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日常よく使われる英語表現を毎日紹介します。毎日日本時間の午前9時までに更新します。英文執筆・翻訳・構成・管理:上杉隼人

GetUpEnglishについて

毎日更新! GetUpEnglish Updates Every Day! Since April 1, 2006 (c) 2006-2025 Uesugi Hayato(上杉隼人)

GET[FIND] ONE’S BEARINGS

2017-02-02 08:17:30 | B

 get one's bearingsは、「(自分の)位置[方角、方向]がわかる」。

 これについては、E-DIC2に信じられないぐらいすばらしい解説があったので、それを引用さえていただく。

 http://www.asahipress.com/e-dic2/

  bearingsはもともと海事用語で、「(星、月、太陽などの目標物に対する自己の相対的)位置」の意。bearingsと複数形になっているのは、船の「位置」は経度と緯度の両方によって表されるからである。The navigator took the ship's bearings.(航海士は船の現在位置を測定した)。転じて、多くはget one's bearingsの形で「(人の)位置[方角]」についても使う。

 今日のGetUpEnglishは、この表現を学習する。

○Practical Example

  “Sorry, just getting my bearings,” Strange said slowly.

  “Eh, that’s me every day,” replied the older man.  "Good luck with the circus." And the old man shuffled off down the sidewalk.

  Circus? thought Strange.  Then he remembered, looked down, and saw what the old man meant.  He was still wearing the blue robes he had acquired in Kamar-Taj.

  「すみません、ちょっと自分がどこにいるか確認していたんで」ストレンジはゆっくりそう言った。

  「ああ、わしゃ、いつもそうだよ」と老人は答えた。「サーカスがんばってな」老人はそういうと、足を引きずって歩道を歩いて行った。

 サーカス? ストレンジはふと考えた。そして思い出し、体を見下して、老人が言ったことを理解した。彼はそのときもカマラタージでもらった青いローブを着ていたのだ。

 これはこの本にある描写だが、Marveljunior novelシリーズは実はかなり英語のリーディング学習に役に立つ。

 Marvel's Doctor Strange: The Junior Novel by Marvel

 http://www.hachettebookgroup.com/titles/marvel/marvels-doctor-strange-the-junior-novel/9780316314138/

Extra Point

  もう一例。比ゆ的にも使われる。これもE-DIC2の用例にあった。

Extra Example

 For a long time I couldn't decide what to do with my life. I had been out of school for several years before I finally found [got] my bearings.

「長い間、私は人生をどう生きるべきか決めかねていた。やっと自分の進むべき方向を見定めたのは、学校を卒業してから数年のちのことであった」

  find one’s bearingとしても使われる。

 

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