なぎのあとさき

日記です。

里の秋つづき

2019年11月20日 | 日々のこと

お掃除中に出てきたビーたまの子猫写真。

三茶で一番、いや地球で一番、いや宇宙で一番のかわいさだと常々思っていた。
このかわいさじゃあねえ、甘やかしてひれ伏してワガママ女王に育つのもしたかないよな。

浸水して写真のフチが焼けた。が、私のフォトショ技術があれば修正は簡単。アルバム捨ててる人けっこういたけど、浸水して一番困るのは紙焼き時代の大事な写真。川周りの方、高いところに置きましょう。


上の写真から少し後のビーたま。
性格は今と変わらず大いばりで賢い子猫だった。

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私が外から帰って来た時、和室で誰かがご飯食べてたのに慌てて奥へと移動するシルエットが見えた。暗かったからよく見えなかったけど、ビーにきまってる。

和室に見に行ったら、ビーがなに食わぬ顔でいつもの箱に入って澄ましていた。

ビーは私の前では食べないふりをすることがある。食べないでいると、いいものが出てくるのを知ってるのだ。

いいものが出た後で、既存のものをむしゃむしゃ。もー、かわいんだから、ビーはぁ。

懐石ゼッピンの人気がすごくて、1箱が4日でなくなる。他にも数種類出して、それらも食べてるし。

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土曜日のつづき。
週末は冷え込む予報だったけどそんなことなくて、いい天気で暖かい。
その辺にあったビーサンはいて、海についたらすぐ脱いだ。
鳴き砂はきめ細かくて、踏むと柔らかくてフワフワ。
海は低いうねりがあっても最高の透明度、波のフェイスはマリンブルー。
まだそんなに冷たくない。


1年ぶりのK浜、モンちゃんじゃないけどムッフー!と入って全身で海を感じてたら、Hめちゃんもすぐ靴を脱いで波打ち際できゃっきゃしてた。

太陽出てなくてこの色だもの

きょうだいたちが後ろにぞろぞろいたけど気にせず海を味わう。舐める。飲み干したい。「ほんとに海が好きなんだねー」とNくんは爆笑。ええ、細胞レベルで好きなんです。
Nくんはそういえば、まめに台所に来てはビールを運んでいた。みんなご機嫌。

Hくんも、泳ぐのー?!といってたけど、冷え込み予報だったので水着類もないし、着替えのボトムスもなかった。

それにもう日が暮れかけてたから泳がなかったけど、法事のご飯中、14時くらいまでに抜け出して来てたら入ってたな。用の済んだ喪服なら濡れてもいいし。その手があったと後で気づいた。あの海には、いわれなくても入りたかったさ。

日が落ちて寒くなって、みんな家に戻った。

Mわこちゃんたちが残飯とともに帰って、Mきこちゃんとスーパーへ。お土産と、鍋の材料を買って、夜は5人で鍋。お父さんはふだん1人だし、MきこちゃんとこはHくんが単身赴任中だし、うちもダーの仕事の日はご飯1人だから、鍋にして良かった。適当でも美味しかった。残りのお酒も飲んだ。

この夜も、月の出前は星がすごかった。

お父さんにお米をいただくためお米倉庫へ。30キロの米袋、私もM子ちゃんも動かそうとしたらびくともしなかったのを、お父さんは軽く持ち上げていた。来年米寿と思えない筋力。ほんとすごい。
大きい段ボールにお米や来場者のお土産のお菓子などつめた。

次の朝も7時には起きた。
お父さんは5時に起きて昔からの趣味のアマチュア無線をやっている。
お父さんにはいい習慣がたくさんあるから、1人でもやっていけてるんだと思った。

ゴミ処理も毎日の習慣で、生ゴミはコンポーザーへ、その他のゴミはすごい火力を操って何でも焼いてしまう。法事で出た大量のゴミも翌朝には消える。この、お父さんの何でも焼く火は見ごたえがあって、みんな滞在中に一度は見に行く。

朝ごはん用に、ザルを持って、畑のサニーレタスとレタスを摘みに行った。お父さんは仕事でやってる農業のほかにも、自分で食べる野菜は広い庭の畑でいろいろ育ててる。大根、小松菜、ほうれん草、ニンジン、と何でもある。大根も抜いてみた。

つみたてのレタスのパリパリなこと。なんて素敵な暮らしだろう。家もだけど庭もめっちゃ広くて眩しい日差しが降り注ぎ、ツルバラだって何だって植え放題。
しかも美しいビーチまで歩いて3分。ここに住んだら、なんだかすごく楽しそう!と、このところ行くたびに思う。猫たちだってきっと楽しい。
Gが跋扈してた頃は、私には無理だと思ってたけど。


玄関前はこの景色

買い物はネットで何でもできるし、今は美術展と巣鴨のイベントくらいしか東京に用はない。今の私にはド田舎暮らし(海の側限定)ができるんちゃう?むしろ向いてるんちゃう?といろいろ想像。農業覚えて、花育てて、毎日隙をみては海行って、冬は近くに温泉とプールもあるし、美術館もあるし、部屋は自分でリフォームして、広いからネコもう2、3匹いける?あとはご飯作って~、とか。
今の仕事もPCあれぱできるし。

ただね、ママを置いてはいけない。連れてけたらいいけど。

朝ごはんの後でまた海へ。前日より凪いで、ひいてた。曇ってるのに明るい水面 。頭から浴びたかった。



空港に早く着いたので、近くの湖と公園に連れて行ってもらった。少しだけ紅葉してた。

帰りは飛行機乗るなり寝て、目が覚めたら琵琶湖、また寝て、目が覚めたら富士山。三浦半島も通って、富士山はずっと見えていた。バスでも爆睡で、あっとゆーまに家。

パパママが待ってて、豚汁を作ってくれていた。ママに抱っこされてたビーは、「ほら、帰って来たよ」とテーブルに下ろされると、すかさず私に尻を向けて水を飲んでいた。

寝るときは、ビーはいつも私にやるように、パパの首に襟巻きのように乗ってたそうだし、部屋にいると「ニャーッ」と鳴いて抱っこしてもらったり、ママの顔に乗ったりしてたそう。
二人とも、いつもかわいがってくれて、ご飯くれるって分かってるビーは、別に私がいなくても、あたちヘーキにゃの!と落ちついたもん。もう、ビーったらぁ。モンちゃんは私のことを見上げて、ちょっと嬉しそうにクンクンしてくれた。
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