依頼リフォームの続きです。
昨日は実家、 親父をホームから家に連れてきて、 ゆっくりとしてもらいました。
ほんとうなら家で過ごさせてあげたいんですが、母親も親父も90近い高齢で、当然に足腰が弱くなった親父の面倒を見れません。
親爺も母親も惚けが無くてよいのですが、 でも、親爺の方は排泄コントロールがすでに不可能、数年前に患った脳梗塞で右側の手足がうまく動かないという問題も有る。
泊まりが出来れば良いんですけどね、 コロナやインフルエンザの影響もあり、当分はお出かけのみなんです。
まあ、そんな感じですが、 好物のウナギを食べてお昼寝して、 送るときは満足だった親父です。
話変わって、洗面台やら便器やらがゴソッと揃ったんで、洗面脱衣所とトイレのリフォームを急ぎます。
でもって、最初にやったのが、土木作業??? (笑)
実は、床下の地面とその上の土台や梁、根太までの距離が狭く、 明らかに体がそれを潜れないが分っていたんです。
昔の家は、そもそも基礎の高さが低いので、 床下這い回るのがマジで大変なんですが、
そんなわけで、後にメンテナンスがあった際に困りますから、 シャベルでガシガシと下を掘って、 点検とかで潜ってこられる様に掘ります。
特に今回は 配管作業をしておりますので。
1時間ほどやってそれは終わり。
次!
洗面台のベースを持ってきて、配管のイメージ創りをしますが、偶々、根太の上に脚が乗ったので、すぐにマーキングを開始
水やお湯の配管の取り出し高さをマーキング。
次に下水配管の大体の位置を決めます。
壁からの距離を根太にマーキングしておきます。
ちなみに、 壁から洗面台の距離は 約750mm
給水管の口金を取り付け。
洗濯機用の口金はまだ後になります。
下水管の配管を開始。
配管は金具で根太と結合します。
レーザで傾斜を確認しますが、 偶々元の配管がほんの少し傾いていたおかげで思ったより角度が取れました。
エルボウ自体は90度では無くて、91度ですので
2%で、1.5m程の配管長さがあるので、 高低差約3cm位ですかね。
洗濯水で便などのような固形物が流れるわけでは無いので、少し勾配がキツくても大丈夫です。
ちなみに、配管内に水の溜まる様な状態だけは絶対に避けなければなりません。
洗面用の下水管も延長移設を開始。
下水配管ですが、 敷地内本管までの曲がり角度は基本270度以内、 90度だと3カ所までになります。
この壁の基礎の向こう側に敷地内下水本管がありそれはストレートに道路まで行って、本下水管に接続されています。
敷地内からの配管から上の立ち上がりる為のエルボーで90度、それを洗面台の方へ向けて90度。
洗面台の下に来た配管を立ち上げる90度。
合計270度。
配管全体が横配管の比率が大きく、流速が緩慢になるので、3カ所までが限界。
この配管は2m近くあるので 勾配は2%の約4Cmにしました。
これ以上の曲がりを設ける事は僕の場合しませんので、その場合は、配管を廃止し、基礎に穴をあけて、地面を掘り、 新しい配管を作り直すことになります。
今回は3箇所で収まったのでこれでOkです。
ちなみに、配管工事業者は、見ていないと平気でこういった配管を”至極当たり前”にやります。
これだけで270度なのでOUT!
参考URL https://www.rakumachi.jp/news/practical/220943
で、給水ラインの配水管を接続して、水圧を掛けてテストをやろうと思ったら、 ワンタッチ継手の径が合わない。
あらららら!
エルボウを兼ねた固定式のワンタッチ継ぎ手なのですが、自分が昔買った手持ちの物で、忘れていたのが配管の径。
今回は13mmのパイプでの配管に対して、 10mmだったという落ち。 爆汗!
当然に入るわけ有りませんから、 これは後で買いに行くことにしました。
で、お昼までまだ時間があるので、 廊下の残り部分の床張りを開始。
落下防止のシリコンを落として、床板を載せます。
時刻を見たら11時20分、お昼兼ねて材料の買い出しに出発。
途中のコンビニでお昼を食べ、すぐに現場にもどって作業開始。
緑が13mmの口金です。
付けなおし。
そのあと、 床張りの準備を始めたら、 あれれ?
なんかへんだぞ!?
念のためにシロアリにやられていないかを確かめるために、土台とかハンマーで叩いて音を確かめていたら左端の一部分の音が変。
ハンマーの、反対側の釘抜き部分で叩いたら、穴が開いた。
オヨヨ!というわけで、 根太の為の根太受けを外したら、 土台の一部分がシロアリにやられていました。
緊結の為のボルトより左側部分が大夫やられていて、となると、隣の柱も?
ハンマーでたたき割ってみたら中がスカスカ。
実は、この家の丁度この柱の左側は浴室でして、 元々はタイル張りの浴室だった事が判るのですが、それをリフォームした際に、やられていた部分は全て補強材を入れて直して有るんですね。
赤バッテンがシロアリにやられた土台ですが、割れた柱の中を全部崩して掃除したのが下の写真。
柱の2/3程度がスカスカ(赤丸部分)で、高さ的には30cm程度上まで。
残った健全な土台に、水色矢印の補強材を打ち付けて持たせています。
この柱は二階の重量を受ける柱では無く、 すぐ上のひさし屋根の重量を受けている物なので、 これでも大丈夫なんですね。
ユニットバスだとこういったシロアリの発生は余りまりませんが、 昔ながらのタイル張りの場合は
年月経過した家はほぼ100%やられていると言って良いほどで、シロアリにやられたくなかったら、
タイル貼りなんて風呂は造らない方がよいです、絶対に。
この部分の他にはやられたところは無いか?と言う問題ですが。
有りませんでした。
水漏れでも昔有ったんでしょうかね? 釘の腐食が凄くて、それにより多少の腐食は有りまして、
ただ、ハンマーで強く叩いて音を確かめると、 スカスカではなくて、 コーススレッドを立ててみても、
きちんと効いています。
本当は交換がベストですが、 場所的に上の重量を支えているわけでも無いので、このまま行く事にしました。
で、こちらの方はとりあえず後に回すことにして、 次の作業を開始します。
トイレの床張りを開始。
断熱材を入れて手前を張り、
排水管のくりぬきした板を
張って終わり
この時点で、 時刻は4時半。
次の作業に移りたくても、材料とか無いので、一応これで今日の作業は終了です。