花粉が飛び出すあたりでモンチはゲリったけど、
体重そのままで治った。
カボチャの鍋を落っことしてた。
流しをなめまわすモンチを見つけてダーが
「こらっ!何してるの!」というと
モンチは逃げてイスにぴょんして
降参ポーズでダーに「ごめんなちゃい」の顔。
そこに私が行くと、私の顔に目をうつし、
急に強そうな顔をして、
「お前にあやまってんじゃにゃいから!」
あたち専用機、発進!
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週末の海、低い雲に太陽がかくれて
風が強くて潮は冷たい。澄み。
砂が顔に当たって痛くて早めに引き上げて山へ。
お寺はイベントの後で人が多かった。
梅満開、沈丁花は5、6分。
ネコヤナギは、やさしく撫でると皮がむける。
「むくよね~」といいながら皮をむいてるところに、
小さな鳥が3羽。模様までは見えなかった。
上まで行くと、風がなくて寒くもない。
上着脱いでベンチでストレッチしてたら
変なカップル(写真とってるだけの)が来て、
そのカップルがいる間だけ冷たい風が吹いて、
いなくなるとまた暖かくなった。
C「浄化してやったんじゃね?」
海あがりの我々には浄化の必要がない。
お寺の鐘が鳴り出してすぐ、
C「今の、そうじゃない?」
耳を澄ましたら、きこえた。
「ケキョ!」今年初。
来週、桜が咲くかもしれない。
鐘の音につられただけかもしれないけど。
「犬じゃないんだから!」
アジサイの新緑もどんどん出てきた。
路地ぬけたところで何かの花を見つけて、
何だろうといってたら、
背後から急に現われた女性が、
「スゲね、スゲの花よ」と教えてくれた。
その人の気配のなさ。土地の人。
江の島へ。
ところどころで沈丁花が匂った。
暗くてどこにあるのかわからないけど匂いだけする。
去年は寒くて匂いが空気に乗らなかったもんね。
今年はよくのってる。
江の島もふしぎなくらい暖かくて、
うるさいオバちゃんとすれ違う時だけ
冷たい風が吹いた。
岩屋まで行って戻る途中で空が晴れて
オリオン中心に星がよく見えた。
金星、木星が大きい。
お腹が減って、浅草まで滑空。
その帰り、どうみても中学生みたいな子どもたちが
原チャリをブンブンいわせて目黒通りを走っていた、
信号ではちゃんと止まって、
私たちの方を見て、礼儀正しく会釈し、
我々が二人ともタバコ吸ってるのを見て
自分たちも吸いだした、(おれだって吸えるぜ!)
「ちょうかぁ、えらいねえ」
「かわいいねえ」
ブンブン!
「啓蟄だねえ」
「春だねえ」