つづき。
2時頃Cが迎えに来て鎌倉へ。
街路樹の紅葉も、そろそろ終わりかけている。
25分で朝比奈につく。
車ではベートーヴェンの皇帝をかけて、
青空と紅葉の壮大な景色のもと、
私とCはアオカンについてずっと話していた。
「まだいけるかな」「今日明日までだね」
「夜は寒いでしょ」「昼の光はちょっとね」
市内に出るまでの道の紅葉も見事。
円覚寺へ。お寺の前に大きなモミジの木があって、それはそれは見事。
お寺の中にも大イチョウ、モミジがあってそれは見事。
奥のほうには、すっかり葉の落ちた梅の木があった。
お茶のコーナーがあったので一服、抹茶とらくがんが美味しかった。
側にいたおじさん5人組、絶好調でオヤジギャグ(ハウ抹茶?とか)をとばしていたけど、無視。
円覚寺のイチョウ
つづく
12月3日、土曜、晴れ。
ハシカンボクを室内に取り込む。
虫も全然見かけなくなり静かになった庭に出て、
鉢についた泥をタワシと水で落としていたら、手が冷たくなった。
花カイドウとエスカペイドのための穴を掘りはじめる。
掘りはじめると、時のたつのを忘れる。
ただ穴を掘るだけなのに、何でこんなに楽しいのか。
土を耕すこと、ヒトはそれだけやってればよかったんじゃないかしら。
ベッドで寝るダーを見に行くと目を開けているので
「もうおきるの?」「おきる。寝てても嫌な仕事の夢見るんだもん」
「かわいそうに~」
朝ご飯はコーンブレッド、トマトオムレツ、ウインナー、紅茶。
つづく。
12月2日、金曜、晴れのち曇り。
アメリカで行方不明になった猫のエミリーちゃん(だっけ?)が
フランスで見つかったというニュース。
どんな猫?とテレビを見ると、ビーと同じ柄。
「エミリーちゃんは痩せていましたが、元気です」と、
テレビに映る猫はそれほど痩せてるようには見えない。
「ビーみたい、ちゃんと帰ってくるなんて賢いねぇ」
ダ「ビーが家出してたときも、実は遠くまで旅してたのかもねぇ。北極とか」
「そうだねぇ」
いつもいろいろお菓子をくれる魔王に、
お礼のつもりでお気に入りマンゴーをあげると、
その後でまた山のようにチョコを買ってきてくれた。
夕方外に出ると、久しぶりの雨。
夜ご飯はラーメン。
デス妻。夫が近所の娼婦のもとに通ってるのを知ったブリーは怖かった。
娼婦に夫が好きなプレーを聞き出せばよかったのに。
ザックのオヤジは何考えてるのかわかんなくて怖い。
配管工とのラブラブ加減はいい。ガブかわいい。
オーラ。中井貴一がよく見るという夢、
佐田啓二と黙って座ってるだけ、っていうの素敵。
ボブ・ディランのスペシャルをちらちら。
じーさんになっても全然変わらなくてかっこいい。
初めてみるライブ映像も多かった。今度ゆっくり見直すつもり。
ダーが帰ってラーメン。年末進行が始まってやつれきっている。
エリザベス
マルゴちゃん
12月1日、木曜、晴れ。
朝、庭に出ると寒い!
洗濯ものを干した後、花や木を観察して、
乾いてるところには木酢液入りの水をまく。
花や木に見入っていたら寒いのを忘れていた。
サルビアにまた花が増えた。
ろうばい、エリナにはほとんど変化なし。
物干し竿の下の、掘り起こした土をばら撒いていたところに、
小さく雑草が生え始めた。
土曜日になくしたマフラーが上野駅に届いていた。
映画館にもラッシュにもなくて諦めてたのに、
見つかってよかった! 届けてくれた人に感謝。
歯医者へ。歯の掃除をしてすっきりする。
これからはきちんとフロスもしよう。
新宿でお酒。生牡蠣、味噌鍋。
「結婚なんかしたくなかったよ、ずっと独身でよかったのに」といいだすドンちゃん。
「じゃあ何でしたんですか?」
「流れですよ。どうせするならオレはNと結婚したかったよ」
私ですら落ち着いて白い気持ちになってるのに、
そんな気配を微塵も見せない。
「この前六本木でそのまま返しちゃって、すごい後悔した」
「新婚ホヤホヤなのに何いってんですか」「新婚ひえひえですよ」
会話がちょっとでもとぎれると、
「Nは美人だよねー」「可愛いひとだねー」
帰り、冗談ぽく「じゃ、ちょっと寄って行きますか」と腕をつかまれたのをかわし、
「また勝ったら、ご馳走してくださいね」
「今日もオレ、超いい人だよね」「いや、胡散臭いですよ…」
予期せずつかまれた腕に、ちょっとどきどき。
ダーも飲んでいて夜中に帰り、あまり美味い酒じゃなかったらしく、
めずらしく弱音を吐いていた。オレの会社、マジ大変なの、ぶつぶつ。
前足がクロス!
11月30日、木曜、晴れ。
今日から一段階寒くなったらし。
取材予定の女の子が泣いていた。
2ちゃんで自分の悪口を書かれてるのを見たとか。
顔が腫れてどうしようもないので取材は中止。
私が帰るときもまだ泣いていた。
ネットの言葉の暴力は怖い。
私は不特定多数の素人が集まる掲示板には近づかない。
気が弱いから。女の子の泣きたい気持ちもわかる。
歯医者へ。予約時間を忘れていて電話があり、急いで行く。
左下に銀。これで虫歯がなくなった。
エクセルの使い方を、ママに電話して聞く。
ママはまた弟の家に行こうといっている。
Mスタでショートブリュレラテ。テラスは寒くてさっさと車に乗り、三茶へ。
われ鐘前で気分がのらなかったのに、
Cと会ってしばらくすると、ウフフアハハが止まらなくなった。
駅前に新しくできたスポーツクラブを見学。
先行予約最終日で混みまくり、快適スペースな感じが全くない。
これでは決められないので、さっさと出る。
カルディで、コーヒー、オリーブオイル、ディチェコのパスタなどお買い物。
ジムへ。ストレッチ、マシン、久しぶりにプール。
50mくらい泳いだら泳ぎの呼吸を思い出し、
そのまま時間まで泳ぎ続ける。
水から出ると腿がぱんぱんに。
ゆっくりお風呂にもつかって、心地よい疲労感。
ボエムへ。ミネストローネ、蟹とアボガドのサラダ、カルボ。
ご主人様の御用を心待ちにして、
何かあったらすっとんでいく狩猟犬の話をしていて
C「犬の狩りはね、猫の狩りとは違うから。
人間の道具だから、っていっててお腹いっぱいになってきた。ああ苦しい」
さらに黒い旦那の話をしていて最後には何の話か全くわからなり、おかしくて超笑う。
C、「旦那みたいな顔の男いないかなぁ」
「もう腹黒い男はやだ、もっと神聖な人いないかなぁ」とかゆうたびに
、私「旦那でいいじゃん」。このセリフ今日4回いった。
12時頃家に帰り、ダーも帰ったので銭金、トリビア。
殿さま!
家に帰ると、殿が玄関で待ち構えている。
殿が外に出ないように、急いで玄関を閉める。
寝室からビーが出てきて、モンチはリビングから振り返って私を見る。
ダイアルで手を洗って、うがいもしてから猫たちをひとなで。
急いで猫のご飯。
缶を開けて、ひとかけらお皿にいれたとこでモンチが食べ始める。
もっと入れようとしても、頭をお皿につっこんで、がんとして動かない。
食べる勢いもすごい。カッカッと飲み込んでいく。
横で食べ始めた殿も、つられて急いで食べている。
どう見ても早食い。
ビーは、(あの子の側では落ち着いて食べられないわ)と、
かなり離れたところで行儀よく待ってるので、
お皿をそこまで持っていき、ご飯をいれる。
違いのわかる猫、ビーは、ご飯をわりとゆっくり味わって食べるので、
食べるのが遅い。
昔はビーがモンチと同じことをしてたけどね。(そんなの知らないわ)
速攻で食べ終わったモンチは、
お口のまわりをぺろんぺろんやりながら、
ビーが食べる最中のお皿に向かう。
私は手でモンチを制する。
モンチは立ち止まってぺろんぺろんすると、
再びビーのお皿に向かう。
私は手を出して止める。
モンチはペロッとお口をひとなめし、ビーが食べてるお皿へ。
「モンチ!」モンチはささっと逃げる。
ビーがゆっくり食べ終わるのを見守る。
ご飯の後は家中かけまわって遊ぶ。
私がネズミを投げると、ビーは走ってネズミをパンチして、
そのまま走りぬける。
ビーを追いかけて、またネズミを投げると、
ビーはジャンプしてネズミをパンチして、そのまま走り抜ける。
しばらくドタドタ駆け回ってると、
ついさっきまで私にビビリ気味だったモンチも出てきて、
黒目全開でネズミにとびつき、
ふところに入れて胴体をペタッと床につける。
ビーがリアルネズミでやってたしぐさ。
興ざめたビーはお皿に戻り、
食べかすを一皿づつチェック。
そこに殿がきて、ビーにタックル。
ビーはびっくりして私のところに走ってくる。
ついてきた殿の背中をポンポン。
殿は眉間にしわを寄せたまま、
腰を低く落としてポンポンポーズ。
一頻り食べて落ち着いたビーは、トイレへ。
誰かがトイレに入ると、他の二匹はテンションがあがって
トイレに向かって身構える。
ビーが出てくると、殿がビーに踊りかかり、
追いかけっこスタートぅ。
殿がビーを、ビーがモンチを、モンチが殿を、と様々に入れ替わりながら、
私のいる部屋を横切っていく。
この鬼ごっこには私は入れない。