なぎのあとさき

日記です。

聖なる、清なる、精なる木

2014年04月16日 | お散歩

葉山に向かう山々は薄緑色。
海はもう、太陽ギラギラ、といっていいでしょう!
浜辺に寝ころび、水に入ってヨガ。
八幡様の白藤はひと房、いい香り。

お寺は、牡丹やシャクナゲ開花、
シャガ、今咲くスイセン、淡い紫の芝桜。
山に入ると、「いやな音がする」
またチェーンソーだ。
その山は去年からずいぶん木が切られている。
間引くのではなく、小道を作るため。
「また切んのかよ」
「バカだよな!」
「うっせーんだよ」と、
くさくさしながら通り過ぎ、
横目で見たら直径1メートル以上のスギが
横たわっていた。
鶯の声も、リスの走る音も聞こえない。
チェーンソーの音を聞いてると
気持ちが悪くなるので、
耳をふさいで通り過ぎ、山の上へ。
山の上の方では去年斬られた
木のかわりに植えられた、
ヤナギほかの新緑がキラキラ。
海は青い。日が沈むと寒い。

帰り道、まだ伐採作業をしている横を通るとき、
ものすごい香りがした。
Cとふたりで黙って通り過ぎて
しばらく歩いてから、
「すごいにおいしたね」
「すごいにおいした」
清冽な、に近いけど言葉じゃいえない、
漢字でいうと、清で、精。
ヒノキの匂いに少し似てるけど、
切ったばかりの幹の香りはもっと強くて
生々しく、清々しく、甘く、
かぐと身も心も軽くなる。
そのあと、伐採した木を乗せたトラックが
私たちを追い越していくとき、また香った。
チェーンソーの音で苦しくなってた私たちの心を、
一気に軽くして、空へ空へと飛ばしてくれる香り、
山からの贈り物。
Give Thanks!

高速で、まさかのガス欠。
追突が危ないので車から降りて歩いていて
マレーシアの国境越えを思い出したけど、
あのときは暑かった。
きのうは多摩川にかかる橋の上、
ふきっさらしで寒いのなんの。
おまけにまたしても3日早まった鐘、
何かの花粉で鼻水たれ放題。
ガードレールのある狭い隙間に
しゃがんでジャフを待つこと1時間、
満月と、最接近中の火星だけがよりどころ。

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さくら後半

2014年04月16日 | お散歩



桜の前半はライブにわくわくしてぽーっとし、

桜の後半は余韻でぽーっとしながら花を見る
今年の春。

ぽかぽかの春の日、
Kちゃんと、多摩川の河原で、
枝がのびのび伸びた大きな桜の木の下で、
去年がんばったKちゃんのお祝い。
ビールとシュウマイ弁当で。
花はほんの少ししか残ってなかったけど、
土手のいろんな木々の新緑がきらきら。

何度も何度も視界いっぱいの桜吹雪が舞って、
おしゃべりを中断してみとれる。
下草のハマダイコンもキラキラ。
「Nちゃんとくるといつも木が喜んでるみたい」
去年もKちゃんと上野に行った日に
急に満開になったのを思い出した。
女二人でいるといろんなとこで優遇されるけど、
自然もサービスしてくれる。





セタカンはウコンが満開。

琥珀色になった花に、ほんの少し紅もさす。
枝垂れ桜もちょうど満開。
日大?の桜並木やド派手な源平梅や
大きな白木蓮の木が消えていた。
私たち、いい時に住んでたね。



緑道の八重桜を見ながら
世田谷公園に出て一休み。
さらに三宿から、太子堂商店街を歩いて駅方面。
見覚えのある店、ない店。
釣り堀がない!
餃子楼でビール。



エリカかな。すごい大株

Eちゃんとは、春物ぶらぶら見た後で
近所の河原でお茶。
菜の花も満開で、
風が吹くとハチミツみたいな匂い。

Eちゃんは木綿の白いスカートを
買ったばかりなのに、
ほとんど同じデザインの
白い麻のスカートを買うか迷っている。
私はノースリーブ白ワンピを
買ったばかりなのに、
さらにノースリーブ柄ワンピも購入。
夏まで着れないってのに。

黒いウがいて、長い潜水を
何度かきめた後で羽を乾かしていた。
セキレイが珍しく、
アグレッシブに水面すれすれを飛びかい、
上空にはツバメたちもびゅんびゅん。
カモメも来ていた。

絶妙なタイミングでCくんも連絡くれて
渋谷でケニアの珈琲。
「ダッセエ!」と大笑い。
Cがときどき変なんだ、と話すと、
「鏡になるものを持つといいんだよね」
小説とか、芸術とか。

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