金魚のフン!
朝取材で、勢い余って6時半頃目が覚める。
枕元にはビーが。
ビーの胸倉に顔をうずめて、
しばしの幸せ。
U町で発表会、
終わって甘木さんとパスタ、帰社。
初代、「チューリップ咲いちゃったよ!」
夕方はA町へ、取材はつつがなく。
早めに終わって、デパ地下で餃子買って、
6時半には家にいた。
先週はあんなに嫌だった仕事が、
また普通にラクラク。
早起きしたので、夜11時前に就寝。
翌朝9時まで10時間寝る。
うとうと
3月8日、水曜、晴れ、最高気温は20℃いったとかいいかないとか。
仕事の後、一杯飲んでぶらぶらしていて、やっと。
ふわっと匂いが来て、見ると満開の沈丁花の木。
神楽坂から水道橋のあたりを歩いて、
何度か匂いがきた。
O町で地下鉄に乗ろうとすると、
そこでも匂いがして、見ると満開の木。
地元駅からチャリで家に帰るときも、
空気の匂いが甘い。
今年は随分待たされた。
sweetyに「沈丁花速報」メール。
すぐレスで、「今週末は思う様かぎましょう」
年に一度だけの、沈丁花の匂い。
脳にも心にもしみわたる、爽やかな匂い。
今年も春が来た。
次の朝、庭のチビ沈丁花を見ると、
4分くらい花が開いていた。
かがみこんでくんくん嗅ぎまくる。
夜、ご飯の足りないビーがベッドまで呼びにきて、
「ニャ…ア…ア」
と切ない、かすれた声で鳴く。
少しカリカリをあげよう、と起きて歩きだすと、
私を先導するビーは、
2、3歩歩いては私の方をふりかえる。
その、くるっとふり返って見上げる様の、
可愛さったら。
たまにはおぎょうぎよく
ちてたら
ねむくにゃゆにょ
ぼろぼろになったキャットタワーで、
毎日飽きずに遊ぶモンチ。
ねじがとれたり緩んだりしてるので、
モンチが動くとキャットタワーも一緒に動く。
木の枝にいるみたい。
モンチが巣にしていた筒も、
ねじが1本とれて、
ぐるぐる回るようになってしまった。
そこに平気で入り、筒ごとぐるぐる回るモンチ。
愉快そうに。
筒の下に他の猫が通りかかると、
筒から半身を出して猫パンチを繰り出す。
激しく動くので、タワーは倒れるんじゃないか?
と思うほどにぐらぐらしてるけど、
モンチは筒から半身出してゆれながら、
のんきに前足の毛づくろい。
朝、カリカリを食べて満腹になって、
私には用のないはずのビーが、
倉庫部屋で鳴いている。
「なうー! なうー!」
駆けつけて、しゃがんで目線を合わせると、
ぶるるるるといい音が鳴り出した。
エリザベス女王は新芽がぎゅんぎゅん伸びている
3月7日、晴れ、花の日。
【庭の様子】
・ユキヤナギの蕾が膨らみ始めた。濃いピンク色でカワイイ。
・沈丁花がやっと一輪、二輪と開きはじめた。
小さい木なので、しゃがみこんで匂いをかぐ。
猫と遊んでいても、庭仕事をしていても、自分の足が邪魔。
・ミソハギに新芽発見。
・ピンクフロックスの新芽も大きくなる。紫色。
・ゼラ子に久しぶりに蕾ができた。
3ヶ月ぶりの植木市。
初代が「花代やる」と千円くれたので、
忘れな草、むらさきこんぺいとう草、
ハナカンザシを購入。
甘木さんに偶然会ってお花を眺めていたら、
後から初代も来てチューリップを買っていた。
仕事の後、Mスタで待ち合わせて、
植木市で買った花をテラスのテーブルに飾ってコーヒー&シガレッツ。
ジムに行く前に、前に住んでいた下馬の家の近くに行き、
桜の遊歩道に車を止める。
いつも自然に漂ってくる沈丁花が、
今年は待てど暮らせど漂ってこないので、
こらえきれずにチェックしにいくことに。
そこに住んでいた頃、
毎年一番に咲き出して、
春の到来を教えてくれた沈丁花の木を見に行くと、
3、4つ花の開いた花房があった。
ふたりで交互に3回ずつくんくん。
咲いたばかりの瑞々しい香りが脳天直撃。
コブシはまだ。八重梅もまだ。
ボエムもテラスでOK。
Cは彼と母親に「冷たい」といわれ、
軽くショックを受けていた。
「猫とNちゃんだけで手一杯だもん」
日曜日はタマタカまでぶらぶら。
いつもと違う道を通ると、
廃墟のような古い家に、
白梅の大きな木が2本、満開に咲くのを見つけた。
かすかに甘く香る空気を吸い込みながら、
木を眺めていると、
「ニャア」と声をかけられ、足元を見ると、
ビーによく似た猫がいた。
ビーより一回り小さくて、毛の色も薄いけど、
でっぷりした身体、
短い鍵しっぽと短い足がビーそっくり。
小川にかかる橋の上に行くと、
ごろんして「あたちの橋」といわんばかりに、
おくつろぎになった。
ポンポンもいけるクチ。
撫でると、早春の太陽に目を細めていた。
東京にも、こんなに美しいけしきが残ってるのね。
タマタカでは、春っぽいフレグランスを探して、
incanto charmsをゲット。
土壌改良はやってもやっても終わらないのだった。
そうこうするうちに、カタログで注文した花が、
ちらほら届き始めている。
12月に作った冬花壇は解体。
冬の間にぐっと大きく育ったノースポールは、
鉢に上げる。
ネメシアは少し花壇手前にずらして植え替え。
シクラメンは、木陰に移して植え替え。
クレマチスのベティ・コーニングを8号鉢に植える。
根っこが立派。
タキイから届いたばかりのパメラ・レクタも、
7号鉢に植える。
そして土壌改良。硬い土を砕いて、苦土石灰、堆肥を混ぜ混ぜ。
この日は庭仕事の後で、
金沢シーサイドのコストコを探しに行ったけど、
見つからなかった。
高速道路の脇には雑草が青々と茂っていた。
夜は玉川の早咲き桜を見に行く。
ピンクの蕾が大きくなっていた。
さらに国分寺稜線沿いにピンクの梅の木を見つけ、
車を降りると空気の匂いが甘い。
文庫になっていたので読んだ。
序文に、「自分がキレイであると認めることが、
キレイになるための一番の近道」とある。
Yeah man.Yeah man.
自分はキレイだと思ってるほうが、
メイクやお洒落のしがいがあって、
相乗効果でキレイになれる。
自分はキレイだと思うコツは、
ここだけは誰にも負けない、
ってところを一つ持てばいいと思う。
目なら目、唇なら唇、足なら足、
爪なら爪、とか何でもいい。
ママや親友と「今日もキレイね」と、
挨拶がわりにいいあうのもいいし、
男の人は妻や恋人に「キレイだね」、
ってどんどんいった方がいいと思う。
猫クラスにキレイだったら、
モデルになってパリコレデビューか、
女優になってハリウッドデビューしてるだろうから、
あくまで素人ですけどね、くらいの軽い気持ちで、
「私はキレイ」と思っていたい。
いくつになっても。
モンちん!
テレビの上で爆睡するモンチを残し、
ダーはお風呂に入り、
半分にたたんだお風呂の蓋の上には、
殿とビーが仲良く眠り、
私はベッドで本をぱらぱら。
目を覚ましたモンチは、周りに誰もいないと、
皆を探すように鳴く。
「ぷるっ、ひゃっ、ぷるる、あーん!」
鈴を鳴らすような、なんてありきたりな表現を、
軽く飛び越える美しすぎる音色。
鳥のような、高くて可愛らしい声。
「モンチ!」と呼ぶと、一瞬声が止む。
天は二ぶつを与えず、って諺があるけれど、
器量よし、声よし、天衣無縫の性格よし。
猫にかぎっては、天はすべてを与えられた、
としか思えない。