get[be] hip to...で、「~に精通する(している)、通じる(ている)、熟知する(している)」。
今日のGetUpEnglishはこの表現を学習する。
○I gradually got hip to the latest trends in modern pop music because of Ryo.
「亮のおかげで、現代のポップ・ミュージックの最新の傾向にだんだんとくわしくなっていったよ」
●Extra Point
この本に以下の表現がある。
Prince: The Last Interview: and Other Conversations
◎Extra Example
I think they’re getting hip to the fact that musicians are becoming too business-oriented, too much into the money aspect of it.
「みんなもうわかっていると思うのですが、実際大概のミュージシャンはあまりにビジネスライクになっているというか、お金のことばかり考えています」
プリンスの若かりし頃のコメントは今読むととても新鮮だし、そしてこの時代から彼は何より音楽をいちばんに考えていたことがわかる。
osmosisは生物学の用語で、「浸透(性)、じわじわ浸透[影響]すること」。
by osmosisの形でよく使われる。
今日のGetUpEnglishはこの語の使い方を学習しよう。
○Practical Example
Water passes into the roots of a plant by osmosis.
「水は植物の根に徐々に浸透する」
●Extra Point
日常的には次のように使われる。この本に以下の表現がある。
Prince: The Last Interview: and Other Conversations
◎Extra Example
Although his father was a jazz musician, Prince insists that he didn't actually teach him anything, nor did they play together very often. He seems to have gotten the ability by osmosis.
「父親はジャズ・プレイヤーだが、プリンスはこの父から何も教わることはなかったし、一緒にプレイすることもほとんどなかったと言う。音楽の才能は徐々に身に着けたのだ」
『世界が見たニッポンの政治』(藤平育子,上岡伸雄,長谷川宏、文芸社)の音声がこちらからダウンロードできます。
ぜひお試しください。
著者藤平育子,上岡伸雄,長谷川宏
ナレーターTrish Takeda
再生時間 01:04:36
出版社 文芸社
出版日 2018/1/1
配信日 2019/3/31
図表 なし
チャプター数 7
倍速版 なし
作品紹介
本書はここ数年の日本の政治に関する英文記事をいくつか取り上げ、語注と訳文をつけたものです。オーディオブックは英語部分をネイティブスピーカーの朗読でお届けします。
安保法制、森友問題、マスコミ報道への政府の介入、共謀罪などについて、海外の記者たちが鋭く切り込んでおり、その鋭さは日本のマスコミ以上と思われるものもあります。
日本の政治のどのような問題に海外の記者たちは関心を抱き、どのように取り上げるのか。時事英語の学習には最適のテキストです。
who-knows-what, who knows what (all)で、「その他何やらいろいろな[たくさんの]もの、~など種々様々なもの、その他もろもろ、~などなど」。字義どおりには「(すべて)何があるかだれが知るものか」。
今日のGetUpEnglishはこの語を学習する。
○Practical Example
There were old pens, pencils, paper clips, and who knows what all in his drawer.
「古いペンや鉛筆、クリップ、そのほか何やらいろんなものが引き出しの中に入っていた」
allは強調。
●Extra Point
名詞の前につける形容詞who-knows-whaも、「得体の知れない」の意味で使われる。
訳了し、ゲラ校正待ちのSpider-Man Into the Spider-Verseのthe official novelizationに、次の表現があった。
◎Extra Example
“Hey! Kid!”
Miles quickly pulled the mask over his head and whirled around. He saw someone standing in the dark, moving his way. Not knowing what to do, Miles threw his arms up. There was a flash of electricity or who-knows-what from Miles’s hands, and it struck the figure in front of him.
What the—?!?
「よお、坊主!」
マイルスはばっとマスクを取って振り返った。誰かが暗闇にいて、こっちに向かってくる。どうしていいかわからず、マイルスは両手を挙げた。するとその手から得体のしれないフラッシュがばっと飛び出して、目の前のその影の人物を打ちのめした。
これ、何……?
このノベライズ、映画を忠実に再現しているものの、映画ではわからないこともたくさん書かれているので、楽しんでいただけると思う。
このあとも翻訳は控えていますが、こんな私を使っていただいているすばらしい編集者のみなさんのおかげで、いつも楽しくお仕事をさせていただいております。そして読者のみなさまもいつも温かいコメント、誠にありがとうございます。
おかげで、GetUpEnglishも13周年を迎えることができました。みなさま、どうか今後ともよろしくお願いします。
2019/04/01 上杉隼人
Today, 1 April 2019, marks the THIRTEENTH anniversary of GetUpEnglish!
I want to thank all of the people who have come to this site to learn English.
Please keep clicking on GetUpEnglish in the coming year!
May the Force be with you.
April 1, 2019
GetUpEnglishは2006年4月1日に開始し、本日で13周年を迎えることができました。2014年10月17日にはGooのブログに移行し、検索機能も充実しました。上杉隼人が日常の英語学習、翻訳でわからなかったことも結構掲載しているので、ぜひ翻訳などの参考にしていただけますと、うれしいです。
どうか今後ともGetUpEnglishをよろしくお願いいたします。
2019/04/01 上杉隼人