あなをあけるのは、おれにまかせとけ!
月曜は、殿は午前中に1回
軟便したけど、その後は大丈夫だった!
私は鐘2日目でなかなか体が動かず、
家事の途中で何度も倒れた。
Cが仕事休みで、午後は海へ。
「海に行きたくて行きたくて」というCは
妹が来ていて、甥姪の相手で疲れていた。
妹がスピリチュアルになってきて、
オカシイ、という話。
私はスピリチュアルって興味ないし
よく分からない。
何をもってスピリチュアルなのかも分からない。
鐘2日目で、
行きの車は少し憂鬱な感じ。
ここ数週間、赤の夾竹桃の
花つきがすごい。見事。
海は静かだけど、
厚ーい、低ーい、ゆーっくりな
セットがもう入っていて、
浮かんでると、体ごとうねる。
潮は濁り気味。
手前の岩のくぼみに、今年初、
ソラが2人でいた。
あの子たちも全然こちらを気にしない。
コバルトブルーに光って、
濁っていても色が浮き立つ。
ソラごしに兄さんあらわる!
息子も一緒にいたり、
Cは大兄さんも見た。
カゴカキは大物を見失ってうろうろ、
私と目が合ったら、
みーつけた!という感じで寄ってきたが、
つつかれるとくすぐったいので逃げた。
岩は熱くて風もそんなになくて極楽、
が、途中で太陽が雲に入ってしまった。
潮は冷たくない、
ところどころあたたかい、
クラゲもいない、
いつまででも泳いでいたい。
少し泳いだら仰向けで浮かび、
うねりに身を任せてると、
海になれる。
足の全然つかない深いところでも、
土の上にいるのと同じように不安もなく、
海水の中にいられるようになりたい。
海水を地面くらい当たり前なものとして捉えたい。
浜に戻ったら、
空高いところにツバメの群が飛び交っていた。
どこかへ渡るところかな。
空は雲の隙間が淡いオレンジ色に光っていた。
遠くで雷が鳴ってるようだったけど、
まだサップの人とか海に出ていた。
鐘による憂鬱は消えた。
ミニスでハロハロイチゴ、
ササミ梅シソ。
由比ヶ浜は膝腰くらいのきれいな波。
だんだん強くなってく風と
サイズアップしていく波と
ワクワクしてるサーファーたちのバイブスで、
台風前は私もワクワクする。
お寺は、白い鉄砲ユリが咲いた。
いつも遅咲きのサルスベリも咲いた。
萩は、いつの間にか満開をすぎたか、
花は少しだけ。
お堂の中から歌が聞こえてきた、
一青窈のなんとかって歌が、
伴奏のピアノと合唱の音が全く合ってないまま
最後まで歌いきるのを、
ベンチでストレッチしながら聞いた。
ヒグラシの声がしなかった。
火曜日は気温が25℃を切った。
去年は毎日そんなだったな、
8月にウエット着てたもんね。
-------------
爪を刺せるものなら何でも、
とりあえず爪を刺してみるのがモットーのモンちゃんが、
重曹の袋に穴をあけるのはかまわないけど、
レトルト猫ご飯にいつのまにかひと穴開けていて、
コバエがわいてマイッタ。
一緒にまとめてあったレトルト袋を
一つずつ洗って、乾かして、拭く、という、
想定外の家事を増やしてくれるモンちゃん。
洗っても、どことなく生ぐささがとれない。
これ、穴じゃないよな、ちょっと匂う気もするけど、
と思いつつ殿にあげた金缶レトルトを食べて、
すぐに殿はゲーーッと吐いた。
しかも、いつやったか全く分からないのだが、
殿の輸液用リンゲルにも穴が。
かんべんしちくりよ!!
とモンちゃんに言っても、
モンちゃんにはまったく響かない。
夜、Sちゃんの番組がついに放映。
外猫Sちゃんの佇まいや表情は、
人の言葉では表せない、
海の中で合う魚や鳥に近い自由さ美しさがあって、
そんなSちゃんの生き方を尊重して15年の間、
触ることもなく世話を続けてる
巨匠の姿を見て、やっぱり大好きだ。
巨匠のお世話ぶりは、
ごくごくほんの一部しか見れなかったけど、
Hちゃん主役の新刊が出てすぐに、
エピローグのようなこの番組が作られて、
Sちゃんの美しいショットとともに、
Hちゃんの旅立ちの後でも
巨匠が変わらず元気に猫と暮らしてる様子を
見ることができて、これも猫たちからのプレゼント、
ニャーガイドに違いない。