馬毛島って知っている?
鹿児島県・種子島の横にある小さな島
と言っても、地図で見てもそんなに小さくはない、
それはそうだ、馬毛島は日本で二番目に大きな無人島。マゲジカが生息し、自然も豊かな島、だから開発に狙われた。
私のところに馬毛島SOSのお知らせが届いたのはかなり前だ。
はじめは採掘権を持った業者が岩石を採掘するために、島を破壊し始めたときだ。
「馬毛島の自然を守る会」が結成され、そのアッピールが届いたのだった。馬毛島の自然を守る会は工事差し止めの裁判を起こした。その費用の一部としてささやかなカンパを送った。以来「風の島だより」が送られてきている。
工事差し止めの裁判は地裁では認められた。しかし、高等裁判所の二審ではこれが覆され、工事差し止めの主張は退けられてしまった。工事差し止めを求める住民達に直接に被害が及ばないという理由で。司法には将来を予測する能力はないみたいだ。守る会の人々は種子島の住民が多い。ということは、貴重な生態系が壊されても、無人島であるということがあるいは禍しているのかも。
以前、ノグチゲラやイリオモテヤマネコ、ジュゴンやヤンバルクイナたちが原告となって、資源破壊を提訴した。しかしそれは退けられた。前近代的な発想だよ。動物だって生存権はあるのに。
岩石採掘だけではない。この島にやって来たのは。核廃棄物の中間貯蔵施設、これは住民の反対により撤退。ほっとして間もなく、飛行場建設計画と、要するに何とか金儲けに島を利用したいという目的が見え見え。
現在の状況は、島の樹木が伐採され、海が汚れているようだ。
「馬毛島」で検索し、画像を見ると、馬毛島の様子が分かる。見てください。日本の端っこで何が起こっているか、私達が目を留めることで、変えることができることもある。
このHPでも。