innocuousは、「特に害はない、無害の」。
今日のGetUpEnglishは、この表現を学習しよう。
○Practical Example
Yoko always wears the most innocuous colors, like dark blue or black.
With her nice figure, I believe she looks good even in flashy outfits.
「洋子は紺や黒など、無難な色ばかり着ている」
「彼女はスタイルがいいから、派手な服も似合うはずだ」
●Extra Point
「(人が)敵を作らない、害のない」の意味でも使われる。
これはデイビッド・セインの新作『ネイティブが教える形容詞の使い分け』にあった表現だ。
◎Extra Example
He acts really strange, but he’s actually innocuous.
「彼はとても変わり者だが、実際に害はない」
この『ネイティブが教える形容詞の使い分け』、状況ごとに5つの形容詞が活き活きした例文とあわせて説明されているので、大変にありがたい。 TOEICスピーキングテスト/ライティングテスト、そしてTOEFL iBTの試験では、「表現の言い換え」が高得点の鍵になるので、最近はこの本で似た意味の形容詞の使い分けを練習している。
英語の形容詞って、こんなにあったの?
「動詞の使い分け」「冠詞の使い方」につづいて、今度は「形容詞の使い分け」!
デイビッド・セインが状況に応じた英語の形容詞の使い分けを教えます。
デイビッド・セイン、古正佳緒里 著
ISBN 978-4-327-45256-8 C0082
定価1,995円(本体1,900円+税) A5判 並製 224頁
女の子に「やせてるね」と声をかける時、どんな形容詞を使うだろうか?
slenderの他、skinny やthin, bonyなどを思い浮かべるかもしれない。
しかし、ネイティブの女の子はslenderといわれれば喜ぶだろうが、thinといわれたら怪訝な顔をするかもしれない。 それはslenderには「ほっそりとして素敵だね」というニュアンスがあるのに対し、thinは「病気などが原因でやせている」と受け取られる可能性があるからだ。
このように、日本語では一般的に「やせた」と訳される語も、ネイティブの感覚では微妙に意味が異なる場合がある。そのちょっとした感覚の違いを、本書でわかりやすく説明したい。
たとえば「やせた」の同義語を見ても、petite, slender, slim, svelte, sleek, skinny, thin, lanky, bony, gangly, scrawny, emaciated, anorexic, haggard, skeletal…などなど、膨大にある。
本書では、こうした語の中からネイティブがもっともよく使うと思われる5語を選び出し、そのニュアンスの違いを例文とともに解説する。
――デイビッド・セイン
<著者紹介> デイビッド・セイン (David A. Thayne) 1959 年アメリカ生まれ。カリフォルニア州アズサパシフィック大学(Azusa Pacific University)で、社会学修士号取得。 証券会社勤務を経て、来日。日米会話学院、バベル翻訳外語学院などでの豊富な教授経験を活かし、現在までに100 冊以上、累計300 万部の著作を刊行。日本で25 年以上におよぶ豊富な英語教授経験を持ち、これまで教えてきた日本人生徒数は数万人に及ぶ。英会話学校経営、翻訳、英語書籍・教材制作などを行なうクリエーター集団A to Z(www.atozenglish.jp)の代表も務める。著書に、『英語ライティングルールブック――正しく伝えるための文法・語法・句読法』(DHC)、『その英語、ネイティブにはこう聞こえます』(主婦の友社)、『爆笑!英語コミックエッセイ 日本人のちょっとヘンな英語』(アスコム)、『やり直し教養講座 英文法、ネイティブがもっと教えます』(NHK 出版新書)、『ネイティブが教える英語の語法とライティング』『ネイティブが教える英語の動詞の使い分け』『ネイティブが教えるほんとうの英語の冠詞の使い方』(研究社)ほか多数。