こっちにごろん
ちぇんたくものにづつき!
数ある祭日の中で、
最も心から祝いたい祭日、春分の日。
ねぎと干ししいたけ入りの玉子焼き、
アスパラ炒め、
少し甘い油あげを混ぜて、
生まれ変わった菜の花の芥子和え、
さやいんげんと豆腐のみそ汁、
グリーンピースご飯、たくあんで、
緑と黄色がいっぱいの春らしい朝ご飯。
王ジャパンを見つつ。
ママが「私が見てると負けることが多いの」
というので、野球の途中で外へ。
緋寒桜の大きな木が見ごろになって、
それはそれは見事。
華やかな紅色で遠くから見てもすごいし、
近くで見ても大きめの八重の花がきれい。
川沿いを歩いて、梅やこぶしを眺めつつ歩く。
お彼岸でもある今日は、家の初代猫、
キンタの命日でもある。
散歩の途中、ママが
「お彼岸のお祈りしなきゃ」といって、
太陽の方を向いて祈り出したので、
私もキンタのためにお祈りをする。
ママが一度みたいという美術館に行くと、
企画展が人気で「1時間半待ち」というので、
通りすぎる。
大きいお屋敷を見ながら、
「でかい家~」「すごいね~」と歩く。
途中、来たことのない道に迷いこみながらも、
アカシアやアセビ、ハナカイドウの花を眺めながら、
「こっちかな」といってるうちに街に出て、無印へ。
洗濯ばさみ、ストッキング、紅茶、お菓子など購入。
ママはもち菓子を買ってさっそく食べていた。
スーパーで買出ししてから、
河原を通って帰る。
途中で座って一服。マック食べつつ。
大きいカモが、長い潜水の後でにゅっと顔を出した。
ハマダイコン、菜の花がいっぱい咲いていた。
川から帰る途中で、ママは野蒜を見つけて、
いっぱい摘んでいた。
私は猫が好きそうな雑草をお土産に持って帰った。
殿ビーは大喜びでがつがつ雑草を食べて、
その後で吐いた。
ママは野蒜の根を1本1本きれいにとり、
私はお茶を淹れたりして、
王ジャパンのビールかけを見る。
夜は、ダーのリクエストのなめろう、
チンジャオロースがご飯によくあって、
美味しかった。
社交ダンス部見つつ。
ダーが帰ってきて、
「今日のおかずはご飯に合うの!」
と私とママで何度もいってるのに、
ビールを飲みながら全部食べてしまった。
ママ「お酒飲みの人って、
お酒飲みながらおかず全部食べちゃって、
いざご飯のときにおかずがなくなるのよ~」
ダー「俺はたくあんだけでご飯はいくらでも」
N「好きにすればいいよ(苦笑)」
さらにリンカーン。
春が来て、冬のあったことすら忘れてしまうぜ
あはー
にゃはー
3月になって、
取材の移動も気持ちよく楽しくなった。
月曜は、うざい部長とはぐれて、
営業甘木さんとぶらぶら帰りながら、
異動したい話をきく。
周りの社員100パーが今の仕事を辞めたがっている。
辞めればいいじゃん!
急いで仕事を終えて帰る。
ママが来ていて、ご飯を作っていてくれた。
エビの頭がたんと入ったブイヤベース、
そのエビの身とスナックえんどうを使ったサラダ、
ちょっと辛すぎた菜の花芥子あえ、
豚の薄切り、しらたき、三つ葉の炒めもの。
「時効警察」最終回を見て、
私はあいのり見たりしてる間、
ママは伊藤理沙「女いっぴき猫ふたり」を一気読み。
ネット漫画で気の抜けた感じだけど、
読み出すと止まらない。
ダーも帰り、2時くらいまでおしゃべり。
猫たちはすっかりママに慣れ、
皆いっしょに和室にいた。
男女の話かと思ったら全然違った。
平安時代、人が知性を持つ前の、
痛~い話。
美しい自然の中で、
人間だけが恐ろしく醜い。
ただ、子を思う母、母を思う子供たち、
兄妹の愛だけがきらきら。
その後で、成瀬「驟雨」。
知性を持つ前にくらべて、
人間はずっと軽く生きられるようになった?
この映画の原さん、ほんとすごい。
何もいわなくても表情だけで、
気持ちがたっぷりと伝わってくる。
それでいて、すごく綺麗。
夫婦のやりとりがリアルすぎて笑っちゃうほど。
最後のシーンは、何度見てもいい。好き。
誰もいない日曜の午後、
美味しいお茶を淹れて、
日本映画の名作を見るのって、
すごく幸せな感じ。
居眠りからさめた猫が来るたびに、
HDDを一時停止して猫に構いながら、
日が暮れてきたことに気づいて、
窓の外、夕焼け空を見上げる。
「3月中旬~お届け予定」のタキイ苗をじりじりして待ってるのに、
まだ届かず。
今年の冬は寒かったから、生育が遅れてるのかな?
おぎはら農園に追加注文した7苗が届いたので、
どんどん植え付け。
フウロ草はまだ芽も出てないし、
バーバースカムは雑草と間違えそうなチビさだけど、
根っこの調子が良さそうないい苗ばかり。
土日で15苗くらい植え付け。
休眠から冷めた途端、
めまぐるしいくらいに成長しはじめた植物たち。
ウツギ、コデマリの蕾はどんどん大きくなる。
タニウツギの薄緑の葉色がきれい。
ついに虫も出始めた。
羽のついた小さい虫が何種類か一斉に。
まったくチャペックのいうとおり、
園芸家は取り付かれたように、
植え替え植え替え土いじり土いじり。
すべて終わってようやく顔を上げ、
ユキヤナギが満開に咲いているのを、
コデマリの葉が大きくなったのを眺める。
長いこと壊れっぱなしだった玄関のドアを治す。
カギ屋さんに、このカギは危ないよ!狙われるよ!
とさんざん脅かされる。
写真はフレンチレース。
鎌倉は、第三京浜乗って、大きな空を見るところから始まっている。
脇には、梅か桃か桜か、ピンクの花が満開の木がいくつか見えた。
高速は日当たりがいいので、コブシもずいぶん開いていた。
鎌倉に着く頃には日暮れが始まっていて、けしきが桃色がかって見えた。
冬の間はきれいなオレンジの夕焼けだったのが、
温かくなるにつれてピンクっぽい夕焼けになってきたのか、
もしくは段葛やそこら中の桜の蕾がふくらんで、
ピンクのオーラを撒き散らしてるのかもしれなかった。
海はくっきり、明るい色。
白波が立って、風も強く、
車の中まで磯の匂いがした。
稲村のカフェ。
眺めと雰囲気がいいのでつい来ちゃうけど、
料理がいつも残念で、
この日の生ハムは大やけど。
Cはビビリ1.5日め。
ビビリまくるのは端で見てる分には面白い。
「空気の甘い匂いがビビリごころにしみるわぁ~」
上海はどうなのか?
風情を解さない男はどうなのか?
レゲエに興味ない男はどうなのか?
「今そんなこと考えてもしょーがないじゃんって思うけどさ、
あえていわせてもらうよ。
ビビっとけ!」
「鬼!」
「♪heavy as lead!」
「尿~~~!」
3月は早い。もう後半。
マーガレットとうまくやれない、なんてぼやいていたら、
風の強い日に、庭の隅に置いたマーガレットの鉢がたおれて、
植えたばかりのコルクウィッツィアの木をへし折りよった(涙)
コルクウィッツィアはへし折れた枝をバーミキュライトに挿してみたけど、
切らずに接木する要領で絆創膏でも張ればよかったのかも。
マーガレットは、黄色くなった葉を丁寧に取って、
庭植えにしたら急に蕾が大きくなり出した。
やっぱりみんな地植えが好きなのかぁ~、
と思って白クレマもエリナもレンゲローズも、
ゲウムもハナカンザシも地に下ろした。