葉山に向かう山々は薄緑色。
海はもう、太陽ギラギラ、といっていいでしょう!
浜辺に寝ころび、水に入ってヨガ。
八幡様の白藤はひと房、いい香り。
お寺は、牡丹やシャクナゲ開花、
シャガ、今咲くスイセン、淡い紫の芝桜。
山に入ると、「いやな音がする」
またチェーンソーだ。
その山は去年からずいぶん木が切られている。
間引くのではなく、小道を作るため。
「また切んのかよ」
「バカだよな!」
「うっせーんだよ」と、
くさくさしながら通り過ぎ、
横目で見たら直径1メートル以上のスギが
横たわっていた。
鶯の声も、リスの走る音も聞こえない。
チェーンソーの音を聞いてると
気持ちが悪くなるので、
耳をふさいで通り過ぎ、山の上へ。
山の上の方では去年斬られた
木のかわりに植えられた、
ヤナギほかの新緑がキラキラ。
海は青い。日が沈むと寒い。
帰り道、まだ伐採作業をしている横を通るとき、
ものすごい香りがした。
Cとふたりで黙って通り過ぎて
しばらく歩いてから、
「すごいにおいしたね」
「すごいにおいした」
清冽な、に近いけど言葉じゃいえない、
漢字でいうと、清で、精。
ヒノキの匂いに少し似てるけど、
切ったばかりの幹の香りはもっと強くて
生々しく、清々しく、甘く、
かぐと身も心も軽くなる。
そのあと、伐採した木を乗せたトラックが
私たちを追い越していくとき、また香った。
チェーンソーの音で苦しくなってた私たちの心を、
一気に軽くして、空へ空へと飛ばしてくれる香り、
山からの贈り物。
Give Thanks!
高速で、まさかのガス欠。
追突が危ないので車から降りて歩いていて
マレーシアの国境越えを思い出したけど、
あのときは暑かった。
きのうは多摩川にかかる橋の上、
ふきっさらしで寒いのなんの。
おまけにまたしても3日早まった鐘、
何かの花粉で鼻水たれ放題。
ガードレールのある狭い隙間に
しゃがんでジャフを待つこと1時間、
満月と、最接近中の火星だけがよりどころ。