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日常よく使われる英語表現を毎日紹介します。毎日日本時間の午前9時までに更新します。英文執筆・翻訳・構成・管理:上杉隼人

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毎日更新! GetUpEnglish Updates Every Day! Since April 1, 2006 (c) 2006-2025 Uesugi Hayato(上杉隼人)

デイビッド・セイン『ネイティブが教える英語の動詞の使い分け』

2012-06-25 00:58:02 | A

 デイビッド・セイン(David A. Thayne)氏は、すでに100冊以上の英語学習書を書いている日本の英語教育界のカリスマ的人物です。 そのセイン氏の最新作がなかなかよくできています。 

 本日のGetUpEnglishでは、セイン氏およびセイン氏のAtoZから許可を得て、その触りの部分をご紹介します。

◯Practical Example

 さて、問題です。次の1~5の例文の空白には、acquire, get, obtain, gain, earnのどれを入れるべきか?  

 1. Young people should try to ________ skills that will help them find work.  

 2. Paul ________ enough money working after school to travel around the world.  

 3. She ________ the respect of the community with her honesty.

 4. I ________ 30 inquiries about the construction project.  

 5. It took him three months to ________ a work permit in Canada.

●Extra Point

 『ネイティブが教える英語の動詞の使い分け』では、セイン氏が実際に多くのネイティブスピーカーに調査したうえで、こうした英語の動詞の使い分けをズバリ教えてくれる。 

 この答えは27日発売の本書をご覧いただくとして、以下に同書に書かれているacquireの使い方を記しておく。

◎Extra Example

 動詞acquireのネイティブのイメージは、「価値あるものを手に入れる」 acquire a foreign languages(外国語を習得する)のように、学問や技術、特性を長時間かけて「習得する」「身につける」などの意味がある。なお、言語習得について言う場合は、learn a language(言語を学ぶ)というよりは、acquire a language で「ネイティブレベルに達する(母語として習得する)」というニュアンスが表現できる。

 acquire land(土地を手に入れる)など、「権利や財産を獲得する」という意味もある。会社を「合併する」にもacquire を使うように、「本などの具体的な物」を入手するというより、知識や財産など、内容として価値あるものを得る場合に用いる。

◆ 用例

□We acquired the rights to publish his book in Japanese.  

 (彼の本を日本語で出版する権利を獲得した) 

 *法的な文書など、フォーマルな場面でacquire を使うことが多い。

□ She acquired a lot of bags from boyfriends.  

 (彼女はボーイフレンドたちからたくさんのバッグを手に入れた)

☆Extra Extra Point

 セイン氏も以下のように言う本書、ぜひ持っておきたい。

★Extra Extra Example

 "I have already published more than 100 books, but I can definitely say that this is the one I truly want advanced learners of English to read."

 「これまでに100冊以上本を書いてきましたが、これはほんとうに英語を必要としている日本人の上級英語学習者に読んでいただきたい1冊です」

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『21世紀の世界文学30冊を読む』(新潮社) 刊行記念イベント情報

2012-06-25 00:04:00 | 書店イベント情報

super wakuwaku live talk@コミュニティガーデン

『21世紀の世界文学30冊を読む』(新潮社)

都甲幸治さんライブトーク!!

【日時】2012年6月26日(火)18:30~

【会場】紀伊國屋書店新宿南店6階コミュニティガーデン 《入場無料・予約不要です》

 文芸誌「新潮」誌上で未訳の海外小説を紹介する連載を 4年にわたって続けている都甲幸治さんに、連載をまとめた 単行本『21世紀の世界文学30冊を読む』を中心にお話し いただきます。

 ものすごく面白いのに日本ではまだほとんど 知られていない、海外の同時代文学の情報が満載! どうぞお聞き逃しなく。

 ぜひ6階イベントスペース 〈コミュニティガーデン〉にお立ち寄りくださいませ!

出演者プロフィール 著者/都甲 幸治(とこう・こうじ)

 1969年福岡生まれ。早稲田大学文学学術院教授。東京大学 大学院修了。著書に『偽アメリカ文学の誕生』、訳書にスコット・ フィッツジェラルド『ベンジャミン・バトン数奇な人生』、 チャールズ・ブコウスキー『勝手に生きろ!』、ジョン・ファンテ 『塵に訊け!』、DBCピエール『ヴァーノン・ゴッド・リトル』など。 共訳書にジュノ・ディアス『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』 (久保尚美との共訳)など。

【書籍情報】 都甲幸治著『21世紀の世界文学30冊を読む』

名作は世界中で日々生まれている! 文学の「いま」の鼓動を伝える最速・最強の世界文学ガイド。 ポール・オースター、トマス・ピンチョンからミランダ・ジュライ、 ジュノ・ディアス、そしてアフリカ、中国、ラテンアメリカ、 旧ユーゴスラビアの作家まで。未訳の同時代小説をいち早く読み、 紹介してきた著者による、明快にして刺激的な世界文学ガイド決定版。 ジュノ・ディアスの未邦訳短篇「プラの信条」を特別収録。

5月31日発売、2,100円(税込)

ISBN:978-4-10-332321-1

http://www.shinchosha.co.jp/book/332321/

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