大阪に野宿生活者を支援しているNPO団体「おおぞら」がある。いまどきの言葉で言えば、ホームレスの人々に手を差し伸べている人達である。以前からこの人達の活動には頭が下がる思いでいる。少しばかり石けんを送った。石けんは必需品なのである。
みなさんも不必要な石けん、タオル、防寒具などがあったらぜひ下記に送ってあげてください。
おおぞらのパンフを紹介」すると:
<日本の野宿生活者について>
ここ10年ほどの間に、野宿生活者を余儀なくされる人達が急増しました。日本の野宿生活者は」、「失業」と強く関連しています。どんな理由で失業したかを簡単に申し上げます。
① 社会保障のない肉体労働をする働き口で長年仕事してきて、仕事の需要が減ったために失業して、再就職ができずに野宿生活者に至った人たちが一番多い。平均年齢56歳。
② 職人さんとして(例えば大工、旋盤工、塗装工など)腕一本でやってきた人たちは、規格品時代、IT時代になって、職場を失いました。
③ 中国へ企業を移して人員整理になった人達。90年代待つの大規模リストラにあった人達。
④町工場や下請けなど、小零細企業に勤めていて競争に勝てず父さんで解雇された人達。
⑤コストダウンのために若い人達を安く雇う企業の体制はますます強まっています。住み込み、派遣社員、パート、アルバイトなど、非常に不安定な就労をしている人達は、人員整理や転職が上手くいかなかった等、ちょっとしたきっかけで失業しやすいので、今後の塾生活者の仲間入りをしてしまう危険性が高い。
<野宿生活者について>
①健康状態が悪い人達が多いのに、医者にかかることができません。夏の暑さ、冬の寒さで命を落とす人があります。
②住所がないために、 就職が出来ません。
③生活費はアルミ回収している人で1日1000円前後です。ほとんどの人が深刻な栄養失調に陥っています。
<野宿生活者のまとめ>
①日本国憲法25条「健康で文化的な最低限度の生活を保障する」から、漏れている国民です。
②社会的に徹底的に排除された人々で、のぞまずに日本の最極貧階層に陥った人々です。
<野宿生活者支援について>
野宿生活者支援は、昔から心ある民間の人々によって支えられてきました。
3年前に「ホームレスの自立支援等に関する特別措置法」という法律ができ、政府はようやく野宿生活者に目を向け始めました。しかし、その支援はまだまだ出口の見つからない状態が続いてたままです。
<NPO「おおぞら」の活動について>
2年前にNPOの認証を受けました。野宿生活者をいろんな方法で支援しようとするグループです。野宿生活巡回相談、就労支援、生活リハビリ、物資提供、グループホーム活動(予定)、などの支援を行っていますが、これから本格的にやっていこうとしている段階です。
あなたが何らかの方法で理解や協力をしたいと考えてくださるなら、お名前の登録をお願いします。
協力内容:巡回訪問活動、イベントボランティア、債務相談など法律面での助言活動、職業開拓、指導、ホームページづくり、会員加入、物資提供、古自転車の提供など。
連絡先、物資の送り先:NPOおおぞら
〒大阪市淀川区東三国3-10-3-509
代表理事 大川記代子
℡ 06-6395-0100
fax 06-6392-4629