午後からドン吹きになりそうな気配が満々だったので、「午前中が狙い目!」と判断して早めに家を出ました。
ゲレンデに着いたのは8時を少し廻った時間で、 もうそれなりに風は入っています。
すぐにボードとフォイルをセット、セイルは12.0
そして8時半には出撃。
すぐにプレーニングしますが、連続とまではいかない。
ブローが続かないんです、 でもって、吹く時は突然どっと来て、すぐにスカになる。
これ(ON&OFF)の連続って、メッチャ体力を消耗するんですね、ましてや12.0のサイズ。
幾らフォーミュラーボードでも、こうした状況下のデカセイルはマジで大変でして、
ある程度の風になると、セイルを支える必要が無く、 ハーネス介してセイルパワーに乗る感じとなるので、
後はコントロールするだけですから楽なんです。
ところが、上記の様な不安定な吹き方だと、セイル自体が四方八方にメッチャ振られるので、その度に
腕の力と体重をボード上にあちこち移して支えなければならい。
これが10点台から上のセイルが”筋トレ”なんて揶揄される理由。
僕がオフシーズンにジムに通っている理由はこれなんです。
出撃して30分ほど経過した頃から、連続してプレーニングできるようになってきて、
やがて速度も出てきたので、ジャイブが楽。
1時間(多分9時半)もすると、そりゃ~もうメッチャ楽しくて、 自然に鼻歌が出てくる。
”天上天下、惟が独尊”状態になり、 ガンガン海を飛ばします。
多分ですが10時頃がセイルのジャストタイムで、この頃から8点台のセイルが普通にプレーニングし始めた。
その後はしばらく安定した風でしたが、11時近くなってきて7点台のセイルを載せたスラロームが出始め、
フォイルは既に6点台のセイルになってきた。
この辺りから、海面真っ白になるようなブローが時々入り始めるに伴い、
さすがに連続で2時間半近く乗っている自分の体力が限界を迎えつつある。
ただ、ブローを何とかやり過ごすと、オーバーながらジャストに近い風ですの、浜に戻りたくない。
と、最後の方でうっかりセイルを落としてしまい、それは良いのですけど、 ブローでセイルが海面に押しつけられる風域なので、全く上がらない。
腕も体力も、このセイルを使うにはもう限界が来ているのが嫌でも判ります。
多少焦り初めて、 まあ、浜近くだったので何とか戻れますが、とうとうスラロームで6点台がバンバンプレーニングし始めた。
さすがに、自分の力量限界、体力限界と判断して、 浜に引き上げました。
6点台ジャストに12.0でそのまま乗っていたら死にますです、マジで。
一度車に戻って時刻を観ると11時40分。
約3時間のウインドでした
ここで昼飯といきたいところですが、 多分このまま風は強くなる一方なので、 道具を撤収開始。
ボードとフォイルだけ浜に残しますが、 相当疲れているのか知りませんが、とにかく力が入らない。
出来るなら、午後は7~9点台のセイルで再出撃したいんですけど、大丈夫かな~この疲れ方。
リグ一式引き上げて洗い、渇かし始めてやっとお昼。
この頃には風の吹き方も凄まじくなり海面が真っ白になる程で、 とうとう4点台のセイルがジャストになる状態。
やばくね!?
時刻は12時半。
出来れば午後にもう一度出たかったんですけど、 4点台のセイルを持ってない僕は数週間前の痛い思いがまだ残っていて、 一番小さい5.8で出ても、サイズ的に危険すぎ。
今日はもう乗らない方がいいだろうな・・・ と判断して最後に残ったボードを引き上げました。
早々に帰宅してビールでも飲もうか?なんてエンジン掛け、その後しばらく海をみていたら、さっきのドン吹きに近い風が消滅していた。 あれれ?
9点台のセイルで乗れるか?とか、一瞬頭をよぎりましたけど、セットした途端にまたドン吹きになったらアホみたいなのでやめました。
次は、台風の抜けた日曜日の予定ですが、 ウネリとか天候とかよく判らないので、 湖にするかも知れません。
しかし、今日は最高に楽しかったです。