ~!

というか、単に僕が下手なわけですけど (笑)

とりあえず、ある程度整ったところで、こちらも一旦作業終了。

ついで?にシステムキッチンのガス台側のシール作業。

それ終わると、とりあえずはやることが無くなりましたので、 取付予定の追い炊き配管(お風呂)に保温材を巻く作業を開始。

水色のが追い炊きとお湯張りの為の為の専用配管で、 緑色のが保温材。

ただ、 ピタリと径の合うのが無く、 大き目の保温材を買って、後はカットでぴったりしたサイズにします。

カット幅は一回目2cm 二回目1cmでほぼばっちり。

保存剤で巻いて。

外側に保護テープ。

でもってこの段階で、もう9時半廻っていましたので、ホームセンターにブロック等の買い出しに出発。

 

今日の作業で使用するのは一段目で、 ブロックの数は基礎ブロックを大体34個程度。 

*庭の横幅大体13~14mあります。

+セメント2袋を買って、 初めはキャンピングカーに乗せようと思っていたのですが、 どう考えてもこれ全部載せたら床が抜けてしまう。

 

重量ブロックという事も有り、総重量で多分200KGオーバーですから。

作業車のエブリィ号がまだ退院ししてこない代車?のキャンピングカーでは、さすがに無理がある。

なので、 ホームセンターの軽トラを借りました。

車を返して戻ると、インスタントラーメンですぐに昼飯。

休みも取らずに作業再開で、 まずは朝に施工したシールの、マスキング剥がし。

バスナフローレの表面にある多少の凹凸(滑り防止)の影響もありますが、 自分としては今一つの出来です。 なんかな~

 

それおわると、すぐにトロ箱へ水を張って、作業に併せて次々とブロックを水に浸します。

ブロックは乾ききっていますので、 こうしてやらないとコンクリートがきちんとブロックと一体化せず、それどころかコンクリートの水分を吸ってしまい、詰めこんだ内部でボロボロになってしまうんです。

水につけると、コンクリートそのものから多量にエアが出て来て、 いかに水を吸うか?というのがよく解ります。

ブロック積み作業は、ウルトラシンプルにしました。  

*多分本職さんがこの日記を見たらぼろ糞に言うでしょうね(爆笑)

 

 

作業は、昨日洗ったコンクリート基礎に振動ドリルで穴を穿ち、そこに差し金アンカーを立てて、その左右にブロック置いてコンクリートを流し込むだけ。

突き合せ部分の目地処理はせず、隙間0㎜(出来れば)でピッタリ突き合せます。 これで基本的にブロックは左右に動きません。

高価な目地無しブロックなんて使わず、基礎コンクリートの上にモルタルを盛る事もしません。

理由は簡単、 基礎コンクリートの上が長年の風化からくる汚れ等で、モルタルを乗せて作業するに適した状態でない事や、積むのがたったの2段であるから。

 

ディスクグラインダーなどで、表面を削って施工という方法もあるのですけど、実のところは基礎コンクリートとブロックの隙間を埋めたくないだけ。

基礎コンクリートは意外と不陸で、ブロックを置くとわずかな隙間が結構ります。

そこからブロック内部に入った水等がどんどん流れ出てもらいたいんです、風も通るし。

どうしても目地打ちたい場合、 下のを使えば簡単。 技能もへったくれもなく、誰にでもきれいに、しかも簡単に目地盛できます。 効率が第一(爆笑)

今回積む擁壁は、横から荷重を受ける(与える事も)は無い! とのオーナーさんのお話なので、はるか以前からの、単なるブロック置き状態を、2段積にして安定化させただけでOKとのこと。

フェンスは不要ですが、 ブロックトップ部分は平らにしてくれとのことで、そのとおり施工します。

 

ちなみに、多孔質のブロックと、目地埋めの為のモルタルは、本来は接合が完全ではなく、穴だらけのブロックが吸い込んだ雨水等が内部結露や様々な要素でだんだんと下に落ちてきます、モルタルはブロックより水を吸いませんので、 当然に?併せ目に水が浸透圧で入り込んでいきます。

厳冬期の雨が降った後、急激に冷えると、その浸透圧で吸い込まれた隙間の水分が凍結して、その膨張で割れが起きる。

それを繰り返していると継ぎ目のモルタルが砂状になって隙間が広がり、そこに水が入りやすくなってそれがまた凍結する。

やがてはブロックが割れます。

後はそれの繰り返し。

他にも、モルタルを目地に打つと、やがてカルシウム分が出てきて、それが汚れになってブロック表面に着く。

 

*参考: 写真を見れば判りますが、実は、ブロックはきちんと上下があります。 

ただ、今回の施工の場合、全く気にする必要は無し。

 

という理由もあって、単なる倒れ防止の差し金アンカーを打ち、その部分にコンクリートを詰めただけのウルトラ簡単施工です。

隙間だらけなので、水分はどんどんと抜けますが、この上に積むブロックと、今日施工した一段目のブロックの間に目地モルタルを盛ることは今の段階では考えていません。

 

なんどもこのブログで書いていますが、僕は職人じゃ~なく、 あくまで技術屋ですので、思考から始まり、やり方やポリシー等、何から何まですべて違いますので・・・   です 

こんな施工するのは、他にも理由があって、 取り壊しがとにかく簡単。

補修も部分補修が可能で、その作業がウルトラ簡単だというのもあるんですよ。

 

 

ちなみに3段積とか、フェンスを造るなどの場合、この施工じゃ~全然ダメです、やはり。

 

 

まあ、そんなわけで、なんだかんだと夕方の3時まで作業。

後かたずけして、 終わりです。

 

水一滴も飲んでなかったので、 のどがカラカラ、 ビールがうまいぜ!多分