帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

海・南風・そして何より”真夏の太陽”が大好きな翔です。

「よろしく!」  

ハイエースにサブバッテリーシステム取り付け。 その3

2023年03月12日 | ハイエース200系

午前中は ポタージュ?と、格闘していた翔です (笑)

 

でもって午後は、 ハイエースにサブバッテリーの充電システム取り付ける為の作業(続き)なんぞしておりました。

今回は仮置きでのテストでは無く、 本配線なので時間が掛ります。

 

システム構成は下の図の通り。

車両の前部にあるバッテリーからラインを引いてきて、アイソレーターを通します。

このアイソレーターは動作が至極簡単な物で、 メインバッテリーの電圧が13.3vになるとON。

12.8Vまで下がると接続を切離します。

サブバッテリーが接続されているかどうか?から始まって、投入時間等を含めて高度なON/OFFをするアイソレータもありますが、今回はDC-DCコンバーターを介するので、そうした物は使えません。

そもそもが片方が鉛バッテリー(12.5V)、もう片方がリチューム(13.5V)ですので、まともに接続が出来ない。

ちなみに、このアイソレーターはシャーシアース線を切り離すと、回路を遮断するので、 ここにスイッチ入れて、

サブバッテリーへの充電を入切りできるようにします。

自作のリチュームバッテリーは BMSを取り付けていて、過充電含めた電流もコントロールしますが、

満充電状態なのに、さらに充電電圧をかけるのは余り好ましく無く、 こうして切り離しをするようにするんですね。

 

FFヒーターを使わず、冷蔵庫も動かすことが少ない夏などに、 常時充電は余り良くはありません。

万が一ですが、容量が100Ah程ありますので、燃えたら大変ですので。

 

DC-DCコンバーターは 入力は8~30V、出力は14.5V一定で、

自作バッテリーの過電圧保護は14.6Vなので、その少し下になっています。

 

サブバッテリーにはシガーソケットがあり、ポータブル冷蔵庫はそこから、FFヒーターは

端子に接続します。

 

ポータブル冷蔵庫はシガーソケットに挿すことから電流はシャント抵抗を通りませんので、メーターには値が表示されません。

さらに、回路的にFFヒーター使用時は電流方向が逆になるので、シャントにより電流を測るこのメーターは

逆方向の値を表示しないので、ヒーターの使用電流も表示されません。

 

最も、充電時に20Aとか流れている時等、 FFヒーターを付けると8Aが逆に流れるので、

測定器には12Aとか表示されます。  笑

まあ、 測定器を取り付ける目的が サブバッテリーに適切な電圧が提供されているか?、 電流が適切に流れているか?の二つですので、負荷はどうでもいいんです。

 

このように、回路自体は非常に簡単で、特に難しいことはないのですが、 とにかく作業が面倒。

若い頃から電気系で生きてきた僕は、散々配線して来ましたので、ウンザリなんです、正直いって。 

 

固定するDC-DCコンバーターはそれなりに熱を持つので、取り付け位置にはかなり悩みまして、結局写真の位置にしました。 

本当は風通しの良いところに設置するべきなのですが、邪魔なのでここ。

夏の高温にさらされるとまずいかな~ 

 

隣には メーター用のシャント抵抗を設置。

 

シャーシアースの通しボルトは径6mmなのですが、重ねるので、8mm内径の端子を使っています。

本当はグランド(シャーシアース)バー等を設置して綺麗に並べるべきですが、 見えないところなのでこれで良しとします。 なはは

 

粗方の作業が終わるとサイドパネルを借り戻し。

バッテリー配線とかを出してみます。

およよ!プラスとマイナスの左右が逆。 

で、バッテリーを実際に搭載。

バッテリー重量が10Kg近いのでパネル大丈夫かな・・・・とか思ってましたが、

案外と上部でまったく問題なし。

配線接続して回路に問題無いことを確認したら、 パネルを完全に戻します。

次は充電のON/OFFを制御するスイッチの取り付けですが、 材料が職場のために今日はここで終了です。

 

 


汚水管 またかよ~~~~! (T。T)

2023年03月12日 | 雑記 修理等

昨日に引き続いて、ハイエースのサブバッテリーシステム構築なんぞを朝からしていた僕ですが、

厄介なことが発生!? 

 

朝の9時15分頃に、息子から突然の電話。

何だろ?と出てみると息子で、「2階のトイレが詰まって、壁からウン○とかはみ出している!」という連絡が、嫁さんから有ったとか何とか。

壁から”ウン○”?

なんだそりゃ~!?と詳しく聞こうとすると、息子も職場で電話を受けたらしく、 詳しい状況が判らないとのこと。

 

すぐには帰れないので、もし行ってくれたら・・・という応援要請なのですが、 こっちもハイエース車内のサイドパネルやら何やらをおっ外しているし、

車内は工具や配線やその他の物が散らばりまくり。

配線作業は面倒なのと時間無いのでなかなか進みません。

 

電話を切ると、 ”行かにゃ~ならんだでよ” という訳で、とりあえず片付け。

最後にホースリールや高圧洗浄機、脚立などを車に積載して出発。

 

1時間程度で息子宅に到着。

 

先に現場?に向かっていた家内(息子から応援要請)から、来る途中に大体の状況連絡を受けていましたから、原因はほぼ予想が付いている状態の翔ですが、

車を降りて、全ての配管の点検口を見ると、地面から立ち上がっていた二階トイレへ行く配管だけが、口元まで内容物が満杯。 ウォットト・・・

 

なんでも、嫁さんが用事で出かけた時は全く問題が無かったらしく、 帰って来たら点検口の蓋が飛んでたとのこと。

で、黄色い液体やちり紙の溶けたのが排水パイプの廻りに散乱していたらしい。

 

嫁さんが出ている間に、孫が2階トイレを使ったとの事なので、どうやらその水圧で点検蓋が飛んだらしい・・・。

 

僕が到着したときは既に、嫁さんと家内がパイプ廻りの汚れを洗い流すのが粗方終わっていたので、パット見はそんなに汚い感じはしません。

ただ、近づいて観ると、パイプの口元までししっかり来ているんだな~これが、ポタージュみたいなというか、

 

オイオイオイ、先週に引き続いて、今週はこれかいな ブァハハハハハ!!

どうもこの春は”ウン”に恵まれているらしい翔。  ふぇ~~~

 

見ていてもしょ~がありませんから、まずは下水配管に接続されている汚水配管の点検口を全部オープン。

どのラインに、家のどの配管が接続されているか?をまず確かめるためにキッチン、 そして一回のトイレの水を流してもらって確かめます。

詳細は分かりませんが、簡単に書くとこんなかんじでした。

 

家の中から接続されている配管の、二階トイレを除く排水管の接続はこれで判ったわけですが、

 

二階のトイレの配水系統は単独で、しかも汚水管の一番奥(突き当たり)に配管されている。

これは正解で、 風呂等の汚水系と一緒にすると、詰まった際に、二階トイレの汚水が風呂の方へ逆流してくるのという恐ろしいことが起きる。

で、それを防ぐためにも単独で、一番奥に接続されている方が良いんです。

 

詰まりが起きていた期間がそれなりに長かったのか、たまったティッシュやらが固まり始め、そうなるとだんだんと隙間はふさがっていきます。

そうなると悪循環で、隙間を流れやすい水だけが下水の方へ徐々にとながれ、それ以外の半固形物(笑)やらがさらに詰まる。

じっさいに、二回のトイレ排水管から、キッチン排水管あたりまで汚水管の半分を埋めるほど溜まっていた。

ただ、他の配管と接続された辺りから先は綺麗で、まあ、こちらは水の流量が多いので当然のこと。

 

とりあえず、持ってきたリールに、捨てても(汚れても)いいホースを接続。

まずは一番遠い点検口から二階トイレ側に向かって水を流しながら差し込んでみた。

 

当然ですが、二階トイレの配管に近づくほど、配管の半分程を埋めていた内容部がどんどんと流れてきますので綺麗になっていく。

もし、住民(息子家族)に、もし病気などを持っている者がいると、薬の影響や体質によりでる物が固形化しやすい成分含むので、配管に固形物が付着し、

それが強固に固まったりするのですが、そういった感じは全く無く、息子家族はみな健康だし。

となると、”なんで詰まってるん?”

 

とりあえずトイレの真下の辺りまでホースが到達すると、するとそこから先は詰まっているらしく、

ホースは柔らかいので(かなり長いこともあります)幾ら押しても入らない。

 

最後の方は流れてくるのは比較的綺麗な水で、配管内の汚れはとりあえず無くなった様に思えますが、相変わらず二階トイレの汚水は点検口の口元まで来ている。

 

本当は高圧洗浄機の汚水管洗浄用ノズルが有れば簡単なのですが、そんな物は今は無いので、一応ガンを取り外したホースだけにして高圧洗浄を試みますが、

出口の絞られてない高圧洗浄機の流水は勢いも無く、全く役に立たない。  やっぱり・・・・

 

しかしな~~~ どうなってんだ?一体。

変すぎるし・・・・・と配管廻りをスコップで掘り出してみると、なんだこりゃ!! 

オイオイオイオイ! 出たよ~職人仕事。 

 

と、ここで、仕事を早退してきた息子が登場(帰宅)。

近くのホームセンターに、”こうした詰まり物を取り除く道具”が売っているから”と、それを説明して急ぎ買いに行かせました。

 

しかし・・・・ 地面の中に埋まっていたので解らなかったのですが、エルボー二連発というお粗末な配管。

縦を水平(90度)にするエルボーと、水平で向きを90度横にするエルボーが2連チャンで、「何つ~施工をしているんかいな」・・・・・ 涙。

さらには点検口パイプと建物壁内にもR部分が有り、合計4連ちゃんジャン!!

 

"これだから、職人つ~のはバカなんだ!”* と思わず口走ってしまいましたが、100mm配管でさえ下手すると詰まるのに、75mm配管でRの小さな90度エルボーを短い距離で集中連結ってバカすぎるにも程がある。

上にも書きましたが、壁の中にはさらにパイプを上に持っていくためのエルボーがもう一つ入っています。

*僕は技術系の仕事を若い頃からずっとしてきています。

その過程で、こうした職人のいい加減さや、設計無視して自分の楽なようにやる姿勢、保証が切れるまで持つ程度に適当に施工すればOK、後は関係ない!という感覚にウンザリさせられてきました。

今みたいに権力が無い頃は、お願いしている顔にツバを吐きかけられたり、足蹴にされたり。

そうした経験をウンザリするほど積んできています。

故に、こうした激しい表現になってしまいますこと、お許しください。

 

 

ハイ!これ究極のお馬鹿さん、 

設計は、こうなって等は無いはずですから、現場で適当に作業した感が満々。

 

しばし溜息が出ますが、愚痴言っても仕方ないので、何とかしなければなりません。

 

次の手、

二階トイレの点検口上部からホースを突っ込み、少しだけ水を流しながら、ラバーハンマーでダブルエルボウ全体をトントントントンと連続で叩きます。

軽い詰まりなら、多少の水圧とハンマーの振動で抜けてしまうのですが、 これもまったく駄目でした。

どんだけ硬く詰まってる???

 

こうなると・・・・・

もし配管が100mmなら、腕をそのまま突っ込んで内容物をつかみ取るのですが、75mmだと指先しか入りません。

そこで、ホースを点検口に突っ込み、 固まっている内容物にホースの切り口がピタリと当るようにして、

水圧でグリグリと穴を開けるように固形物を壊すことにした。

 

運の良いことに持ってきたホースは繊維の入った比較的?曲がりにくい物で、 ただ、点検口から詰まり部分まで

50cmほど有るので、できる限り短く持たないと曲がってしまう。

点検口の口元まで来ているポタージュに指を突っ込みながら、水を最大で出してもらうと、グイグイと力任せに押し込みますが、

点検口からエルボー部分までの内容物は、当然に溢れてダダ出します。

跳ねるし、手はポタージュまみれになるし、「くそ~~~~!!」とメゲズに&力任せにやっていらた、

「おっ!!」 水が流れ出した。

 

詰まりを突き抜けた感覚が有った途端に、固まっていた汚物が崩れたわけです。

すぐに近くの点検口に移動して中を覗く僕。

と、かなり大きなちり紙の塊が流れていった。

 

詰まりが取れれば、後はなんてこともなく、普通に流れるようになるわけでして、詰まりの処理はこれでOK。

すぐに息子に連絡すると「まだ道具を買ってない」というので、 「終わったよ~!」と言って帰宅指示。

 

さてと・・・流れるには流れましたが、 掘られた配管の廻りは、黄色い液体やら固形物やらで満水状態。

あぅ!

 

捨てても良いコップを持ってきてもらうと、 それをくみ取って点検口から下水管へ流します。

地味~でいながら、なんと表現すればよいかわからん作業。

 

泥や、小石、砂等をできる限り流さないようにして、 固形物?は手で拾い、コップに入れて流します。

 

汚物が無くなればスコップで土を戻し、 上に被せてあった白い砕石を盛った土の上に散らすと、

もう一度ホースの水で全体を流して作業は完全に終了。

 

安堵する息子に、「詰まる原因は愚かな配管施工だけでは無いはず」と、二階のトイレ事を聞くと、フラッシュする際のタンクから流れる水が少ないとのこと。

で、家に上がって二階のトイレに行き、 水を流してみると、「あらららら」便器は洗っているけど「水量少なくね!???」 、さらに大と小でも問題。

本来は、大は手を離してもタンク内の水が無くなるまで流れるのだけど、レバーから手を離すと水が止まってしまう。

これだと子供(孫)は概念が無いので、レバー引いてタンク内の水が流れきるまでなんて待たんだろうな~

 

しかし、節水便器と調整不良というダブル攻撃?  ふ~~~と溜息。

タンクの蓋を開けると、案の定”節水便器”タイプ。

 

トラブル呼ぶんですよね~節水タイプは。

確かに節約はできるけど、基本的に欠陥?で、 昔はタンク水量が13Lとかあって、

”水圧と水量”で汚物を一気に流していた物が、 節水便器の普及で、流す水の量は下手すると4L台だったりする。

 

これは別に息子の家に限った話では無く、新しい家等は当然の様に使われいて、おかげで”クラ○アン”は大儲けできるというお話。

さらには、古いタイプの家で下手にリフォームして節水便器を取り付けたり、新築の家でも、排水の流量設計をしっかりしていないと、”確実”に詰まる。

 

で、「水節約できました~~~!」と喜んでいて、しばらくして詰まりが発生。

業者呼んで”数万円の請求”になる。

 

節水便器なんか、お金をトイレに?(笑)捨てているようなものです。

 

人によっては、詰まり防止で一度トイレを流してから、排便後にもう一度フラッシュという人もいて、そうなると

6LX2=12L  以前の、節水タイプでない便器と殆ど使う水の量が変わらなくなってしまいます。

 

愚の骨頂。

 

ただ、2度流したとしても、水圧と流量は弱いし少ないですから、詰まりますよ~ やはり。

本当にろくなもんじゃ~無いんです節水便器は。

 

案の定ですが、息子の家のトイレも4.8L(後で調べて判りました)で、しかも調整不良のために、

実質4Lも無いほどでした。

 

これじゃ~どうしょうも無いので、当然目一杯水が貯まる限界まで調整。

レバーも大で全水流れて、小で調整流しが出来るようにしました。

 

いい加減な調整したトイレと、欠陥配管じゃ~ 詰まりが起きてもなんらおかしくはありません。

これは施工した業者(職人)の技量そのものな訳ですが、まあ、この程度ですよ彼らの頭では。

 

二階のトイレ調整が終わればついでに一階もやります。

 

さて、汚れきった道具を綺麗に洗い、乾かしてから車に積み込めばもう僕のやることは有りません。

息子には、次にトイレが詰まったら、二階のトイレを最低8Lタイプの物に交換して、場合により

ダブルエルボー部分を撤去して、新たに配管をやり直すから、と言っておきました。

 

業者に頼めば二つで最低15万コース、僕が施工すれば3万円程度です。

 

そんなわけで、大変な目に遭った午前中でしたけど、午後は暖かくて、 駐車場で、夕方までゴソゴソと車をいじる翔でした。

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